2008年5月31日

イタリア文化セミナー「やっぱりローマ-3」

「やっぱりローマ」シリーズ第3回
「ヴィットリアーノから読み解くイタリアのナショナル・アイデンティティ」P5310073.JPG
秦泉寺友紀先生(和洋女子大学講師)


ヴィットリオ・エマヌエレ2世記念堂(通称ヴィットリアーノ)。
このモニュメントを観光でわざわざ訪れる人は少ない。観光スポットになり得なかった建物を知るには、まずその歴史をひも解く必要がある。

「ヴィットリアーノの意味づけの変遷」を3期に分けて、ご説明いただきました。

1860年にイタリア統一が果たされます。
「イタリアはできた、これからはイタリア人をつくらなければならない」

「無名戦士の墓と碑、…これらの記念碑は、故意に空っぽであるか、誰が眠っているのかを誰も知らない。それ故に、これらの碑には、公共的、儀礼的敬意が払われる」(B.アンダーソン)
無名戦士の墓とイタリア人のアイデンティティとの関わり ―― イタリア人であるからこそ、そこで泣くことができる ――
ヴィットリアーノの持つ役割のひとつが印象に残りました。

P5310072.JPG短い時間でしたが、興味深いお話をしていただきました。
ありがとうございます。
雨のなか、ご参いただいた受講生の皆さん、ありがとうございます。

 

 日伊協会I

 

 

 

 

第4回「本を片手にローマ散歩」京藤好男先生(6/6,19:00)
第5回「ローマの広場と建築」飛ヶ谷潤一郎先生(6/20,19:00)