「イタリアマンドリン通信 <今年の蕨採り><兄妹旅行でのイタリア交通事情あれこれ><夏のキャンプ>」

マンドリン通信

mandorin-banner1

<今年の蕨採り>

6月始めに今シーズン最後と思われる「蕨採り」に山に行きました。その前の週に他の友人達が数キロの収穫だったと聞き、私も期待して勇んで行きました。

幾つかの蕨生息地帯があるのですが、もう6月なので蕨はかなり生育していると予想して高い場所を選んで乗りこみました。天気抜群で、現地到着前から登山道の脇には既に伸びきったシダのような蕨が多く、更に上に登りました。

昨年も採った場所に到着すると、なんと斜面は伸びきった蕨畑となっており、その下には更に芽を出している若い蕨が沢山!私達以外誰も居ない静かな斜面で、その蕨畑を登って降りてを繰り返し(そのために脚が鍛えられました)、無我夢中で採りまくりました。その量なんと、ビニール袋ずっしり2袋。友人とお互いの大収穫を褒め称えつつ、めでたく終了しました。

下山を始め、途中のアグリートゥリズモを通りかかると沢山の人々がそこに居ました。近づいて行くと、テーブルの上にアルミフォイルに包まれた何かが沢山あり、販売しているのかと思いきや何と色とりどりの山で採取したであろう茸でした。

色とりどりということは、毒キノコが殆どみたいでしたが、興味深くのぞき込む私達にリーダーであろうイタリア人が私達に話しかけ始めました。つまり、彼らは山で自然を楽しみながら茸を採取して調べて、新しい発見があると研究所に提出するという活動のグループでした。日本にも茸を見に行ったとも言ってました。でも食用のもあると見せてくれましたが、余りの色と姿にちょっと食べられるとは思えませんでしたが。

家に帰って蕨を計量したらなんと2.7キロもあり、更に現地の新鮮な湧き水2.5Lをザックに入れて帰った訳でしたが、疲れもなく楽しい山での一日を思い出しながら深夜までかかって蕨の灰汁取りに奮闘しました。

<兄妹旅行でのイタリア交通事情あれこれ>

6月に日本から兄妹達がイタリアに来て一緒に旅行しました。移動の際にハプニング続出し、私にとってはいつもながらの事ですが、兄妹たちは呆れてました。

その1:
マルペンサ空港からの電車でミラノカドルナ駅で待ち合わせたので、私は地下鉄に乗ろうとすると地下鉄に降りる場所に山の様な人が。?と思いましたが、改札へ行くと地下鉄は何かのトラブルで一部閉鎖中で動いておらず。聞くと代替えバスがあると聞き、あの人々はそれを待っていたのかと理解。すぐ地上に行くとその方面行きの代替えバスが着いていて慌てて飛び乗りました。駅には既に兄妹達が待っており理由を話し、荷物もあるのでタクシー乗り場へ。しかし、この地下鉄不通のため長蛇の列。そこからバスで行こうか思案しつつ約30分以上待つが時間かかりそうで改めて地下鉄を確認しに行くと、運行再開。結局地下鉄で我が家に到着。到着第一日目からトラブルでした。

その2:
明くる日に郊外の町に出かけるため、ミラノ中央駅へ。何故かかなりの人が切符売り場に長蛇の列。何故?と思いつつ、券売機でチケットを買おうとするが、最後の画面でエラー。他の券売機で何度も試すが同様。見たことないエラーなので不思議に思い、そこに唯一居たイタリア国鉄の係員に聞くと、「システムエラーで全ての券売機が機能してない」と。。。行先を聞かれ告げると近距離券売機なら購入可能だと聞き、迫る電車の時間に焦りつつ、すぐさまその券売機で取り敢えず購入して間に合いました。

目的地に着き、帰りの切符を買おうとその駅の件券売機の前で並ぶ。しかし1台だけしか機能しておらず、時間かかりそうでどうしたものかと思いきや、目ざとい妹が駅売店(タバッキ)の入口に国鉄切符販売と書かれた張り紙を発見し、そこで無事購入。近距離だと販売している場合があります。

その日の帰り夕方にミラノ中央駅に着くと、券売機はシステムエラーが解決したようで(イタリアにしては早い)その明くる日の切符も往復買いました。しかし朝の騒ぎは一体どうして対応がないのか?朝、沢山の乗客が目的地に辿り着けなかったと思います。アナウンスもなく係員の指示もなく、乗客は右往左往。私が見たある女性も何度も試して頭をかしげておりました。酷いイタリア国鉄です。今に限ったことではありませんが。こんなこともあるのかと驚いた日でした。なるべくネットか前日に購入することにしました。

その3:
マッジョーレ湖に行きました。駅から歩いて湖畔の離れたところに船着き場がありそれを目指していました。私が以前そこに来たのは13年前なので、かなり景色というか様子が変わっておりました。湖畔に出ると船の特設チケット売り場があり、私は遊覧船のチケット売り場と思い、そこでチケットを購入し船着き場を目指しました。

妹がその赤いチケットをひらひらと持って歩いていると、船着き場手前のボート乗り場の係員から「そのチケット持ってる人!ここここ!」と呼び掛けられました。私は?と思いましたが確かにチケットの印刷の会社と看板が同じ。そこで初めて、大きな遊覧船ではなく小型の25人乗りのボートの遊覧サービスが登場していたことを知りました。

仕方ないので乗りこみ、第一の目的先の島へ到着。するとその船着き場は大きい遊覧船のとは異なる小さな場所で、降りて階段上がるとすぐさま別料金で宮殿見学の看板が。その島にあるある宮殿の入場料でした。本来の船着き場でしたら、別にそこに入場する必要がないので島を散策出来ましたが、この船会社のはそうではなく、更にお金を取るシステムでした(他の出口なし)。私は呆れてその気がないので、次の島に行くことにしてまた船に乗り、次の島の宮殿と庭は素晴らしいので入場料を払って見学しました。それも自由に選べました。まあ、結果的には大きな遊覧船よりは速く、効率良く廻れましたが。マッジョーレ湖に行かれる方がこのシステムをご理解の上、スケジュールに合う船を選ばれることをお薦めいたします。

その4:
北の方面、ミラノから長距離バスでアオスタに行きました。そこから乗り継いで別のバスに乗ることにしました。掲示板にはno.4の停留所番号がありましたが見渡してもそれは見つかりませんでした。チケット売り場で聞くと指さしてあそこの4番と言われましたがその先には番号らしき表示が見えずにウロウロしているうちに時間が経ち、近くのバスの運転手に聞くと、「あそこの奥(infondo)」と言い、初めて気づきました。そうか、奥だったのか! ず~っと歩いて奥に向かうとありました、番号の停留所が。時すでに遅し、1hに1本のバスは既に去っており、待ってやっと乗れて目的地に到着。インフォメーションに行くとイタリア恒例の長い昼休みで閉まっておりました。

ケーブル乗り場はないかと探し、近くに居たイタリア人に聞いて歩いて目指し到着。しかし閉まっており、閑散としておりました。また元の場所に戻るとインフォメーションは開いており、すぐ情報を聞くと、まだ動いているのは2つだけで大きいSky Wayがお薦めと言われました。「歩いて行けるか?」と聞くと3Kあると。「バスチケット売り場で情報聞いて」と言われ聞くと「シャトルバスがあります」と。しかし今出たばかり。。。1h後とか。どうしたら良いか考えていると、「隣にタクシーあるから聞いてみたら」と。しかし閉まっており、表示してある番号に電話するも音は虚しく中から聞えました。

そのケーブルの最終時間から計算すると一刻も無駄には出来ないと判断。となりのレストラン兼BARに飛び込み、シニョーラにタクシー電話しても繋がらないので、他に番号知らないかと聞き、すぐさま運転手に電話して連絡とってくれました。

5分後、無事タクシーに乗車して目指しました。降りて「幾らですか?」と聞くとなんと€25!たった5分の3キロでのこのボラレ料金ですが仕方ありません。支払い、ケーブルチケット売り場に。また「往復で幾らですか?」。なんと€49!!!思わず後ずさりしてしまいました。スキー場のケーブル3つ乗り継いでも€20位が相場。しかし、よく見ると今まで乗ったケーブルとは大違いの宇宙ステーションの様な造りで、豪華・超現代的・お金かかったであろうと想像出来るものでした。3年前にオープンして、まだ一部工事中でした…

兄はどうしても乗りたいと・・・ 支払ってその夢の様な新しい素敵なケーブルカーを乗り継ぎ、間近のモンブランと壮大な自然のパノラマを堪能しました。

機転を利かしてどんどん動いて情報を得ないと、結局上手く行かないこと多いイタリア。在伊?年目でその術は大分習得しましたが、毎度新しい所に行くと簡単には済まないので大変です。ドタバタの一日でした。でも素晴らしいお天気でラッキー?でした。

<マンドリン夏のキャンプ>

7月に恒例の5日間のマンドリンサマーキャンプに参加しました。今回は4回目です。昨年はモデナ近郊のゾッカ(Zocca)といういつもと違う所でしたが、ホテル環境が悪かったので今回は以前のガイアート(Gaiato)。山の中の静か過ぎるほどの涼しい音楽するのにふさわしい場所です。料理も美味しいし、ホテルも親切ですし、滞在しているお年寄り達が私達の発表会兼コンサートをとても喜んでくれます。演奏中も携帯の呼び出し音を消さないので鳴るのが通例ですが・・・

マエストロ達は昨年と同様の私のマエストラ西山みきさん含め3名。来るメンバーも顔馴染みが殆どで、意思疎通は良くなりました。今回はモデナのグループが運営するマンドリンスクールの少年少女約10名が参加で殆ど初心者。ですから、講師陣はその指導と我々大人組とで5日間目一杯のスケジュールでした。5回出演することとなりました。ですから、最終日の発表会は、ギターグループ演奏を含めおよそ2時間に渡るプログラムとなり、また当日変更事項もあり慌ただしいスケジュールで頭が混乱しました。

ただでさえ、殆どイタリア語で通す5日間ですから、日本人のマエストラとの日本語会話以外は常にイタリア語モードにしている訳で、演奏中は兎も角食事中も色々な話題が飛び交う訳で頭も相当疲れました。家に帰ってから、また3~4日寝込みました。。。6月中旬からの旅行と酷い風邪、そのあとのマンドリンサマーキャンプと続き、疲れピークでした。でも、山の中の涼しい環境で美味しい食事付・音楽漬けの贅沢な毎日でした。