サッカー欧州選手権(ユーロ)

ちょうど今、ヨーロッパでは通称ユーロ(EURO)と呼ばれているUEFA欧州選手権の 真っ最中。
さきほどまで、準々決勝のイタリア対イングランド戦がありました。

私が滞在している町では、試合開始の1時間前から、あちこちのバールで試合を待ちかねる人でいっぱい。

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旧市街では、上の写真のように、狭い階段路地の途中にスクリーンを張って、近所の人たちと放映開始を待つ姿も。
試合はイタリアが押し気味でしたが、結果は延長戦を終わっても0-0。
PK合戦の末、イタリアが辛くも勝利しました。
準決勝の相手はドイツ。地元のサッカーファンらしきお兄さんも、「ドイツは難しいなあ」と笑っていました。

日伊協会F

プーリア便り37

Ciao dalla Puglia!

今回はマルティーナ.フランカに本拠を置くバスケットボールチーム“ドゥエ・エッセ(DUE ESSE)”についてお便りします。

イタリアで人気の高い球技と言えば1位は文句なしにサッカーでしょうが2位はバスケもしくはバレーボールでは?
国内リーグであるセリエ(SERIE)A~Dの他、ユーロリーグ(EUROLEGA)A~Dもありますし、NBAで活躍するイタリア人選手もいます。私はサッカーや野球のような試合時間の長いスポーツの観戦は苦手なのですが展開の速いバスケは大好き! おまけに弟2人が元バスケ部で実家にはスラムダンク(バスケ漫画)が全巻揃っているという環境だったため馴染みがあり、なおさら観戦が楽しいのです。

ドゥエ・エッセは先シーズンセリエBに昇格したものの、前半はチームの統制が取れておらず監督交代。その後、調子は上向いたものの僅差の試合を何度も取りこぼしたり、レギュラーメンバーの1人がドーピングで出場停止になったり…。最終戦は“ドゥエ・エッセ”のチームオーナーであり、友人でもあるステーファノと共にシチリアの敵陣まで乗り込んで応援したのですが大差で敗退、と残念な結果に終わりました(ちなみに“ドゥエ・エッセ=2つのS”と言う意味のチーム名はステーファノのイニシャルに由来)。
待望の今期第1戦目は10/3、ホームにてカラブリア州カタンザーロとの対戦。相手シートにも応援団や多くの熱心なファンが来ていました。

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IMG_0025_ridimensionare.JPG今期は3名を除いて全て新メンバー。なので普段はみんな「がんばれ、アレ(アレッサンドロの愛
 称)!」「行け~、クラウディオ!」等、まるで自分の家族や知り合いであるかのように愛称やファーストネームで選手を呼んで熱心に応援するのですが、今回はまだ名前に慣れず、応援がいま一つ盛り上がらなかった気がします。選手層はだいぶ若返り、そのためかとても速い展開で試合が進み、ドゥエ・エッセがやや優勢で前半終了。ハーフタイムにはかわいい地元のチアガールも応援!

ところが後半に入ると相手の3ポイントが次々に決まるのに対し、ドゥエ・エッセはシュートがなかなか決まらず、リバウンドの取りこぼしも目立つように…。こうなるとイタリア人ファンは容赦ナシ、とても活字にできないようなパロラッチャ(parolaccia)を浴びせる人も少なくありません。パロラッチャとは汚い罵り言葉のこと-語学学校では決して習いませんが、実際のイタリア語にはもう呆れるくらい多くのパロラッチャがあります。GIANは滅多なことでは使いませんがスポーツ観戦等で興奮した時にはつい口を衝いて出てしまうようです。パロラッチャを浴びるのは選手だけではありません。相手チームに有利な判定をした場合は審判も。イタリアでは選手も審判もパロラッチャに動じないメンタル面が非常に重要な気がします。

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IMG_0037_ridimensionare.JPG話は試合に戻って-第3クォーターは6点差の劣勢で終え、いよいよ第4クォーター。6点はバスケでは簡単にひっくり返る範囲内の点差なので応援&パロラッチャにもますます熱が入ります。ところが相手チームのシュートの正確性はさらに冴え、最後の方はドゥエ・エッセがファールで止めざるをえない場面が多くなり・・・結局、57-74で負け(> <)
終了後は毎回熱心なファンがコート近くに集まって選手を称えながら握手やサインを求め、選手も気軽に応えます。この時はパロラッチャもナシ。勝っても負けてもみんな地元のチームが大好きなのです。

今回は残念な結果でしたがシーズンはまだ始まったばかり。マルティネーゼと共に私も応援し続けようと思います!

プーリア便り25

Ciao dalla Puglia !

W杯、前回優勝国のイタリアはまさかまさかの1次リーグ敗退でした…。これで4年間使い続けたスポーツ番組やニュース番組のスポーツコーナー冒頭の優勝シーン映像も「世界一」の称号も返還です。

ブログ “MINESTRONE” で香織さんも書いていらしたように、イタリアに住んでいるとサッカーに興味の無い私でもかかわらずに生きることはできません。
GIANもイタリア男性の多分に漏れずサッカー大好き! 私達の1次リーグ中の過ごし方はこんな感じでした。
  ・第1戦目 対パラグアイ
  → 早めに仕事を切り上げたGIANが開始5分前にウキウキしながら帰宅。「サッカーの日だけはずいぶん早い時間にきっちり帰ってくるのね~」と言っても『こんな日にアポを入れる野暮なクライアントはいないよ』と私の厭味もどこ吹く風。
  ・第2戦目 対ニュージーランド
  → 友人夫妻と共にスペイン旅行中にもかかわらず男性陣はTVでのサッカー観戦を譲らず…。結局、出先から一旦戻ってホテル内バーの大型TVで観戦。
  ・第3戦目 対スロバキア
  → 昼休みを延長して自宅観戦後、落胆して仕事へ。
このようにアッズーリの試合日は試合中心に生活が動きます(^^;)

サッカー大国イタリア、愛郷心の強いイタリア人はファン(tifoso)からフーリガン(ultra)までそれぞれ熱狂的に応援する地元チームがあり、そのチームが降格しようがメンバーの入れ替えがあろうが他チームに浮気はせず、一途に応援し続けるケースが多いです。

普段は犬猿の中の各チームサポーターですが唯一彼らが1つにまとまる日…、それがアッズーリの試合日。8年前の日韓大会の時、例えば「ベッカムがイケメンだから~」とイングランドを応援したり、「ロナウジーニョのプレーがすごい!」とブラジルのユニフォームを着て応援したりといった日本人も見かけましたが、イタリア人がイタリア以外の国のユニフォームを着たり応援するのはありえません。「イタリア人が唯一愛国心を抱く日」と皮肉る人もいるほどで、旗日でも見かけたことの無いイタリア国旗がこの日ばかりは多くのテラスに翻ります。

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サッカーに興味の無い私でも試合のある日はすぐ分かります。なぜなら試合時間中は店も道も人や車の往来が極端に少なくガラーンとするから。そして例え中継を見聞きしていなくても試合の勝敗はすぐに分かります。勝てば興奮した人々が窓を開け、表に飛び出し、雄叫びを上げたり歌を歌ったりで一気ににぎやかになるから。
前回のW杯の時、私は日本にいたのですがイタリア優勝の日は全ての、ほんとに全てのイタリア人の友人から“Campione del mondoooooo!!!!!!(世界一だーーーーーー)”と全員ほぼ同じ内容・興奮状態のメールが送られてきたものです。

ちなみに当時、GIANはイタリアの次に日本を応援していたのですが試合後に「日本選手のプレーはわけが分からないよ。だって“今だ~今シュートを打たずしていつ打つというのだ!”っていう決定的チャンスを前にしてパスを回し合ってるんだもん。あれじゃあいつまでたっても国際舞台では上に行けないね」とぐっさり言われ、「なによ、日本人はねぇあなたたちみたいに攻撃的な民族とは違うの! 協調性と和を大切にする穏やかな民族なんだもの、突出するプレーができなくても仕方ないじゃない!」ととりたててファンでもないのにムラムラ愛国心に燃えて反論してしまった私。やっぱりサッカーは愛国心を掻き立てる何かがあるのでしょうか!?

それはさておきイタリア敗退が確定した24日夜、失意のイタリア人と共に我が家で日本VSデンマーク戦を観戦しましたが、日本代表のレベルの高さに一同舌を巻きました! 今後の活躍も楽しみです。Forza Giappone!!!!!!(がんばれ、日本)

P6210089_resize.JPGスペイン旅行中に見かけた町の様子:海に面した眺めの良いバーなのにスペイン戦の時はみ~んな海に背を向けて店内のTVに釘付け。

MINESTRONE 9

南アフリカW杯が始まりました。
第1戦、日本もイタリアも6月14日でしたね。日本は1-0でカメルンを破り、イタリアは1-1でパラグアイと引き分けました。翌日の朝のニュースで、「日本はSORPRENDENTE(一瞬間をおく強調の仕方で)に、カメルンを破った」と言っているのを聞いて、「へ~そんなにすごいことだったんだ」と知ったくらい、実はサッカーには疎い私です。それでも、このサッカー大国イタリアに住んでいて、サッカーに関わらず生きることはできません。

まず、静かな夜を過ごしている時に、時々我がマンションの四方八方から「うぉ~~~~」という怒声が聞こえてくることがあります。最初に聞いた時は、一体何事かと、思わずイスから腰を浮かせてしまったものです。何と言うことはない。単に、少し重要な試合で、ひいきチームがゴールしたというだけの話です。
私はミラノに住んでいるので、ミラノをホームにしているミランかインテル、場合によっては、トリノのユベントゥスの場合もあります。ミラノにユベントゥスファンは多いのですよ。

6月5日、ミラノのインテルがローマを1-0で下し、通算6度目のイタリア杯の優勝を飾りました。
毎年、優勝が決まると、狂騒にわく地元の様子をテレビで見ては、そのラテン的大騒ぎぶりに驚いていたものです。
今年はミラノのインテルなので、騒ぎはミラノ。この騒ぎは、なかなかの迫力ものです。外を歩くのが怖いほどの熱狂。奇声をあげて街を闊歩する若者たち、クラクション、又は、巨大な音を出すラッパを鳴らしながら、街を徘徊する車。1台の車にすし詰めになって窓やサンルーフから頭を出してインテルの旗を振る若者たち(違反罰金を切られる様子は一度も見たことがありません)、そんな騒ぎが深夜過ぎまで続きます。正直言って、うるさいなんてもんじゃない。まあ、攻撃的なことでエネルギーを発散するより、サッカーの試合でひいきのチームが優勝した歓喜でエネルギーを発散する方が良いに決まっていますが…、それにしても、正直な感想を言わせてもらえば、大騒ぎしている若者たち、あまり賢そうな顔はしてないな~ でも、幸せそうです。すごいエネルギー。まあ若いんだからいいか(実際は、40,50過ぎの、いい年の男性も結構おりますが…)。http://tv.repubblica.it/copertina/inter-campione-milano-invasa-dai-caroselli/47197?pagefrom=43&video=

さて、ワールドカップに話を戻すと、皆さん、覚えていらっしゃいますか? 前回のドイツW杯は、イタリアが6大会ぶり4回目の優勝したのです。それも、宿敵フランス相手。絶対に、フランスにだけは負けるものか。というイタリア人根性の上に、ジダンの頭突き事件があったり、PK戦に持ち込んだりという、壮絶な試合でした。手に汗を握る、なんてものではない、心臓が飛び出るようなハラハラの末の優勝。あの時の街の興奮は筆舌に尽くしがたいものでした。私も、寿命が縮まる思いで、テレビの前に座っていました。フランスがPKを1回失敗し、イタリア最後の選手がPKゴールした途端、街中が歓喜の声で包まれました。私は、自分が4時間走り回ったみたいに疲労して、がっくりソファーに沈み込んでしまいました。でもすぐ後、なんだか嬉しさがふつふつとわいてきて、「よし、街にでも出るか」って気分になりました。街でも徘徊しながら、ラッパでも鳴らして「うぉ~」なんて叫びたい気分。
あっ!!!! なんだ~インテルファンの悪口を言っておいて、私も同じか!!

italia-maglia-home.jpg最後に、イタリアナショナルチームのユニホームの話。
私は個人的にですが、ワールドカップの度に、イタリアのユニホームのデザインに感心します。皆大差なくみえるユニホームですが、ちょっと注目してみてください。イタリアのものは、デティールにセンスが行き届いていて、他の国に比べると、毎回さすがイタリア、と感心します。色はもちろんazzurro(空色)。イタリアのナショナルカラーです。イタリア人は、イタリアチームを「アズーロ」と色名で呼びます。
ナショナルカラーは国旗から来ることが多いけれど、イタリアの場合は青空の色、そして地中海を連想する「azzurro」です。
ところで、このアズーロ。辞書で見ると「青」と訳されています。でも、アズーロは青と水色の中間くらい。色というのは言葉にするのがすごく難しいけれど、まさにイタリアの青空の色です。

ユーロ2008

サッカーのユーロ2008、残念ながらスペインにPK戦で負けてしまいましたね。
大会はスイスとオーストリアの共催ですが、たまたま今回イタリアに滞在して、その様子をうかがうことができました。

21日の夜、ミラノのドゥオーモ前広場に行くと、巨大な画面がしつらえられていて、ロシアとオランダの対戦を放映していました。

080622milano.jpg(画面の下にはキヤノンの広告が……)

 
 
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スペインに勝てば、この勝者と戦うことになっていたわけです。予選で大敗したオランダよりもロシアを応援していた人が多かった感じでした。

さて、22日の夜はフリウリ ヴェネツィア・ジューリア州のウーディネで見ることができました。
この写真は新市街で、トラックに組み込まれている画面に見入る人びと。
PK戦で相手のキックを止めて、みんなが万歳をしているところです。

負けた瞬間は、みんな力が抜けたような感じ……というよりも、「もうサッカーには興味がない」とばかりに、すたすたと家路についたのがおかしかったですね。

日伊協会F