イタリア向け医療物資の寄付について(ご報告)

今春、会員の方々を中心に寄付を呼び掛けました「イタリア救済の為の募金活動」のご報告を致します。
結果は当初の目標をはるかに上回る寄付金が寄せられました。
お志を賜りました皆様にはこの場を借りまして、感謝申し上げます。

      記

目標金額  1,000,000 円

<寄付金> 8月25日現在
         93人   2,094,000円

<結果>
イタリア大使館のアドバイスの下、ローマのイタリア防災庁市民保護局に、医療従事者向けマスク1万枚を送付。世界中でマスク需要が急増し、特に医療用の専門資材が逼迫する状況の中で、幸運にも比較的安価で専門的物資を購入することが出来ました。当時の市場価格換算で入手価格の数倍もの価値があると言われております。

< 項 目 > < 支 出 > < 備 考 >
医療用マスク1万枚 660,000円 ㈱閑雲
運送費 155,174円 ㈱サヴィーノ デル ベーネ
振込手数料2件 700円
合計金額 815,874円

<剰余金> 
1,278,126円・・・剰余金につきましては、当会にて新たな基金(「日伊友好基金」)を創設し、今後同様な事態に公正適切に使用することを条件に、理事会、評議員会の決議、承認を頂きました。ご了承下さい。
以上

ちなみに在日イタリア大使館ジョルジョ・スタラーチェ大使より、島田会長、板垣専務理事宛て、感謝状が届いております。

(要約)
日伊協会が寛大にも一万枚のマスク(送料込)をイタリアに寄付してくださったことに、こころから感謝の意を表します。マスクの受領を担当する市民保護局とはすでに連絡を取っております。貴会の寄付にたいへん感謝しております。また、イタリアの管轄当局も非常に感謝しています。イタリアに寄り添いたいと、我々に示してくださったサポートそして友情を我々は忘れません。貴会は、在日イタリア関係機関と良好な協力関係にあり、この困難な時期に両国民の絆をさらに強固にされました。

イタリアは、ソーシャルディスタンスのルールを守りながら、経済の回復そして外国人観光客の再来のため、いわゆる「フェーズ2」の状況にあります。両国ともに回復を目指すこの局面において、イタリアと日本は、新たな協力の機会を役立てることができると信じています。貴会は二国間の文化的、経済的、社会的つながりにおいて非常に重要な役目を担い続けるでしょう。
皆様に近いうちにお会いできることを願いつつ、まずはご挨拶とさせていただきます。

Giorgio Starace

寄付者の皆様には、先般、今回の状況説明、及びお名前掲載の可否を確認致しましたので、本HPに寄付者の名前を掲載致します。重ねて御礼申し上げます。これからも当会では日本とイタリアの交流促進に積極的に取り組んでいく所存でございます。今後ともご理解とご協力の程をお願い申し上げます。

寄付者名簿(敬称略、あいうえお順にて表記させていただきます)
阿部 恵美子
阿部 祥子
飯盛 義徳
石井 香
石踊 正子
板垣 哲史
イタリア同好会
伊藤 ひろみ
伊藤 泰子
伊藤 裕子
井上 美智子
井上 龍子
入江 好子
岩崎 陽子
岩田 未央
上野 登美子
上原 常盤
内池 昌子
江口 タミ子
大貫 由紀子
奥田 昌宏
小野 廸孝
笠間 恵美子
加藤 茂
加藤 磨基子
川上 まり子
川上 美枝子
河島 彦明
北村 憲雄
木村 雅美
剣持 弘子
公楽 真一
小坂 直正
小島 努
小林 元
小森谷 慶子
近藤 正子
佐々木 恭之助
佐藤 瑠璃
佐山 茂昭
澤井 廣喜
柴田 陽子
島田 精一
神野 節子
菅野 信行
菅原 由理子
鈴木 国男
鈴木 健三郎
髙橋 恵子
高橋 真一郎
髙橋 久雄
都留 佳苗
遠山 公一
トキタ種苗株式会社
富岡 真理子
富永 孝雄
中川 幸子
中川 ミヅ江
永瀬 哲也
日本製粉株式会社
服部 章子
英 正道
花本 知子
浜川 幸栄
早崎 勉
新井 巌
吹留 あき
藤川 鉄馬
藤木 達雄
二村 高史
古川 上子
前田 惠美子
槇 忠志
松永 文夫
松永 眞智子
松村 仰子
三浦 勇
三嶋 路子
水野 あづさ
源 光士郎
宮﨑 展子
村上 桂子
村上 義和
望月 由美子
森 敏郎
森田 京子
柳原 進
山田 和彦
大和 正幸
湯浅 浩志
湯沢 洋子
吉原 みどり
匿名希望 3名

公益財団法人 日伊協会会長 島田精一

藤井泰子オンラインサロン(セミナー)
「歌に生き 愛に生き 野菜に生き 2020年冬期」 開催のご案内

文化 日本語  

写真 宮川舞子

主催:公益財団法人 日伊協会
協力:トキタ種苗株式会社、(株)リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー

オペラ歌手として長年ローマに在住の藤井泰子さん(「Yasko」)。最高視聴率約25%を叩き出した超人気クイズ番組「AVANTI UN ALTROアヴァンティウナルトロ」で大人気、イタリアで誰もが知っている、日本人女性スーパーマルチタレント「Yasko」が、現地イタリアの日常生活を切り取り、時にローマから、時に日本から皆さんに話しかけるオンラインサロン(セミナー)が始まります。Zoomを使ったオンラインならではの双方向の会話を楽しみましょう。

イタリア人の人生観を表現するのに「Cantareカンターレ、Amareアマーレ、Mangiareマンジャーレ」(食べて歌って愛する!)という表現がよく使われます。本セミナーのタイトル「歌に生き、愛に生き、野菜に生き」は、まさに音楽家Yaskoさんの生きざまそのもの。

本セミナーでは、毎回、イタリア人にこよなく愛されている名曲(オペラ、カンツォーネ ナポリターナから最新イタリアンポップまで様々なジャンル)を取り上げて、その歌の背景にあるイタリア社会、イタリア人の物の考え方、人生観、関連するイタリアの街やその歴史等、イタリア文化を理解する為に楽しく深堀りします。

イタリアのTVクイズ番組でイタリアの曲を日本語に訳して歌っているYaskoさんならではのテーマと切り口をご堪能下さい。毎回、Yaskoさんの素敵な歌唱やイタリア野菜を使ったマンマの味紹介も楽しみの一つです。

 ~ Cantare ~,    ~ Amare ~

第一回12月17日(木) 内容
☆『Non Ti scordar di me(忘れな草)』から学ぶイタリア文化講座

・『Non Ti scordar di me(忘れな草)』は、1935(昭和10)年ベニアミーノ・ジーリ(Beniamino Gigli)の歌唱で、本人が出演した同名映画の挿入歌です。以来、この曲は数多くの歌手によって長い間歌い継がれ、今やイタリア人ならば誰もが知っている名曲中の名曲です。

♪  Partirono le rondini dal mio paese freddo e senza sole cercando primavere di viole nidi d’amore e di felicità. La mia piccola rondine partì senza lasciarmi un bacio, senza un addio partì. Non ti scordar di me, la vita mia legata è a te. Io t’amo sempre più nel sogno mio rimani tu…  ♪

    ツバメたちが去っていった、寒く陽の照らない僕の国からスミレの咲く春と愛と幸せの巣を探して。僕の可愛いツバメも去ってしまった、別れのキスもさよならもなしに。僕のことを忘れないで 僕の人生は君あればこそ。君をますます愛するよ、夢の中にはずっと君がいる。    

音楽と詩の解説は勿論、イタリア語の分析を通して、イタリア人の心に迫ります。Yaskoさんの素敵な歌も聴くことが出来るでしょう。皆さんも一緒に歌いましょう!それにより、ふと口ずさむことが出来るメロディー付イタリア語のフレーズを覚えましょう。

以下、第二回「ヴォラーレ」 第三回「誰も寝てはならぬ」を予定しております。お楽しみに。

  ~ Mangiare ~

☆イタリア料理教室(イタリア野菜紹介) 
        第一回「ロマネスコ」
        第二回「ラディッキオ」
        第三回「カタローニャ」

・主婦でもあるYaskoさんは実はイタリア野菜のプロフェッショナルでもあります。イタリア野菜が実際にイタリアの家庭でどのように調理され食されているのかをご説明し、実際の調理法をご紹介します。イタリアマンマから学んだ、主婦の目線からの「あっという間にイタリアン」を紹介します。

☆☆スペシャル特典:イタリア野菜セットがお手元に届くサービスを企画中です(受講期間中1回、ベストな収穫時期に合わせてサロンテーマの野菜を中心にお届けします)。

・トキタ種苗㈱様のご協力により、イタリア料理教室でご紹介するイタリア野菜をご自宅にお届けします。まずはYaskoさん伝授の簡単イタリアマンマの手料理をご自身で試してみるのもいいかもしれません。イタリア野菜がぐっと身近な存在になること請け合いです。

                                          

申込名 日時 時間 参加費 申込 備考
YF-20inv-k 12月17日
1月21日
3月18日
(木)
20:00~
21:20
会員 11,000円

YF-20inv-i 受講生
/一般
12,000円

坂本鉄男 イタリア便り 遺児の世話、誰がする

昔は目立たなかった「女性殺し」が今や世界各地で続発している。イタリアでも新聞を開けば、「夫による妻殺し」「前夫による前妻殺し」「別れた彼氏による元の愛人殺し」「ストーカー殺人事件」「同棲(どうせい)女性殺し」の見出しが目に飛び込んでくる。事件の背景や原因の分析は犯罪心理学者や社会問題の専門家に任せるとしても、殺された女性の遺児の世話は誰がするのだろうか。

 日本にどのような法律があるのかは知らないが、イタリアには2018年1月に国会で承認された「夫婦間、または事実上の配偶者間における家庭内犯罪により生じた孤児救済法」が存在する。孤児を救済するための資金や運用方法などをめぐる議論が省庁間で長々と続いていたが、このほどようやくまとまり、正式に発効の運びとなった。

 官報によると、今回決まった救済金の総額は1億4,500万ユーロ(約178億円相当)。多くはないのかもしれないが、これまでになかった画期的な法律といえるのではないか。孤児に対し奨学金や医療援助、就職などの便宜が図られ、支援家族に対する補助金も支給されるという。

 考えてみれば、女性殺しが頻発する責任は社会全体で負担すべきであるということだろう。それにしても住みにくい世の中になったものだ。

坂本鉄男

(2020年9月29日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

イタリア野菜のイベントのご案内

当会の法人企業である株式会社リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー様とトキタ種苗㈱様が
コラボしたイベント企画のお知らせです。

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GoToトラベル事業支援対象

年に一度の野菜の祭典!トキタ種苗オープンデーと極上のイタリアンランチ

<新宿発着・日帰りバスツアー>
20名限定!年に一度の野菜の祭典!
イタリア野菜のパイオニア・トキタ種苗オープンデーと極上のイタリアンランチ

イタリア野菜のパイオニア・トキタ種苗による年に一度のスペシャルイベントに特別入場!
ランチには大宮の人気イタリアン「リストランテ・オガワ」のオーナーシェフ 小川 洋行氏によるトキタ種苗大利根研究農場の採れたて野菜を使ったスペシャルランチコースをご用意いたします。野菜を満喫する1日をご体験ください!

■Point1 プロ限定の野菜イベントに特別入場
■Point2 オープンデー限定の直売所でとれたて野菜のショッピング
■Point3 大宮の人気高級イタリアン「リストランテ・オガワ」が農場直送のイタリア野菜でスペシャルランチをご用意

■ツアー概要

●スケジュール
11月19日(木)限定
09:00 新宿駅発
10:10 トキタ種苗大利根研究農場(埼玉県加須市)到着(約1時間30分)
検温・受付
10:20 チーフブリーダー中島 紀昌氏による農場特別見学ツアー(約30分)
フリータイム(直売所でのショッピングと農場見学をお楽しみください)(約1時間)
11:50 トキタ種苗大宮本社へバスで移動 (所要時間約1時間)
13:00 到着
リストランテ・オガワの小川 洋行オーナーシェフによるスペシャルランチをお召し上がりください
野菜を学んで楽しむレクチャー・レクリエーション
15:00 大宮を出発
16:30 新宿駅着 お疲れさまでした!

・添乗員: 同行
・1名様から受付
・最少催行人数: 12名
・定員: 20名
・バスガイド: なし
・食事: 昼食つき
・バス会社: 両備バス同等

●料金
旅行代金:16,000円
給付額:5,500円
地域共通クーポン:2,000円
お支払い実額:10,500円

<ツアー代金に含まれるもの>
東京〜トキタ種苗間往復バス、ランチ
※農場でのショッピングはご自身でのお支払いとなります。
※ランチには500mlのミネラルウォーター1本が付きます。その他のお飲み物は別料金となります。

詳しくはリョービツアーズのHPまで

イタリア マンドリン通信 
<スカラ座オーケストラのコンサート開始><ギターレッスン再開><コロナ状況>

<スカラ座オーケストラのコンサート開始>

9月にロックダウン中クローズしていた、スカラ座のプログラムが開始となりまずオーケストラのコンサートのテレビ中継がありました。

9月4日:ミラノ大聖堂内、新型コロナ犠牲者のためのヴェルディのミサ「Messa da Requiem」。
    スカラ座主席指揮者 Riccardo Chailly
    スカラ座オーケストラ・合唱
    歌手 ソプラノ・メゾソプラノ・テノール・バッソ
    マッタレッラ大統領ほか政府関係者と一般客(無料)多少

9月13日:ミラノの大聖堂前広場、Concerto per l’Italia
     スカラ座主席指揮者 Riccardo Chailly
スカラ座フィラルモニカ・オーケストラ
     ヴァイオリンソリスト
     一般観客多数

9月12日には、スカラ座にて再出発としてベートーベンの第九が行われましたがこれはテレビ中継はありませんでした。残念(>_< ) まず最初のレクイエムは、大聖堂の重々しい荘厳な雰囲気の中、尚且つ大統領を始めとする政府関係者が観客の殆どを占め、オーケストラおよび歌手・合唱は黒いマスクで登場し、歌と吹奏楽者以外はマスク姿での演奏となりました。 このレクイエムの音楽は、この半年間北イタリアが体験した辛い苦しい時期を過ごしてきた、その情景にふさわしいものであったと感じました。 対して13日の大聖堂広場でのコンサートは、広場一杯に用意された客席に一般客が溢れ、華やかな照明の中に浮かび上がった大聖堂前のオーケーストラの演奏は、ロックダウン以後の初めての大規模ななワクワクするものでした。曲目もバリエーションある内容で盛り上がり、観客のアンコールにも数回答える心晴れる楽しいものでした。

<ギターレッスン再開>

9月の学校再開により、私の通う音楽学校も対面レッスンが再開されました。事前にマエストロから、対面かオンライレッスンのどちらを希望するかの質問が届きました。私はロックダウン中のオンライレッスンで、矢張り難しいなと思いましたので、対面でと回答したら喜んでました。やはり音楽の指導は難しいと感じていたと思います。音も良くないし表現も説明しにくいですし。聞くと、ある生徒(ティーンエイジャー)はいつも父親と同席のレッスンしてましたが、コロナを心配してオンライレッスン希望だそうでした。イタリアでは中学生位でも親が同行のレッスンは普通のようです(友人談)。

<コロナ状況>

9月の中旬から学校が始まり、ロンバルディア州では学校関係で教員・用務員・技術教員等で約5300人の増強をしました。(La Repubblica記事)。机も二人用を1人用に入れ替えられました。公共交通機関内もやや規制が緩み、車内にベタベタ張られていたシールは剥がされましたが、新しいマスクの注意掲示がありました。つまり割と口はマスクしても鼻を外している人が多いからです。息がしにくいのだと思います。このアナウンスも数分毎にあります。またバスには、消毒用ジェルが配備されている路線もありました。結構細かい処置してますね。当然お店・レストランに入る時は検温とジェルを付けるよう指示されます。ですから、数件お店を回ると手がジェルでベタベタとなります。

主要なターミナル駅には警官がおり、時折外国人風の人々にドキュメントの提示を求めてチェックしてます。私も最近初めて声をかけられました。ハイキング姿にも関わらず。在住の証明書を持ってると言ったら、それならいいで終わりましたが。夏のバカンスでギリシャに旅行したミラノオーケストラの友人は、ギリシャ入国時とイタリア入国時で2回もPCR検査したそうです。友人の娘さんはスペイン在住で、マルペンサ空港で検査を受けて、ミラノ中央駅から移動。数日後に陰性の結果メールが届いたとか。彼女はすでにその日に移動してましたが。。。

映画好きな友人がやっと映画館が再開したと喜び勇んで出かけたら、200人収容が5~6人の観客だったとか。まだまだ警戒してますね。

マスクは出回っており、私も大手スーパーの割安50枚入りを€22.5でゲットしました。一枚あたり約55円位。医療用マスクです。移民の道端のお店では1枚更に半額でした。手縫いのマスクも着々と内職の様に作ってます。友人にプレゼントすると喜ばれます。ちょっとした気晴らしになります。しかしハンカチは日本の様に売ってないイタリア、手芸店に生地はあるようですが、沢山の量は要らないので、持参している手拭いやバンダナで縫っています。当然細いゴムもないので日本から送ってもらいました。

第12回旅雀素描帖・展-urban sketch- 開催のご案内


日伊協会の会員であり、また会報「Cronaca」で素敵なイラストやデザインを考えてくださっている新井美樹さんが来月4日(水)~9日(月)まで、パレットギャラリー麻布十番にて、水彩画展「第12回旅雀素描帖・展ーurban sketch-」を開催されます。

イタリアを始めとするヨーロッパの街並みを水彩画でお楽しみください。新型コロナウィルス禍にあり、なかなかイタリアへに行くことが難しくなっている今日、しばし水彩画の世界で素敵な街並みを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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                   新井美樹さんからのご紹介

旅する〝すずめ〟の水彩画展は今回で12回目を迎えます。イタリア、クロアチア、スロヴェニアなどの魅力的な街の風景と旅の記憶を画紙に綴りました。会場は新旧が魅力的に融合する麻布十番、町の中心パティオ十番広場からわずか10歩のギャラリーです。

未だ新型コロナウィルス収束が見えない中、延期すべきか迷いましたが、十分な予防対策を行いながら開催することといたしました。

自由な渡航が制限される今、わずかでも旅気分を味わっていただければと願っています。

季節や風のにおい、街並みや人々の暮らし、などなどをみなさまにお伝えできたら幸いです。

新井 美樹

第12回旅雀素描帖・展-urban sketch-
2020年11月4日(水)~9日(月) 11:00~19:00(最終日16:00まで)
東京メトロ・南北線、都営地下鉄・大江戸線麻布十番駅下車 4番出口または7番出口より徒歩3分

状況に応じてスケジュール変更する場合がございます。
変更時はフェイスブック、HPなどでお知らせいたします。

坂本鉄男 イタリア便り 「カニもどき」を本物と思って食べる

昔、東京の国立大学で教鞭(きょうべん)をとっていた頃の話である。わが家の夕食にイタリア人の教師と、大学卒業後、大手商社に入社した教え子がやってきた。

 話が弾み、商社マンの仕事が話題になった。「カンガルーの輸入です」と商社マン。「え、今なんとおっしゃった。日本の動物園はそんなにカンガルーが好きなのですか」とイタリア人。「ご存じないのですか。ソーセージに混ぜるための肉ですよ」。イタリア人は、日本でソーセージを食べなくなってしまった。

 また、食通で有名だった初代のイタリア文化会館館長がこう言って嘆いた。「君にうまいウサギ料理をごちそうしようと思って肉屋に注文したら、ウサギはみんなソーセージ用に使われるので、店にはありませんといわれたよ」

 飽食の時代を生きる今の日本人には考えられないだろうが、60年ぐらい前は肉の輸入が制限されていたため、いろいろな肉を加工して食べていた。

 食糧難を切り抜けた日本人の食品加工技術は目覚ましかった。タラバガニの漁獲が制限されると、魚肉を使ったカニかまぼこを開発し、世界中に売りさばいた。生まれて一度も本物のタラバガニを食べたことのない多くのイタリア人は、「カニもどき」を本物のカニと思って食べている。

坂本鉄男

(2020年9月1日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

クラウドファンディング『デカメロン2020』のお知らせ

コロナ禍のイタリアで若者たちが綴った日々の記録『デカメロン2020』を書籍化するためのクラウドファンディングがスタートしております。

このプロジェクトについて

コロナ禍のイタリアで人々の気持ちや生活はどう変わっていったのか。イタリアの若者たちの日々の記録『デカメロン2020』を本にします。文章で、暮らしの音で、絵や写真で。世の中の光景と人の声をきちんとまとめ未来へ伝えるものです。

『デカメロン2020』について
2020年3月10日から4月28日にわたり、 方丈社のHPで『デカメロン2020』は連日更新された速報です。中世のイタリアで猛威を奮ったペスト禍に書かれたジョヴァンニ・ボッカッチョの古典『デカメロン』の現代版として、大きな反響がありました。

ヨーロッパで最初に新型コロナウイルスが蔓延し、非常事態宣言の発動されたイタリア。各地に住む17歳から29歳の若者24人が、耳を澄ませ、見て、感じて、触れた日々を書き留めました。ささやかだけれど真摯に、そして淡々と綴られたかけがえのない記録です。

『デカメロン』とは?

ジョヴァンニ・ボッカッチョによる物語集。1348年に大流行したペストから逃れるためフィレンツェ郊外に引きこもった男3人、女7人の10人が10日間にわたり毎日10話ずつ語る、という前提の物語。

期せずして経験することになった2カ月近いロックダウンにより、人々の気持ちや生活はどう変わっていったのでしょうか。文章で、暮らしの音で、絵や写真で。世の中の光景と人の声をきちんと残し、未来へ伝えたいと思います。

『デカメロン2020』の企画・取材・翻訳は、内田洋子さん。日本とイタリアの交流に貢献してきたことで、2019年「ウンベルト・アニエッリ記念ジャーナリスト賞」を受賞し、2020年7月にイタリア版の本屋大賞である「露天商賞」の授賞式において「金の籠賞」を受賞。

『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』の版元である方丈社からの刊行を目指しています。

『デカメロン2020』
発行予定日:2020年12月
仕様:B5変判、コデックス装、256ページ
部数:3000部
著者:イタリアの若者たち
(ジュリ・G・ピズ、アントニオッティ・A、ボナディマーニ・A、ボルゴノーヴォ・D、コンケット・A、クレアンツァ・S、ダモンティ・C、ディ・ナポリ・J、ロ・S・M、ランツァ・C、ミオット・A、モリナーリ・S、パリアルーロ・C、パリアルーロ・サーラ、パリアルーロ・シルヴィア、ピントゥス・G、ライネーリ・M、ロッシ・カイロ・M、サンティ・E、スカッチーニ・O、セッティ・A、スルブリエヴィチ・V、トロンビン・A、ヴォアリーノ・M)
取材・企画・翻訳:内田洋子
編集:小村琢磨(方丈社)
アートディレクション:中川真吾
発行:方丈社
定価:2500円+税
販売方法:書店、ショップ、通販での販売

募集する資金は『デカメロン2020』の制作費の一部に当てます。装幀や紙、印刷、製本にこだわった美しい本に仕上げます。そして本書のイタリア語版も作り、イタリアの若者達に届ける費用に使います。

●プロジェクトの予算と使い道
印刷費 200万(60万円)
デカメロン2020制作費 50万
イタリア語版制作費 30万
リターン送料 16万円
シークレットエッセイ制作費 5万
その他リターン制作費 10万
手数料 10%(目標達成の場合は19万円)
合計190万

『デカメロン2020』の全印刷費は200万円を超えますが、自己資金と、本書の売上金でまかないます。制作費の一部に当てることで、装幀や紙、印刷、製本にこだわった美しい本に仕上げます。そして本書のイタリア語版も作り、イタリアの若者達に届ける費用に使います。

その他手数料・消費税、リターンの製作費・送料あわせて190万円を予定しています。

詳細は以下のサイトにアクセス願います。

コロナ禍のイタリアで若者たちが綴った日々の記録『デカメロン2020』を書籍化したい

シンポジウム「エノガストロノミアとテリトーリオ-日本とイタリアの農業文化の発展-」
オンラインにて開催

法政大学イノベーション・マネジメント研究センターでは、10月10日(土)に、
シンポジウム「エノガストロノミアとテリトーリオ-日本とイタリアの農業文化の発展-」をオンラインにて開催します。

 詳細をご案内いたしますので、奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

※参加をご希望の方は、下記【お申込方法】をご確認ください。

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法政大学イノベーション・マネジメント研究センター シンポジウム
「エノガストロノミアとテリトーリオ-日本とイタリアの農業文化の発展-」

【日時】2020年10月10日(土)13:00~16:00
 
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  エノガストロノミアとはワインを中心にした美食術、また、テリトーリオとは、都市と農村の繋がりを包括的に捉え直す概念のことです。
イタリアの農業・食品産業のありようは、生産活動以外にも環境保護や食料問題などの多機能性を持つことから、日本社会の在り方を考え
るうえでより重要になってきています。

 今回のシンポジウムでは、日本とイタリアのワインと美食と都市計画を巡って専門家が語り合い、農業の文化価値の発展の方向性を探り
ます。エノガストロノミアやテリトーリオ概念は、日本の農業活動・食品加工活動とその生産地である地域の価値創出の論理形成のために
役立つと考えられるのです。

……………………………………………………………………………………
【プログラム】

《開会挨拶》
 ■13:00~13:05
  木村純子(法政大学経営学部教授、イノベーション・マネジメント
      研究センター所員)
……………………………………………………………………………………
《第1部》トークセッション
 ■13:05~13:50
 「山梨のワイン産業はどう発展してきたか」
  仲田道弘((公社)やまなし観光推進機構理事長、元山梨県観光部長)

 ■13:55~14:40
 「イタリア農業の底力:アミアータのテリトーリオ」
   木村純子

 ■ 14:45~15:30
 「文化的資産を活かしたテリトーリオの再生」
  陣内秀信(法政大学江戸東京研究センター特任教授)
……………………………………………………………………………………

《第2部》クロストーク
 ■15:30~16:00
 「日本とイタリアの農業の文化的価値を再発見する」
  長本和子(イタリア料理文化研究家)
  仲田道弘
  陣内秀信
  木村純子
  田中 洋(中央大学大学院戦略経営研究科教授、
         イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員)
……………………………………………………………………………………

※詳細はこちらをご覧ください。
 

「エノガストロノミアとテリトーリオ -日本とイタリアの農業文化の発展-」チラシ(PDF)
 

—————————————————————————————————
【日時】2020年10月10日(土)13:00~16:00

【配信方法】Youtube Live(参加費無料)

【お申込方法】
 下記専用サイトよりお申込みください。
 お申込者には、配信リンク先をメールでお送りします。

 ≪PC・スマートフォン≫ https://www.event-u.jp/fm/10960
 ≪携帯電話≫ https://www.event-u.jp/fm/m10960

※個人情報の扱いは厳重に管理しております。法政大学に関連するイベント
  開催等の通知を目的としており、それ以外の目的では使用しておりません。

【申込締切】10月8日(木)

【問合せ先】法政大学イノベーション・マネジメント研究センター
 TEL: 03-3264-9420  FAX: 03-3264-4690
 URL:http://riim.ws.hosei.ac.jp
 E-mail: cbir@adm.hosei.ac.jp

イタリア マンドリン通信 <ミラノオーケストラ、スフォルツァ城でのコンサート>
<友人とワンデイハイク><アパート水漏れ事件>

<ミラノオーケストラ、スフォルツァ城でのコンサート>

前回の通信に書きました、8月1日のミラノ・スフォルツァ城での夏のイベントコンサートが無事開催されました。連日猛暑で当日は40度を超える湿度高い日でした。幸い雷雨はなく、チケットも席がコロナ対応のため約半数の約300席がsold outになる人気となりました。人々も数少ないコンサートを待ち望んでいたのだと思います。

スフォルツァ城の夏のイベントは有名で、そこで演奏できるのは光栄な事ですし、ライトアップされたその歴史あるお城のシチュエーションは、うっとりでした。ロックダウン後の厳しい規制の後で、気分はもう高揚感で溢れていました。

ただし、この場所は物凄い数の蚊がブンブン飛んでおり、まさに私達人間は「飛んで火にいる夏の虫」です。数年前も多数刺され痛い思いをしました。前々日の練習でコロナ対策の換気のため、開け放した室内でなんとズボンの上から15か所も刺されたので、当日はイタリア製最強虫除けスプレイを何回も吹き付けコンサートに臨みました(効き目あり被害は2か所で済みました)。

プログラムは「映画音楽シリーズ」で、舞台オーケストラ背後上面に設置されたスクリーンに懐かしい映画の画面が映し出され、その挿入音楽を演奏して楽しむものです。観客は画面にくぎ付けで、かつてのスーパースター達の優雅な、そして当時を思い起こさせる数々のシーンとともに、色付けされた音楽を楽しんでいる様でした。

メンバーはバカンス中で半分位にも関わらず、やっと舞台で演奏出来る嬉しさと音楽を奏でる気持が、観客に感動を伝える事が出来素晴らしい舞台でした。観客も大満足だったと思います。コロナの為、客席は空けねばなりませんでしたが。厳しかった時期のあとのこの感動と例えようがない満足感で一杯です。

*************************************************************************

<友人とワンデイハイク>

友人達に誘われて、北のアルト・アディジェのParco Adamelloにある「Valle Adame`」という山に出かけました。ブレイシャから約車で2時間でその山の麓の到着。そこから約1時間の急な石階段を登ると、そこは大きな山々に囲まれた草原でした。(標高2020m)雪解け水が速い流れで大きな川となっており、家畜が夏の間豊富な草とタップリの水のあるこの草原に放されていました。馬・牛・豚・ヤギなどが至る所でゆったりと一日中のんびりしてる様子を見て、私達は「羨ましい!」と。

日本では、まずこういう山はないですね。やはり大陸の景色です。イタリアには高山でも近くまで車で気軽に来られて、幼い子供連れでもハイクを楽しめる山が沢山
あります。日本でしたら近い所まで車道はないですから、まずこの高さに登るには4~5時間はかかるでしょう。往復で約16キロの行程でしたが、最近4回ほどハイクを
していたので、ひどい筋肉痛にはならずに済みました。

イタリアもコロナの被害は酷かったですし、まだまだ規制中でもあり、人々も余り思い切ったバカンスをしてません。地元地域のバカンスが中心のようでしたが、夏後半は、規制が緩んで海外からの例年のバカンス客(ドイツ・オーストリア・フランス)が多少戻っていたようでしたが、まだまだの状態です。

<アパート水漏れ事件>

8月15日はイタリアの祝日「Ferraagostoフェッラアゴスト」です。今年は土・日が連休で殆どのお店が閉まります。その前夜、流しの前の床が塗れており「?」、耳を澄ますとポッタンポッタンと音が。。慌てて中を除くとなんと不運にもキッチンの流しの下の水道管から水がぽたぽた漏れており、慌てて中の物を出して雑巾で拭き、ごみ箱を置きました。すかさずビデオで撮影。心配なので元栓締めて就寝。。

翌朝、まず業者に電話するも出るはずもなく。。。どうしてこんな日に!長期バカンス中の大家さんに連絡してビデオも添付。暫くすると電話があり、救急対応の業者に連絡したから1時間後くらいにそちらに着くと。しかし、まず70ユーロの出張費に被害程度によりどう金額が加算されるかは不明。多分かなり高いだろうと。

友人に聞くと、その手のSOSがぼったくられるという話。不安なまま水道屋が到着。見せて見積もりを聞くと、なんと350ユーロという驚きの修理代!すぐ大家さんと業者が電話で話して議論展開、しかし値段は下がらず費用負担は後でということで修理実行。他に方法なく仕方ないと大家さん。

イタリアでは、家の全ての管(下水道・ガス等)の故障については、壁の内側の管は貸主の負担、室内側は借主の負担と法律に規定されていることを知りました。私の大家さんは、とても礼儀正しく思いやりがあり「本来であれば、全額修理費用は借主負担だが、今回はとても例外的なケースで私にとって思い負担だから、半分持つけどどう?」と言ってくれましたが、私は全額貸主負担と思ってました(泣)。落ち着いて良く考えて、まあこの時期に起きた不運だけど、1日で直ったことはイタリアでは奇跡ですし、それで175ユーロなら安いと自分を納得させました。

2009年夏にイタリア短期留学したときも、洗面所の下の水道管破裂で水が噴き出しあっという間に寝室は床上20センチ以上のプールとなりました。なんとか大家さん
に連絡して駆けつけてくれ対処してくれました。その友人も他のアパートでやはり水道破裂があり、外出から帰り外から自分のアパート見たら、自分の部屋から水が
流れ出ていたと。

ミラノの友人にも話すと、「ああ、うちも昨年いきなり破裂してプールになったわ」と。イタリアの家は古いので、水漏れ事件は日常のようです。まあ、それでも家に居た時で良かったと思いました。今後は泊りで外出の場合は必ず元栓を閉めることにしました。こういうのは日本ではまずないと思います。

日本イタリア料理協会会員シェフによるイタリア料理動画の配信のお知らせ


日本イタリア料理協会からのお知らせです。

日本イタリア料理協会ではイタリア料理をより身近に感じていただくために、
会員シェフによるイタリア料理動画の配信をはじめました。

レストランでイタリア料理を楽しんでいただくのももちろんですが、
このようなご時世ですのでご自宅でもイタリア料理を楽しんでいただきたく、
毎週交代でシェフたちがさまざまなイタリア料理を紹介してまいります。

会員シェフによるイタリア料理動画配信

日伊協会の会員の方や関係の方にもご覧いただきたく、ご紹介いたします。

チャンネル登録などしていただければ幸いです。

『日伊文化研究60号(2022年春刊行予定)』の原稿募集のお知らせ

公益財団法人日伊協会の学術論文集『日伊文化研究』は、日伊協会会員のみならず、全国の大学、図書館に無料配布され、全国のイタリア研究者にとって、自らの研究成果の発表の場となっています。またイタリアに関する新刊紹介を、専門分野の方々にご紹介 いただいております。

『日伊文化研究』は
・さまざまな視点からひとつのテーマを掘り下げる「特集」、
・研究やエッセイなどの「自由論題」、
・「新刊紹介」の三つを常設の項目とし、
その他に「講演」「追悼」「書評」などの項目を適宜おいています。

本誌は年に1冊のペースで定期刊行されており、第58号が今春発行され、現在、第59号を編集中です。今回募集しますのは、2022年春に刊行予定の第60号となります。以下の要領で原稿を募集しています。

『日伊文化研究』は会員にひらかれた発表の場です。
積極的にご応募ください。

■2020年春発行予定第60号特集「災害」のご案内 (2021年5月31日締切)

60号(2022年3月刊行予定)の共通論題は「災害」です。

2020年の世界は、新型コロナウイルス感染症の脅威一色に塗りつぶされたかのようでした。わけてもイタリアがヨーロッパにおける爆発的感染の火元とされたのは(真偽が明らかになるには時間が必要ですが)記憶に新しいところです。

 イタリア半島が何度も疫病に見舞われたこと、中には東方からイタリアに渡来し、全ヨーロッパに広まった伝染病もあることは、様々な記録、文学、絵画、彫刻、建築が歴史の証人になっています。ボッカッチョの『デカメロン』が最も有名な例でしょう。

 またイタリアは、日本と同じく、大地震や火山の噴火が多発する国でもあります。ポンペイの例を引くまでもなく、古代から現在まで地震、噴火、さらに洪水などがしばしば起こり、それらは政治や経済に大きな影響を与えただけでなく、学問・芸術活動の素材になったり、活動の契機になったりしてきました。

 というわけで、60号は、イタリアの過去・現在を貫いて直接間接に大きな影響を及ぼしてきた「災害」(地震、噴火、洪水、疫病、飢饉など)を特集テーマにします。歴史学、考古学、文学、美術史、建築史、都市論、行政論などなど、多彩なアプローチが可能です。自然科学の分野の論文や体験記・旅行記などのエッセイも歓迎します。奮ってご投稿ください。 

■自由論題 (2021年5月31日 締切)
【論文】イタリアの歴史、文化、社会、経済あるいは日伊関係に関する優れた論文を募集します。
    デジタル化された原稿で、40字X40行9 ~11枚(図版〔1枚400字見当〕、註を含む)。

【エッセイ】イタリアに関するユニークな切り口の文学的味わいに富んだ作品を募集します。
    デジタル化された原稿で、40字X40行6~ 9枚(図版〔1枚400字見当〕、註を含む)。

■新刊紹介   (2021年8月31日 締切)
2020年10月以降に刊行されたものを対象とします。デジタル化された原稿で、 1500字以内。

送付先 日伊協会「日伊文化研究事務局」
bunka-kenkyu@aigtokyo.or.jp

・投稿は日伊協会会員であることを前提とします。
・連続投稿は原則として受け付けません。
・2021年6月(予定)に開催される編集委員会で審査のうえ、採択(仮採択、条件付き採択を含む)を決定します。
   仮採択、条件付き採択の場合の最終原稿締切は同年9月30日とし、その段階で編集委員会が再閲読します。
   最終原稿はデータおよび打ち出し原稿にて提出していただきます。著者校正は原則として初校までとします。
・原稿料はお支払いしません。なお、原稿はお返ししません。

  

<80名様限定>藤井泰子スペシャルコンサート 「歌に生き 愛に生き 野菜に生き」開催のご案内

文化 無料

主催:公益財団法人 日伊協会
        ㈱リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー
後援:トキタ種苗株式会社

最高視聴率約25%を叩き出した超人気クイズ番組「AVANTI UN ALTROアヴァンティウナルトロ」で大人気、イタリアで誰もが知っている、日本人女性スーパーマルチタレント「Yasko」が、現地イタリアから今の日常生活を切り取り、日本人向けに話しかけるオンラインサロンがこの秋、始まります。

サロン開始に先立ち、Yaskoさんご本人による、歌とトークのスペシャルイベントが実現致しました。Yaskoさんの知られざる活躍の秘密や、ローマでの暮らしのあれこれ、そしてオペラやイタリアの名曲をじっくりお楽しみいただける貴重なひとときです。お気軽にご参加下さい。

<出演者プロフィール>

藤井 泰子(Yasko Fujii)
広島県出身、イタリア在住のソプラノ。幼少より音楽に親しみ、大学卒業後、イタリア政府給費を得て単身イタリアへ渡る。ボローニャ元王立音楽院で学び指揮者ジョセフ・ジャルディーナのもとで研鑽を積む。その後、オペラ歌手として各種コンクール優勝、その活躍の場は音楽に留まらず、様々な舞台、分野で活躍。特に最高視聴率テレビ番組「Avanti un altro! 」のレギュラー出演を9年間つとめるなど幅広く活動しているスーパーマルチタレント。その模様はテレビ東京「世界なぜそこに?日本人~知られざる波乱万丈伝」でも紹介された。


日 時:2020年10月12日(月)14:30~(受付開始:14:00)
会 場:赤坂区民センター区民ホール
〒106-0047 東京都港区赤坂4-18-13
参加費:無料
定 員:80名、会場では検温、手指の消毒とマスク着用をお願いします)
*要事前予約/先着順

申込名 開催日 時間 会場 参加費 備考
E1012 10/12(月) 14:30~
受付開始
14:00
赤坂区民
センター
区民ホール
無料 終了
オンラインサロン「歌に生き 愛に生き 野菜に生き」のご案内(予告)

・ローマの市場、スーパー、小売店での実際の買い物シーンを楽しみながら、珍しい野菜や食材の買の中で、教科書とはちょっと違ったイタリア語会話がどんどん飛び出してきます。現地のレストランでの食事も楽しみなひとときです。こんな時、どういう風に注文するのか?イタリア人ってお昼は何食べているの?素朴な疑問にもお答えします。「こう言えば通じる!」イタリア人にも通じる生活フレーズを学習しましょう。

・主婦でもあるYaskoは実はイタリア野菜のプロフェッショナルでもあります。ロマネスコ、ラディッキオ、チーマディラーパ、カタローニャ等、日本ではまだまだ馴染みの薄いイタリア野菜の美味しい調理法をご紹介します。イタリアマンマから学んだ「あっという間にイタリアン」を紹介します。

・毎回、本業のオペラ歌手のYaskoの歌(オペラの名曲から身近な音楽まで幅広いジャンルの名曲)が、聴けるのも楽しみの一つです。「アフターコロナはやっぱりイタリアに行きたい!」と考えている方に、今のイタリアから素敵な歌をお届けします。

・オンラインサロンはこの秋(月一回)、Zoomにて有料配信(3,500円/回)開始される予定で、日伊協会ホームページにて10月中旬に詳細案内およびお申込みスタートいたします。

イタリアワイン文化講座 第一章 マグナ・グラエキアとワイン(全6回連続講座)のご案内

文化 伊語 通訳 

昨年開催された連続ワインセミナーに引き続き、今年度より連続文化講座として「イタリアワイン文化講座(ACCVI:Associazione Italo-Giapponese Corso di Cultura sui Vini Italiani)」を開講致します。本講座はワインだけではなく、イタリアが持つ個性あるテリトーリオが生み出す食文化としてワインを考察するものです。

イタリアワイン講座の全5章の構成
第一章 マグナ・グラエキアとワイン
第二章 エトルリアとワイン
第三章 古代ローマ帝国とワイン
第四章 海洋都市国家とワイン
第五章 イタリアの境界とワイン

今回ご案内するのは第一章 マグナ・グラエキアとワインです。マグナ・グラエキアはなせイタリア半島から始まったのか?古代ギリシャ人がイタリアにもたらし、現代にまで受け継がれるワインとそれをつくる人を通して、テリトーリオを見る・聞く・知る・味わう旅へと考察を深めます。

日 時:
①2020年10月24日(土) イスキア DOC(カンパーニャ州)
②          11月21日(土) プリミティーボ・ディ・マンドゥーリア DOC(プーリア州)
③          12月19日(土) エトナ DOC(シチリア州)
④2021年1月16日(土) チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリア DOCG(シチリア州)
⑤          2月20日(土) チロ DOC(カラーブリア州)
⑥          3月20日(土) アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ DOC(バジリカータ州)    
開催時刻①-⑥共通 20:00~21:30(諸事情により予告なしに日時.内容を変更となる場合があります)

本イタリアワイン文化講座オンラインの特徴

・イタリアのテリトーリオをバーチャルで体験できます
・イタリアのワイン生産者に直接話しかけます
・イタリアの専門家のゲストや特別授業への優先参加
・教材ワイン(日本未発売含む)はイタリアからご自宅へ届
    きます(国際宅急便で申込時6本まとめて1回でお届け)
・各章修了ごとに修了証を授与(全5章すべて修了された方
      には日伊協会名誉会長サイン入り修了認定証と
      認定バッジ授与)
・ご自宅からZOOMで快適に受講(協会スタッフの親切丁寧
      なサポート)

主催:公益財団法人日伊協会 後援:イタリア大使館 イタリア大使館貿易促進部

ワインから始まるテリトーリオの旅

イタリアでは1 9 8 0年代中頃から、田園の美しさ、農村の豊かさを再評価する時代に入りました。

この国では本来、都市と田園/農村は密接に結びつき、共通のアイデンティティをもつ独自の地域的まとまりを形づくってきました。それを「テリトーリオ」といいます。

土地・水・空などの地理的空間、さらには、政治、経済、社会の圏域をも包み込む包括的な概念です。輝く都市の文化も、その後背地としてのコンタード(周辺農村地域)の豊かさがあってこそ生まれたのです。工業化、市場のグローバル化の中で長らく忘れられていた我がテリトーリオに潜む無限大の可能性に、イタリア人自身が今、気づいたのです。

Val d’Orciaの眺め(撮影陣内秀信先生)

個性ある各地のテリトーリオが生み出す最大の文化、く郷土料理>とくワイン>に、想像性豊かに新たな光が当てられています。「エノガストロノミーア」(ワイン十食文化)こそ、今のイタリアの精神を最もよく表す言葉です。ワインから始まるテリトーリオの旅を楽しみましよう。

<監修> 陣内秀信 日伊協会評議員、法政大学特任教授、東京大学大学院工学博士。ローマ大学名誉博士アマルフィ市より「マジステル(偉大なる文化人)称号授与。イタリア共和国功労勲章。イタリアを中心にイスラーム圏を含む地中海世界、東京の都市研究・調査を行う。主な著書に『東京の空間人類学』(サントリー学芸賞)、『ヴェネツィアー水上の迷宮都市』、『南イタリアへ!-地中海都市と文化の旅』、『イタリアの空間人類学』の他、多数

【受講生限定】特別講義 第1回
『イタリアのテリトーリオとは何か?』(約45分)
《ZOOMライブ配信決定!》

講師 陣内秀信先生
日時:2020年9月19日(土)16:00-17:15 当初、録画配信のみとしておりましたが、9月19日(土)ZOOMをライブで行い、その録画を配信することに決定いたしました。

※1.全受講プラン(全6回))で視聴可能です。
※2.お申し込み手続き完了・ご入金された方から順次ご登録メールアドレス宛にパスワードつき動画視聴リンクを送付いたします。
※3.動画のみの申込・視聴はできません。ご了承ください。
※4.9月19日にご都合が合わない方には、YOUTUBEのパスワードつき動画へのリンクを後日送付いたします。ご都合に合わせてご視聴ください。

<講師プロフィール>

櫻井芙紗子

日伊協会理事、イタリアワイン文化講座ディレクター。法政大学社会学部卒業。選考は環境社会学
『都市の歴史的景観保存とまちづくり』某一部上場企業でブルーノ・ムナーリの絵本『1945シリーズ』の日本語版を始めとする海外版権の仲介の他、ミシュランガイドの東京・香港版の創刊等に携わる。イタリア・ボローニャの有名ワインショップでの修行を経て、イタリアにてソムリエ取得。VIAGGIOVINOを運営

オンライン受講とワインのコースは完売致しました。

申込名 時間 受講プラン 参加費 備考
WS1-1-k 20:00~
21:30
オンライン受講
のみ(6回)
会員 21,000円
WS1-1-i 受講生/一般 27,000円

*1中途解約はお受け致しかねます(欠席回は後日録画視聴可能です)
*2 本講座申込と同時入会で日伊協会年会費6,000円が半額3,000円となります。
対象期間は2021年3月末までの半年間です。4月以降は2021年度会員となり、継続される場合は年間6,000円となります。今回のキャンペーン対象は初回限定の新規入会者であり、継続会員はキャンペーンの対象外です。
(継続会員の方でも一般価格より6,000円もお得な受講料となっております)

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クロナカ夏の特別号2020 発行

日伊協会会報『クロナカ』2020年夏の特別号が完成しました。

昨年から、夏号はすっきりとスタイルを変えて、タブロイド雑誌風に製作しています。サイズは通常号より一回り大きいA4判で8ページです。
クロナカ2020夏の特別号
さて、今年の話題といえば、コロナを避けて通るわけにはいきません。とくに北イタリア・ロンバルディア州は、ヨーロッパでの感染拡大のはじまりになった地域でもあります。

そこで、イタリア各地にお住まいの日本人6名の方に、今年春から夏にかけての町の様子、イタリア人の意外な一面、お子さんの授業の様子などをリポートしていただきました。
日本には聞こえてこないナマの声を知ることができる貴重な記録になったと思います。

4、5ページには日伊協会の提携レストラン、提携店をカラーで紹介しています。会員特典もありますので、ぜひ訪問を検討してみてください。

『クロナカ』は、日伊協会の会員以外の方にもお分けしております。当サイトの「会報『Cronaca』一覧」ページの[お申し込み]ボタンをクリックしてお申込みください。

また、事務局に直接電話でお申し込みいただいても結構です。
その際は、「クロナカ2020年 夏号希望」とお伝えください。

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【目次】 (表紙を含めて全8ページ、行頭の数字はページ番号です)
1~3 イタリア各地からのお便り
(ミラノ、トリノ、フィレンツェ、トリエステ、ナポリ、ラグーザ)
4~5 日伊協会 提携店のご紹介
6 Ma anche così “SI PUO FARE” ! ──人生、ここに“も”あり 押場靖志
6 ロンバルディア州の珠玉の町ベルガモ 編集部
7 事務局便り、事務局スタッフからひと言、編集後記
7 2020年度 公益財団法人日伊協会 評議員、理事一覧
7 列車故障の縁で知ったコドーニョ 編集部
8 イタリアを描く Umbria イタリアの緑のハート、ウンブリア州 新井美樹

クロナカ夏の特別号2020 発行

日伊協会会報『クロナカ』の2020年夏の特別号が完成しました。

昨年から、夏号はすっきりとスタイルを変えて、タブロイド雑誌風に製作しています。サイズは通常号より一回り大きいA4判で8ページです。

さて、今年の話題といえば、コロナを避けて通るわけにはいきません。とくに北イタリア・ロンバルディア州は、ヨーロッパでの感染拡大のはじまりになった地域でもあります。

2020年度 連続文化セミナー はじめての方のためのイタリア・オペラの魅力

本セミナーは講師の体調不良により、急遽中止となりました。改めて代替日を設けて開催致します。その際には別途ご案内させていただきます。

実技 日本語    
はじめての方にイタリア・オペラを身近に感じてほしい。そんな思いから生まれたセミナーです。

講師にお迎えするのは、世界的にご活躍のソプラノ歌手、平井富司子さん。プロならでは切り口で、ご本人いわく「面白おかしく」、オペラの魅力を3回にわたって語っていただきます。

今更聞けないことも、わかりやすく解説。もちろん、その素晴らしい歌声もご披露いただけるとのこと。オペラ・ファンの方はもちろん、どなたでもお楽しみいただけます。

講 師: 平井 富司子(ソプラノ歌手)
伴 奏: 吉川 香里(ピアニスト)

日 時: 第1回  2020年  6月12日(金) 18:30-20:00;  終了
             第2回  2020年  9月11日(金) 18:30-20:00;  終了
             第3回  2020年10月23日(金) 18:30-20:00
会 場: 日伊協会 青山教室 201 (石川記念ルーム)+オンライン受講
受講料: 会員 各回2,000円※  受講生・一般 各回3,000 円

※日伊協会会員の方は、全セミナー3回分を一括ご入金の場合、通常6,000円のところ5,000円とさせていただきます。

※新型コロナウイルス感染症予防対策を取ったうえで、先着10名様に限り、青山教室で受講していただけますが、満員となりましたので、オンライン受講のみ受付させていただきます。尚、教室で受講される場合は、必ずマスクの着用をお願いいたします。

オンライン受講を希望される方には、別途日伊協会より、ご招待のURL、ID番号、パスワードをお送りしますので、必ずメールアドレスをご記入ください。

第3回 「オペラのなかのオリエント:『蝶々夫人』に見る日本」

プッチーニの『蝶々夫人』はご存知のように日本が舞台です。当時のイタリアからは日本がどのように見えていたのか。今のイタリア人は日本をどう見ているのか。イタリアに多くの知人をお持ちの講師ご自身の経験をふまえ、さらには劇中の素晴らしいアリアもご披露いただきながら、オペラを通して、日本とイタリアの文化的な違いや共通点などをお話しいただきます。

平井富司子

講師プロフィール:平井 富司子(ひらい ふじこ)

武蔵野音楽大学卒業。ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院大学大学院首席卒業。『トスカ』『蝶々夫人』など数多くのオペラに出演。指揮者や演出家の多くから、そのドラマティックな歌唱と表現力が評価される。ローマ歌劇場、ヴェネチア・フェニーチェ歌劇場では、外国人としては異例の抜擢となるイタリア海軍オーケストラとの共演を果たす。2016年1月15日、上野・東京文化会館のリサイタルも高い評価を受け、2018年、パレスチナ、ガザでのコンサートが世界中から注目される。

「第30回イタリア語スピーチコンテスト」中止のお知らせ


写真は昨年度の模様

公益財団法人日伊協会は、未だに収束方向の見えない新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み、
参加者および関係者の健康と安全を最優先に考慮し、2020年度の「第30回イタリア語スピーチコンテスト」を
中止することを決定致しました。

来年度以降の開催につきましては別途ご案内の予定ですが、30年間継続してきたイタリア語スピーチコンテストの
社会的な意義やアフターコロナを意識した開催の在り方、方式等を含めて、新しい時代にあった内容の見直しを
して参ります。

イタリア語スピーチコンテストを励みに勉強を続けられている方々、長年支えて下さっている企業や諸団体の
ご期待に、今年は応えることができないことを大変遺憾に思うと共に、オンライン授業を始めとして、今後も
イタリア語学習普及の為に、当会は様々な啓蒙活動をしていく所存です。

何卒、ご理解の程、宜しくお願いいたします。

 
                                                           2020年8月 
                                                      公益財団法人日伊協会

坂本鉄男 イタリア便り 能とオペラの共通点 日本文化説明の難しさ

数年前、ブームに乗って日本を旅行し、偶然、能を見たという若いイタリア人夫婦の訪問を受け、質問攻めにあった。さほど詳しくはないが、むげに断れない。先方は、日本人なら詳しいと思い、頼っている。

 第1問は「劇場内に屋根と柱のある能舞台を造るのはなぜか」。よく観察していると感心しつつ、「昔は舞台の建物と観客の建物が別であったことの名残である。柱は、シテ(主役)が面をかぶり視界が広くないため目印の役目を持つらしい」とお答えした。

 次の質問は「日本人は松が好きだと聞いたが、舞台の背景に松が描いてあるのはそのためか」。「あれは能を見るために降臨した神がよりついた-と伝わる、奈良の神社の聖なる松の絵である」と回答した。

 舞台の床には仕掛けがあるのか-。「足音が響くように床板を張る前に空っぽの甕(かめ)をいくつか入れると聞いた。ナポリのサン・カルロ劇場の改修工事を見学した際、1階席の前の壁に音響効果を上げる何本もの竹が埋め込んであるのが発見されたと聞いたが、同じ発想だね」

 質問は続く。「日本人はあの長々とした単調な文句を理解できるのか」と問われ、「君らも初めて聴くオペラで何が歌われているのか分からないでしょう。それと同じだよ」と突き放してしまった。自国の文化の説明は意外と難しい。

坂本鉄男

(2020年8月4日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

イタリア マンドリン通信 
<四重奏コンサート鑑賞><ガイド付きハイク参加><ミラノオーケストラ練習開始>

<四重奏コンサート鑑賞>

4月に開催する予定だった弦楽四重奏のコンサートが、コロナロックダウンのため延期となっていましたが、解除後改めて開催の知らせを受け取りました。友人の1人がその四重奏のヴィオラ奏者で、やっと音楽鑑賞が可能となりました。場所はミラノの郊外で、21;00が満員のため22:00の部を予約しました。

本来はこの建物内にある素敵な歴史的なホールでの予定でしたが、まだ室内のコンサートは禁止でしたので、建物の入口のポーチでの演奏で客席は外の席が用意されていました。ですが、22:00開始直前に雨が降り始め急遽そのポーチで演奏と立ち見でのコンサートとなりました。

何ヵ月ぶりの生で聴く音楽。久しぶりに、籠っていた気分が洗い流されるようなクラッシック音楽に鳥肌が立ちました。観客はマスク姿で立ちの鑑賞でしたが、特に問題なくコンサートは進みました。雨が止むと一部の観客は外の椅子に戻ったり、そのまま最後まで立ち見であったりとそれぞれでした。

マンドリンと違い、やはり弦楽四重奏は迫力あり、満足いく音量で羨ましいと思いました。照明の不備でチェロ奏者が譜面が見えないと一部演奏中断もありましたが、私の友人が機転良くスマホの照明で彼女の譜面を照らすというハプニングがありましたが、その後照明がすぐ用意され事なきを得ました。

この建物が夜照明に浮かび上がる光景は、その時代を思い起こさせるようなうっとりするものでした。ヨーロッパの貴族が、音楽をこんな場所で演奏させたのだろうと想像できます。

演奏終了後、ミラノまで友人奏者と別な奏者一緒に地下鉄の最終電車に乗り、お喋りしながら私はマンドリン活動についてお話ししたり。友人のお蔭でこの様な機会を持て、交友関係がまた広がる楽しさを感じました。

<ガイド付きハイク参加>

ロックダウン解除後、異なる州への移動が可能となり、早速友人が時折参加していたガイド付きハイキングに参加しました。その友人が、私達の体がまだ慣れないため「慣らしハイク」をガイドに相談しましたら、企画してくれたとの事。他の参加者が集いましたが、キャンセルもあり当日は3人の参加者でのハイクとなりガイドが気の毒でした。当日朝ドタキャン2件だったそうです。急病とかの理由では
なく少し酷いなと思いました。
場所はイタリアロンバルディア地方とスイスのティチーノ州との国境に近い「シギニョーラ(Sighignora)」で、イタリアのバルコニーと呼ばれている素晴らしい景色の所でした。スイスのルガーノ湖とその街並み、山の後ろにはマッジョーレ湖が垣間見えるというアルプスの景色を一望出来ます。

その日は電車・バスでの行程で、車よりやや時間がかかるため朝6:45の電車に乗りこみました。電車は時間通りでコモ湖の駅に到着。Lanzo行きのバスに乗りました。チケットはロンバルディア共通1日チケット€16.50というのがあり、ロンバルディアの公共交通機関全てが有効な便利なチケットです。都度チケット売り場を探したり買ったりする手間が省けて、割安です。

バスも時間通り出発しましたが、1時間余り乗ったところで突然途中の停留所で全員乗客が降ろされました(?)。乗り換え?と思いましたが、ガイド曰く「バスの運転手はガソリン入れに行った」との事。。。15分位で戻るらしいと。私と友人は唖然!他の乗客は特に気にしてないよう(日常?)でしたが。待っている間にガイドが地図を広げて今日の行程を参加者に説明。イタリアとスイスの境界線の真上ややスイス寄りの尾根道を歩いて、シギニョウーラに向かうとのこと。思った通りバスは15分で戻るはずもなく、やや遅れて戻ったバスに乗り直し出発。

10:00頃に登山口にて下車して、トレッキング開始しました。ハイライトはスイスとイタリアの国境の上の尾根道を歩くのですが、かなりの傾斜と落葉樹の枯れ葉が積もっており、ただでさえ細い50センチ以下の幅で歩きにくいと言ったらないというか、足元が緩いのでアブナイ山道でした。ところどころ更に山道がないような場所の通過があり、金属のロープを伝いながらでひやひやでした。

各参加者が不安を隠せない表情の中、ガイドは皆を励まし(?)一体いつまでこんな状況が続くのかわからないまま、ひたすら安全に通過をすることに集中しました。何回か参加した友人曰く「いつもこうなの。彼の提案するよく分からないコースを行くと通過出来れば良いけど、結局行けずに引き返したこともある」と。その場は絶対に引き返すなんて考えられず、通過出来る事だけを祈りました。結局目的地に着いたのは14:00で、もうお腹が空きすぎて体力消耗しました。(途中の休憩でバナナ1本食べたのは正解でした)。でも展望は素晴らしく参加者は笑顔で写真に納まりました。

下りはどうなのか?心配でしたが、問題ないスキー用スロープをたった1時間で下山。バスの時間迄、冷たい軽いアルコールRadler(ビールとレモンソーダソーダを割ったもの)を飲み爽やかでスッキリし、その日の苦しかった(?)歩きを忘れさせてくれました。

<ミラノオーケストラ練習開始>

ミラノオーケストラのプレジデントから、8月1日にミラノのスフォルツァ城の夏のイベントで、ミラノ市から演奏オファーがあったと連絡ありました。久しぶりのコンサートに心躍るニュースです。演奏プログラムは「映画音楽」のシリーズです。夏のイベントにふさわしい聴きやすいものです。

既にバカンス・シーズンに入ってますので参加者は募った結果約半数でしょうか。でも、主要なメンバーが集まっているようなので、しっかり演奏すれば何とかなりそうだとの判断だったようです。勿論私も長いバカンスないですから参加意志を伝えました。

7月初めからマスク厳守、換気とソーシャル・ディスタンスを空けた、いつもと異なる場所で練習スタートしました。3回目の練習から通常の場所で行えると聞き私は参加をしました。ところが、到着すると鍵がないことが分かり、プレジデントは色々連絡取り合ってましたが、どうやら持っているメンバーの家まで取りに行き、蚊が飛び回るその場所で待ち、約1時間後に入れました。。。いつも不思議に思うのですが、何故鍵の事を確認しなかったのか? まあイタリアですねで余り考えないことにしました。誰も文句も言わずお喋りしてましたから。こういう事はいつも鷹揚です。見習いたいです。そして再会を喜び、観客の期待を裏切らない演奏をしたいと皆張り切っています。