プーリア便り7-2
もう1つの目的である「カンデラーラ(Candelara)のロウソク祭」-電気を消し、ロウソクの光で町を彩るマルケ州ペーザロ県カンデラーラで開かれる祭です。
カンデラーラという町名は伊語で「ロウソク」を意味する「カンデーラ(candela)」に由来し、それにはこんな言い伝えがあります。
~昔々、まだ電気が無く、夜間勉強するには炎の光に頼るしかなかった時代、ペーザロ領主が築城に適した地を探していました。
彼は領地内の3箇所にロウソクを置き、最も炎が消えにくい地を選び、そこがカンデラーラの町となりました~
祭は12月5~8日にかけて開催され、私達は最初6日夜に出かけたのですが、既に遅く…。
目的地に到着する大分手前から道の両脇がびっしり車で埋まっていて全く駐車スペースが無かったため、翌日再訪問して鑑賞してきました。
翌日は4時頃到着し、クリスマス市を回りながら買い物したり、氷の彫刻で造られたプレゼーピオ(presepio:キリスト降誕の場を表現したジオラマ様の展示)を見たりしているうちに、町のそこかしこにロウソクが準備され、辺りも段々暗くなってきて….
5時半、一斉に町の電気が全て消え、目に映るのは無数のやわらかいロウソクの光、という光景が広がりました。そしてその中をロウソクの冠を被った光の神様、聖ルチアに扮した町の少女達の行列が「サンタ・ルチア」を歌いながら練り歩いてゆきます。
電気が消えた時間は15分ほどでしたが一瞬タイムスリップしたような美しい幻想的な光景に私達も周囲の観光客もうっとり…。
様々な電化製品に囲まれている現代、僅かな時間でも電気が使えないというのは相当不便な筈ですが、その分一層、全住民の町を大切にする思いや祭に協力しようという思いが強く感じられ、それらが更に祭を盛り上げているように感じられました。
目に映るロウソクの光同様、温かい気分で町を後にしたのでした。

コメント
NAMIさん、お久しぶりです。
昨年ボローニャの語学学校でご一緒したGiuncoです。
クリスマスメールを受け取ってこのブログを知り、お邪魔させていただいた次第です。
NAMIさんの記事を読んでいて、とてもイタリアが懐かしくなってしまいました。南イタリアも、ボローニャとはまた違った魅力があるようで、いつかプーリア州に行ってみたいと思いました。
次のブログの更新楽しみにしています。私としては、イタリアの食(特に家庭料理)に関する記事が特に興味深いです。
投稿者 Junko Matsubara | 2009年12月21日 16:53
Junkoちゃん、コメントありがとう! 元気?
ボローニャでは色々お世話になりました。今もJunkoちゃんが開催してくれたたくさんのパーティーを楽しく思い出しますよ。
伊語の勉強、続けてる? ボローニャもすてきな町だったけどプーリアも良い所です! ぜひ遊びに来てね。GIANともども大歓迎よ!
>私としては、イタリアの食(特に家庭料理)に関する記事が特に興味深いです。
了解!というより私も食に関することが大好きだから気づけば記事の半分以上で取り上げてた・・・。個人のブログとはちょっと違うこともあり、できるだけ幅広い分野から話題を取り上げようと心がけていたつもりだったけどついつい「食」と「旅」に関するものに偏りがち。でも興味を持ってもらえて嬉しいです。これからもよろしくね!
投稿者 NAMI | 2009年12月21日 19:30
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