イタリア語をまだ知らない貴方のための 《ミニ・イタリア語セミナー》の報告

img_1521日伊協会イタリア語講座主任の押場靖志先生によるミニ・イタリア語セミナーは、「イタリア語をまだ知らない貴方のための(Per chi non parla ancora italiana)」と題して、1時間という時間が本当にあっという間の楽しいセミナーでした。

参加者の方は「イタリア語をまだ知らない」とはいえ、本格的にイタリア語を学習してはいないだけで、イタリア語への興味は高く、断片的な知識はある方々が多かったようです。

まずは押場先生から参加者に対し、「自分が知っているイタリア語は?」という投げかけでセミナーは始まりました。

その答えに対して先生から次から次へと、イタリア語小話のような面白おかしい話題が展開され、知らず識らずイタリア語の言葉の世界に誘ってくれました。

例えばトマト(POMODORO)はpomo d’oro、即ち「金の実」という意味で、1492年のコロンブス以降にイタリアに輸入された。だからそれ以前のピッツァはトマトソースが載っていなかった。

シネマ(CINEMA)は映画という意味だが、今ではむしろ「映画館」を指すことが多い。「シネマパラダイス」はNuovo Cinema Paradiso、シチリアの映画館が舞台だった。作品としての映画のことはフィルム(film)という。

スパゲッティ(spaghetti)はもともと細長い形から、spago(紐)の意味で、spaghettoの複数形でspaghetti。

時計を意味するオロロージョ(orologio)のロロの部分、最初のロはRoma の ro 、次のロはLondon の Lo と覚えるとよい。

このように様々な言葉をその由来や変遷の過程を分かりやすく、かつ興味を掻き立てるような、刺激と驚きの1時間でした。

イタリア映画のビデオや、カンツォーネが聴けたり、サッカーの長友で有名になったアモーレ(amore)と先の地震のあったアマトリーチェ(amatrice)の深い関係にまで発展します。

押場先生の話はひとつのイタリア語の単語が核分裂のように、幅広い話題を含んで拡散します。その小気味よいテンポの話をもっともっと聞いていたいと思った1時間でした。

秋からのイタリア語講座では、入門から初級、中級へと、押場先生を始め、日本人の先生方、イタリア人の先生方と一緒に、イタリア語の体系的な勉強を始めることが出来ます。

参加者の方々も、今回のミニセミナーをきっかけに、もっとイタリア語を勉強したい気持ちが高まってくれれば幸いです。

| カテゴリー : レポート | 投稿者 : adminaigtokyo