2011年4月29日

イタリア映画祭2011開幕


いよいよ大型連休突入ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
きょう4月29日から、有楽町の朝日ホール(マリオン11階)で、イタリア映画祭2011がはじまりました。
(主催: イタリア映画祭実行委員会、イタリア文化会館、朝日新聞社、チネチッタ・ルーチェ株式会社)

昨年イタリアで公開された映画を中心に、5月4日まで12作品が上映されます。
いずれも日本未公開作品です。

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さっそく12時からの回を見てきましたが、会場は満員でびっくり!
2001年にはじまった映画祭も、今年で11回目。
すっかり大型連休の定番となってきたようです。

今回は、会場ロビーでデロンギのエスプレッソ・マシンを使ったコーヒーのデモもやっており、アンケートに答えて、美味しいエスプレッソをいただいてきました。

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今年の公式ガイドブックには、おなじみの映画評論家の岡本太郎氏(作品選定、翻訳など、毎年の映画祭に深くかかわっています)のほかに、日伊協会理事でリソルジメント(イタリア統一)運動研究の第一人者でもある藤澤房俊氏が寄稿しています。

お二人とも、日伊協会が今年5月から毎月開催する「イタリア統一150周年記念セミナー」の講師でもあります。映画祭と合わせて、ぜひご参加ください。

イタリア映画祭のサイトは、こちら
イタリア統一150周年記念セミナーのご案内は、こちら
日伊協会F

2011年4月24日

坂本鉄男 イタリア便り 復活祭の卵


 今年は、本日4月24日が復活祭(イースター)で、キリスト教徒にとっては、はりつけにされたイエス・キリストが復活したことを祝い、クリスマスと同じくらい重要な祭日である。

 大勢の日本人がクリスマスには大騒ぎをしても復活祭に無関心なのは、この祭日が「春分の次の満月の次の日曜日」と定められ、毎年月日が変わる移動祭日であるためキリスト教徒でなければ分からないからだろう。

 復活祭のシンボルは卵である。卵は生命の再生のシンボルであるため、昔からイエスの復活と結びつけられ、庶民はゆで卵を食べたり、プレゼントしたりしたが、王侯貴族も豪華な金や銀の卵を贈答品にしていた。実際、英国国王エドワード1世(在位1272~1307)は450個の金を貼り付けた豪華な卵を贈り物用に注文していたとの記述も残されている。また、ギリシャ正教などでは、イエスをしのぶため、血潮のような深紅で塗ったゆで卵を食べる習慣がある。

 イタリアでは昔と比べるとゆで卵を食べる習慣が廃れてきたが、それでも最近の新聞によると、この祭日の前後には、40万個の卵が消費されるという。

 現在、贈り物として一番人気なのは卵形チョコレートで、この時期の菓子店のショーウインドーを美しく飾っている。
坂本鉄男
(4月24日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

2011年4月22日

『クロナカ』129号発行


日伊協会会報『クロナカ』2011年春号(通巻129号)ができあがりました。
現在、会員のみなさまに発送作業中です。

110421cronaca129.jpg 今回の特集は「イタリア統一150年」
1861年3月17日に、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世がイタリア議会で即位を宣言してから、今年がちょうど150年目に当たる年です。
イタリアでは、当初の首都だったトリーノを中心にして、各地で記念行事が開かれています。

巻頭記事は、リソルジメント(イタリア統一運動)研究の第一人者である藤澤房俊氏によるものです。

ガリバルディ、マッツィーニ、カヴール、そしてヴィットーリオ・エマヌエーレ2世という4人の「建国の父」が織りなす人間模様は、なかなか興味深いものがあります。

また、トピックとして、イタリア各地で企画・開催されている東日本大震災への支援活動やイベントを、現地からリポートしています。

日伊協会の会員以外で購入を希望される方には、1部300円でお分けしています。
「クロナカ2011年春号(129号)」とご指定のうえ、日伊協会事務局にお問い合わせください。
tel. 03-3402-1632

また、日伊協会のサイトの「出版物のご案内」ページからも購入申込みができるようになりました。ご利用下さい。

<目次>(表紙を含めて全24ページ)

●特集:イタリア統一150年
3 リソルジメントは「19世紀ヨーロッパの傑作」である 藤澤房俊
8 15分で知ったかぶりできる
  「リソルジメント」7つのキーワード
10 必見! 笑いと興奮に満ちた
  素晴らしきイタリアの選挙事情 椎名香織

12 イタリア文化喫茶室  編集部
  行った! 見た! 食べた! イタリアの結婚式
14 イタリア・ルネサンス絵画史入門<34> 松浦弘明
  晩年のラファエロ
  ―後期ルネサンスの画家たちへの明確な指針―
16 EUのなかのイタリア モスカテッロ・リポート<37>
  アントニオ・モスカテッロ
  地中海世界の新しい動きに対応できない危機の国
18 東日本大震災にイタリアから支援の輪 持丸史恵
20 イタリアのニュースから
22 恵贈図書
22 イタリアで見つけたあんなもの、こんなもの 長谷川嘉美
  甘くて辛く、辛くて甘い「唐辛子のジャム」
23 日伊協会からのお知らせ
表紙 マッサ・マリッティマ(トスカーナ州)にて 二村高史

2011年4月17日

坂本鉄男 イタリア便り ミニカーブーム


 ここで言う「ミニカー」とは、例の自動車の模型ではない。欧州連合(EU)諸国内で小型バイクの免許があれば簡単に乗ることができる小型軽四輪車のことである。

 この小型車はEU規定によると総重量は350キロ以下、最高速度は時速45キロで外見は2人乗りの四輪車である。小型バイクと同様に14歳になれば運転でき、二輪車と違ってボディーがあるから雨風は防げる。

 値段は約120万円もするが子供が14歳になると購入してやる親が多い。EU諸国内では32万台が走っているが、台数ではフランスが一番多く、次いでイタリアで、イタリアではローマが一番多い。だが、この小型四輪車は重量が軽く安定性に問題があるといわれ、特にローマのように道路の舗装が悪い町では事故の発生率が極めて高い。

 実際、2005年と09年を比較すると、ローマ市内での事故数は310%増というありさまだ。二輪車による事故と比べて死者は少ないが、09年には152件の事故が発生し、重傷を含む負傷者数は118人の多きを数えている。

 幸いこの4月1日から、小型バイクおよびこの四輪車に乗るために筆記試験のほか実地試験も義務づけられた。一番悪いのは買ってやる親だというのは分かり切ったことだが。
坂本鉄男
(4月17日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

2011年4月15日

「日本の皆さまへ捧げる詩」お手紙のご紹介

元日伊協会会員の方からお手紙をいただきました。

いつもお世話になっております。
元日伊協会会員のTと申します。
今は結婚してイタリアのソレント市という町に住んでいます。
日本での大震災のニュースを見てソレント市の方が大変心配し、その中の1人の方がぜひ日本の方に読んでもらいたいと日本を思って書いた手紙(ポエム)を預かりましたので送付いさせたいただきますので、よろしくお願いいたします。


L’AQUILONE

Il vento lo spinge sempre piu in alto,
   sale, e mi riempie di gioia.

La brezza di quella spiaggia,
e un volano per i miei pensieri.

P4152746.JPGCome vorrei che quell’aquilone
Volasse sopra le nuvole,
e arrivasse da te.

Ci scriverei una sola parola,
ma che mi nasce spontanea:
“Vieni qui da me ”.

Sarebbe difficile capire le tue parole,
forse tu non immagineresti,
il mio amore per te.

Ma le mie mani sarebbero
Le migliori frasi per te,
aperte, ti direbbero che Dio
non ti ha abbandonato,
lo so,il tuo,invece si.

Ma Dio e unico per te e per me,
anche se tu, ora, non lo pensi.

I miei occhi ti direbbero un’altra cosa,
e questa volta tu capirai.

Perche ora sono pieni di lacrime,
non riesco a gestire questo stato,
mi sento inutile per questa cosa qui,
piango, come piangeresti tu per me.

Siamo due anime diverse,
ma abbiamo un unico cuore.

Ora, il mio aquilone,
dopo questo lungo viaggio,
torna da me, e man mano scende.

Riapro gli occhi,
che cosa strana, quell’aquilone,
ha una tua risposta scritta:
“Ti voglio bene anch’io”.


Gianni Terminiello

Poesia dedicata al popolo del Giappone.


風が高く高く凧を押し上げる
凧は舞い上がり、僕を喜ばせる

浜辺にそよぐ風が
僕の想いを運んで行く

あの凧が
雲の上を飛んでいって
君のもとへ届くといいのに

僕はそこに、たった一言だけど
自ずと心に浮かぶことばを書こう
「僕のもとにおいで」

君のことばを理解するのは難しいから
たぶん君には想像もつかないだろう
僕が君を愛していることを

でも僕の両手が
君への最高のことばになるかもしれない
開いた両手が君に語りかけるだろう
神は君を見捨ててはいないと
僕にはそれがわかってる、けれど君の神は君を見捨てた

しかし神は君にも僕にも唯一無二の存在だ
たとえ君が今はそう思えなくても

僕の両目が君に別のことを語りかける
そして今度は君もわかるはずだ

今、僕の両目には涙が溢れているから
僕はこの状況をどうすることもできない
この現実に自分の無力さを感じて
僕は泣く、君が僕のために泣いてくれるように

僕たちは異なる2人の人間だけど
心はひとつ

今、僕の凧は
長い旅を終えて
僕のもとに戻ってくる、ゆっくりゆっくり降りてくる

僕は目覚める
すると不思議なことに、あの凧に
君の返事が書いてある
「私もあなたを愛してる」


ジャンニ・テルミニエッロ

日本の皆さまへ捧げる詩

2011年4月10日

坂本鉄男 イタリア便り 人のツナミ


 アフリカ諸国の動乱は、これまでも地中海を渡って欧州に逃げてくる多数の難民を生み出してきたが、最近のチュニジア政変とリビア内戦により「人間津波の襲来」とさえ呼ばれるほどの難民が押し寄せている。

 1988年以来、欧州に渡ろうとして、海上で遭難し溺死した難民の数は5日夜の250人の遭難者を含め1万5千人以上にもなり、人道上の問題でもある。特に、チュニジアやリビアからひと晩で小型船で到達できるイタリア最南端のランペドゥーサ島は、本来は観光を主要産業とする島にもかかわらず、3月下旬には、1週間で島民総数の4倍以上にもなる2万6千人の難民が上陸した。

 もちろん、島に大量の難民を収容する施設はなく、治安・衛生上の問題も深刻化してきた。政府が海軍の艦船などで、各地のテント村へ移送を開始したが、受け入れに難色を示す自治体も多い。欧州連合は難民救助の方針だが、実際はイタリアだけに負わされているのが現状だ。今後もどのくらいの数の難民が来るか予想もつかない。

 一番多い難民はチュニジア人のためベルルスコーニ首相は急遽(きゅうきょ)、チュニジアに飛び、難民送還を提案したが受け入れられなかった。わが国でも、いざ近隣諸国で動乱が起こった際の難民対策を考えるべきだと思うのだが。
坂本鉄男
(4月10日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

2011年4月 8日

思いよ届け 東北へ イタリア音楽と共に

この度の東日本大震災により被害を受けられた皆様、また、被災地に所縁の深いご関係の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
在日イタリア商工会議所は、3月11日に発生した東日本大震災の被災地の一日も早い復興を願い、音楽チャリティイベント(主演:アコーディオニストCOBA、他ミュージシャンも出演)を以下のとおり行います。
皆様のご参加・温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

イベント名:思いよ届け 東北へ イタリア音楽と共に
開催日時:4月12日、19:00~21:00(入場18:30)
開催場所:大本山増上寺「三縁ホール」(東京都港区芝公園4-7-35/都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅より徒歩5分、JR 浜松町駅より徒歩10分)
内容:アコーディオニストCOBAミュージシャン、Alessio D'Alessandro & Markus Pittman によるライブ演奏
入場料:2,000円(予約不要、満席の場合は入場制限あり)

※ 当イベントの収益金は、在日イタリア商工会議所が共同設立・発起人として参画している「東北復興支援 在日イタリア人の会」、及び港区観光協会を通して岩手県大船渡市の被災地の方々に寄付されます。
※ 当日駐車場の使用はできません。

主催:在日イタリア商工会議所
後援:在日イタリア大使館、港区観光協会、大本山増上寺

お問合せ先:在日イタリア商工会議所 E-mail iccj@iccj.or.jp / Tel. 03-3560-1100

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la Camera di Commercio Italiana in Giappone, allo scopo di sostenere
in maniera fattiva e diretta le aree maggiormente colpite dal
devastante terremoto dell'11 marzo scorso, organizza “Italian notes
for Tohoku”, concerto di beneficenza che vedra' il fisarmonicista Coba
ospite principale della serata.

ITALIAN NOTES FOR TOHOKU
martedi' 12 aprile 2011, dalle 19 alle 21 (ricevimento dalle 18:30)
Zojoji Temple / SANEN HALL(4-7-35 Shibakoen, Minato-ku, Tokyo
105-0011 / Daimon Station on the Toei Asakusa and Oedo Subway
Lines, Hamamatsucho Station on the Yamanote and Keihin-
Tohoku Lines. )
live performance by COBA, Alessio D'Alessandro & Markus Pittman
Entrata: 2.000 yen (evento a ingresso libero senza obbligo di
prenotazione)

* l'intero incasso della serata sara' devoluto al progetto “Italiani del
Giappone per la rinascita del Tohoku” di cui la ICCJ e' co-fondatrice
e promotrice, e alla cittadina di Ofunato (Pref. di Iwate), attraverso
un progetto promosso da Minato Travel & Tourism Association.
* N.B.: parcheggio non disponibile

Organizzatore: Camera di Commercio Italiana in Giappone
Con il patrocinio di: Ambasciata d'Italia a Tokyo, Minato Travel &
Tourism Association, Zojoji Temple                                 

Per maggiori informazioni: Camera di Commercio Italiana in Giappone
E-mail iccj@iccj.or.jp / Tel. 03-3560-1100