2012年2月29日

春期イタリア語講座 「イタリア語でスピーチする」

春の新設講座についてご紹介をしていきます。
初回は「イタリア語でスピーチする」を取り上げます。
担当するのはAlberizzi講師。丁寧に分かりやすく指導します。
以下のような段階をへて、スピーチ原稿を書くために必要な情報収集に始めり、最終的には日本人が苦手とする発表にまでを9回の講座で仕上げていきます。

話す力を育てていきましょう。
段階的な学習プロセスによって文法能力・社会言語能力・談話能力・ストラテジー能力といったコミュニケーション能力の向上を目指します。

・情報収集方法について考える
辞書の使い方、ネットの情報収集、最良な言葉の選択方法などを紹介します。まずこの3点について練習してみましょう。

・インタビューによる情報収集
皆さんが興味を持っていることがらについてクラス内でインタビューを行い、得た情報について、発表してみましょう。インタビューに必要な表現などを紹介しながら、文法能力と談話能力について抑えていきます。

・ディスカッションによる情報収集
皆さんが提案することがらについてクラス内でお互いに情報、意見交換していきます。相手に効果的に自分の意見を伝えるための言語能力と談話能力におもきをおき、相手を納得させるための戦略や議論の展開について考えていきます。

・実際に原稿を書く
いよいよ叩き台となる原稿の執筆です。皆さんが選んだ話題について単語・表現の選択や文章の構築など、幅広いスキルを磨きながら、効果的な文章の書き方を学びんでいきましょう。

・スピーチをする
これまでに学習したことを活用し、情報提供型(できごと、現象、理論について話すこと)、意見表明型(自分お考えなどについて話すこと)、社交目的形(結婚式、パーティなどで話すこと)といったスピーチの様々なパターンに挑戦していきます。

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2012年2月26日

坂本鉄男 イタリア便り 次期法王はイタリア人?


 2月18日、ローマ法王ベネディクト16世が枢機卿会議を招集し、22人の新しい枢機卿を任命した。枢機卿とはローマカトリック教会の最高位の聖職者であり、任期終身の法王が死去した場合、80歳未満の法王選出権を持つ枢機卿たちがシスティーナ礼拝堂に籠もり「コンクラーベ」と呼ばれる選挙で新しい法王を選出する。

 今回の22人の新枢機卿を加えると、枢機卿の総数は213人になるが、現時点で法王選挙権を持つ80歳未満の枢機卿の数は約半分の125人である。

 昔はイタリア人枢機卿の数が絶対的に多かったため、1978年、ポーランド出身の前法王ヨハネ・パウロ2世が選出されるまでの250年間はイタリア人枢機卿だけが法王に選出されてきた。そして、前法王の逝去に伴い、2005年4月、再びイタリア人ではないドイツ出身の現法王が選出されたのである。

 さて、現時点での法王選出権所有枢機卿125人を出身国別に分類すると、イタリア人が30人と最多で、次のアメリカ人12人、ブラジル人6人を大きく引き離している。

 現法王は84歳の高齢ではあるが健康で早晩の死去を想定するのは甚だ失礼だ。ただ、現時点での数字上の仮定では次期法王には再びイタリア人法王が出現する可能性が大きいということだけである。
坂本鉄男
(2月26日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

2012年2月24日

春のフェスタ2012 その2

日時:3月10日(土)、16:00~20:00
会場:イタリア文化会館
参加費:会員・受講生 5,000円、 一般 6,000円
共催:日伊協会、イタリア文化会館
協力:テレコムスタッフ
後援:トルコ航空
第2部協賛企業:
リストランテ文流、エリオ、リストランテ・グリーゼ、㈱ワインウェイブ、東亜商事㈱、日本リカー㈱、㈱オーバーシーズ、日欧商事㈱、㈱モリス商会、イタリア家庭料理&ワインの店 ラ・マンマ、モンテ物産㈱、カンパリジャパン㈱、(有)アルコトレードトラスト

(順不同)

 

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2012年2月20日

春のフェスタ2012

お陰さまでたくさんのお申し込みをいただいております。ありがとうございます。
お席が少なくなっております、ご希望の方はお早めにお申し込みください。

日時:3月10日(土)、16:00~20:00
会場:イタリア文化会館
参加費:会員・受講生 5,000円、 一般 6,000円
共催:日伊協会、イタリア文化会館
協力:テレコムスタッフ
後援:トルコ航空

第1部 「イタリア的人生のダイナミズム」ビデオ上映&対談
陣内秀信さん(法政大学教授)×小池田由紀さん(「小さな村の物語-イタリア」のディレクター)
第2部 懇親パーティ
第3部 ラッフルチケット抽選会
東日本大震災で大きな被害を被った石巻市サン・ファン・バウチスタ号の修復支援のための募金活動として、豪華賞品が当たるラッフルを行います(1,000円/枚)。

ラッフル賞品
イタリア往復ペア往復券 (トルコ航空会社)
最高級ストール (ジョルジョ・アルマーニ・ジャパン㈱)
化粧水・美容液(リバイタル・グラナス)セット (㈱資生堂)
イタリア文化事典 (丸善出版㈱)
サイン入り写真 (篠利幸)
マグカップ (リチャードジノリ・アジアパシフィック㈱)
olivetti計算機 Gioconda-Printer 記録式計算機 (NOAX社)
olivetti計算機 Gioconda(Black) ディスプレイ式 (NOAX社)
olivetti計算機 Summa60 ディスプレイ式 (NOAX社)
olivetti計算機 T1210 ディスプレイ式 (NOAX社)
ハニーローストピーナッツ (㈱ケフィア事業振興会)
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のオーデコロン「ザクロ」 (㈱ヤマノアンドアソシエイツ)
イタリア製革装丁ノート (アール・エフ・ヤマカワ㈱)
イタリア製名刺入れ (アール・エフ・ヤマカワ㈱)
イタリア製高級オリーブオイル (アサヒ グラント㈱)
オーガニックチョコレートセット (マザーアース・プロジェクト㈱Nama KISS ショコラテ)
オーガニックチョコレート 小パック (マザーアース・プロジェクト㈱Nama KISS ショコラテ)
ネクタイ (ブリオニ ジャパン)
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」招待券 (在日イタリア大使館)
文房具セット (プラス㈱)
テルマエ・ロマエ ストラップ (㈱ワールドエアサービス)
アルマーニレストラン 食事券 (ジョルジョ・アルマーニ・ジャパン㈱)
La Brianza 食事券 (La Brianza)
Allegro 食事券 (Allegro)
La Bisboccia 食事券 (La Bisboccia)
Cortesia 食事券 (Cortesia)
Elio 食事券 (Elio)
La ciau 食事券 (La Ciau)
Gliese 食事券 (Gliese)
Buono Buono 食事券 (㈱三笠会館)
オリーブオイル (島商㈱)
オリーブオイル (PSJパムスジャパン社)

(順不同)

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2012年2月19日

坂本鉄男 イタリア便り 猫に遺産10億円


 今年も2月22日の「猫の日」が近づいた。

 昨年度の統計によると、イタリアで正式に保健所に登録されている飼い猫の数は、登録犬の470万匹に比べ、はるかに少ない5万匹強だそうである。

 飼い猫の数は別の統計で750万匹以上と推定されてきたから、飼い猫と野良猫の違いがハッキリしないケースが多いのかもしれない。なぜなら、猫の場合、簡単に捨てられて野良猫に格下げされる例も、反対に野良猫が飼い猫に昇格する例も非常に多いからだ。

 昨年12月、ローマで94歳で亡くなった富豪女性が不動産と預金など1千万ユーロ(約10億円)の遺産を、かわいがっていた猫(元野良猫)に残そうとした。

 だが法的に無理なことが判明し、遺産は老女の世話をした女性看護師に委ねられ、彼女がその“金満家”猫を育てることで決着した。

 動物愛護協会によると、こうした考えを持つ人はこの老女だけではないらしい。この問題で回答を求められた愛犬・愛猫家の約40%が「ペットに全財産を残そうと考えたことは少なくとも一度はある」と答えたそうだ。孤独老人が多い社会では当然考えられる現象である。

 息子さん、娘さん、老いた親の世話をしないで粗末にしておくと、遺産はポチやミケに持っていかれますよ。
坂本鉄男
(2月19日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

2012年2月12日

坂本鉄男 イタリア便り バレリーナのスタイル


 「私はバレエの教師にモッツァレラと呼ばれ、体重を43キロに落とすためリンゴとヨーグルトだけのダイエットをさせられました」

 これは、イタリアのトップクラスのバレリーナ、マリア・フランチェスカ・ガッリターノさん(33)の告白である。モッツァレラとはご存じのように、イタリア産の水牛の生チーズで、つき立ての餅のような外見をしている。

 彼女は、16歳でミラノのスカラ座付属のバレエ学校に入り、狭き門を突破して総勢80人のバレエ団の一員となり、ソリストまでたどり着いた。しかし、数年前から自分の体験をもとに、節食を強いるバレエ教師や拒食症に悩む同僚の話などを“告発”するようになった。スカラ座批判とも取れる発言で、ついにスカラ座当局からソリストの座を解任された。

 彼女のこうした批判に対し、いろいろな反響があったが、スカラ座の元名プリマのカルラ・フラッチさんは「バレリーナとは大変な重労働の職業で拒食などとんでもない」と批判的だ。

 だが、モデルやバレリーナのようにスタイルの良さを要求される職業では節食もやむを得ないのではないか。「白鳥の湖」を踊る美しいバレリーナたちをみるとき、彼女らの隠れた苦労も評価するのは決して悪いことではない。
坂本鉄男
(2月12日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

2012年2月 5日

坂本鉄男 イタリア便り「日本人である幸せ」


 昔、日本文学研究で名高いドナルド・キーン先生に「日本人のように、自国語で外国の古今の名作のほとんどを読める幸せな国民は他にはない」と教えられたことがある。

 先日、版元の丸善出版から「イタリア文化事典」が届いた。東京の日伊協会(英正道会長)が監修して、協会の創立70周年とイタリア統一150年を記念して出版されたものだ。

 900ページにおよぶ同書は、イタリアに関する日本初の百科事典のようなもので、340の項目を各分野の専門家約150人が解説している。私も編集委員の一人で数項目を担当した。

 私はイタリア語の学習がまだ盛んでなかった時代に、卒業と同時に東京外国語大学で17年間教鞭(きょうべん)をとり、文法書を書き、辞書も編纂(へんさん)した。その後、国立ナポリ東洋大学の当時の学長に請われ、イタリアに移り、日本語・日本文化の普及に努めた。

  現在は若手専門家が増えているが、彼らによる日本文法や辞書は出ていない。約30年前、伊財界の巨頭で世界文化賞顧問も務めた故アニエリ氏を会長に、私も 副会長の一人となって「伊日財団」を設立したが、日本への関心が低く成功したとはいえない。イタリアで「日本文化事典」が出るまでにはあと50年いや 100年を要するのではないか。
坂本鉄男
(2月5日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)