いっぽん協会設立のお知らせ

イタリアの大学に入ることをひとつの目標とし、懸命に日伊協会でイタリア語を学び、高校の制服姿で足繁く留学相談に通っていた学生(大高さん)がいました。その後彼はローマでの最初の語学留学を成功させ、ローマ大学に進学し、しっかりと着実にその輪を広げ、この度、日本とイタリアの文化交流のNPO「いっぽん協会」を立ち上げました。彼には今後 ”ローマの大学生”として学生生活や「いっぽん協会」での様子などをブログ形式にてご執筆いただく予定です。

日伊協会は、過去80年近くにわたり、イタリア語の普及やイタリア文化理解の促進に大きな実績を残しています。今後も、日本・イタリア双方で活躍されている方々をサポートして参ります。

【大高志歩さんコメント】

左端:大高志歩さん

 皆さんこんにちは!ローマ留学中の大高志歩と申します。この度、語学留学時代よりお世話になっている日伊協会さんのご好意で、現地イタリアでの新たな試みについて紹介させていただく機会をいただきました。

 日本への関心の高いイタリアにおいて、日本語を学ぶ学生を始め、日本に興味を持つイタリア国民とともに、伝統を中心とした日本文化の周知活動、およびイタリアと日本の民間レベルの学問交流を目的とするイタリア全国規模の非営利文化協会、Associazione Nazionale Italo Giapponese(和名:いっぽん協会)を設立しました。

 国内外の多くのイタリア人や日本人の方々からの応援、ご協力のもと、異文化交流フェスティバルへの参加を始め、SNSにおける日本の祝日や伝統文化紹介を中心とした投稿、日本文化の発信など、精力的に活動を行なっております。今後も、お花見・七夕などの伝統行事や、イタリアで根強い人気を誇る空手や合気道などの日本武道をテーマとしたイベントを企画していきます!

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大高さんが、語学留学直後(2013年)に”受講生の声”として日伊協会に寄せてくださったメッセージです。ここに再掲いたします。

“Vivrò in Italia.”

Da 16 anni, da quando facevo il liceo, l’avevo deciso. Ma non sapevo parlare l’italiano e neanche l’inglese. Ecco perché pensavo che tutti mi avrebbero trattato come un ragazzo inesperto.

In realtà, al contrario, nonostante fossi ignorante, tutti quelli che lavorano presso l’Associazione italo-giapponese di Tokyo sono stati gentilissimi con me.Mi piaceva questa atmosfera familiare e soprattutto la signora Kato, con cui mi consultavo per decidere la scuola della lingua italiana in Italia, mi aiutava sempre e mi ha dato un sacco di informazioni su quello che volevo, e inoltre mi ha consigliato di frequentare le lezioni in un corso di italiano di base.Ecco perché ho cominciato anche a studiarlo. I miei amici con cui studiavamo insieme non solo erano studiosi ma anche aperti e simpatici e mi sono divertito tantissimo! Anche i nostri insegnanti esperti ci hanno fatto sapere quanto è bella questa lingua. Visto che grazie a loro e a questo corso sono riuscito a capire sicuramente meglio, quando è cominciata la vita a Roma, era più facile capire quello che gli italiani dicevano e seguire le lezioni in cui era proibito parlare una lingua diversa dall’italiano.

Shiho Otaka

「イタリアに生きる」

当時高校生だった16歳の私は、すでに決意を固めていました。しかし、イタリア語はおろか、英語さえもろくに知らなかったがために、周囲から世間知らず扱いされることは必至だろうと思っていました。

ところが実際、日伊協会の方々は、不安の中にあった私を、むしろ身内同然に支え、大変親切にしてくださいました。私は、日伊協会のこの親しみある雰囲気が好きでした。とりわけ留学相談担当の加藤さんには、現地の語学学校を決める際、役立つ情報を数多く提供していただきました。私がここ日伊協会でイタリア語の勉強を始めたのも、加藤さんの助言があったからこそです。

このようにして始めた語学講座ですが、入門コースの受講生の方々の、勉強の熱心さと気さくさに加え、イタリア語がいかに美しい言語であるかを教えてくださったベテランの先生方のおかげで、毎週のレッスンは大変楽しいものでした。いざローマでの生活を始めた際も、周りのイタリア人が話すことを理解できたことに加え、イタリア語以外の言語を話すことが禁じられていた現地の語学学校の授業にも、スムーズについていくことができたのは、あの日伊協会の語学講座で得た「身に付いたイタリア語」のおかげであると確信しています。

大高 志歩