プーリア便り6-1

Ciao dalla Puglia!
様々な季節の話題を取り上げていたうちに順序が逆になってしまいましたが、今回は2度に分けて我が町イタリアのプーリア州ターラント県マルティーナ・フランカ(Martina Franca)をご紹介します。
 
プーリア州はイタリアの踵部分にあたります。
マルティーナ・フランカ(以下マルティーナ。地元民は愛着を込めてこう呼んでいます)は、そのプーリア州の真ん中くらい。
北側のアドリア海、南側のイオニア海から共に30km程に位置する人口約5万人の町。
南伊というと輝く太陽、温暖な気候、というイメージがあるかもしれませんが、マルティーナは標高431mの丘の上に位置するので冬には雪が降る日もあるんですよ! 

マルティーナが位置する一帯は「イトリア谷(Valle d’Itria)」と呼ばれており、他にもアルベロベッロ(Alberobello)、ロコロトンド(Locorotondo)等のかわいらしい町がたくさんあります。
この一帯は「白の町」という別名を持ち、文字通り壁も石畳も真っ白。天気のいい日は日光の反射がまばゆく、サングラスが欠かせません。

DSCN1046.JPG旅行者にも人気があるこれらの町のチェントロ・ストーリコ(centro storico)と呼ばれる歴史的市街区は、石灰岩や大理石で作られた歴史あるバロック様式の建物やトゥルッリ(trulli)と呼ばれるプーリア州の中でもこの一帯だけに見られる円錐形の屋根の家並みが美しく保たれています。
アルベロベッロのトゥルッリ群は世界遺産にもなっているので有名ですがトゥルッリがあるのはアルベロベッロだけではありません。
イトリア谷の町はどこでも住居や農作業小屋として使われている本来の姿を今も保っている生活感溢れるトゥルッリがたくさん見られます。
トゥルッリのB&Bもあるので旅行中に実際に滞在するのもおすすめです。

P9090084.JPG手前味噌になりますが、マルティーナはイタリアの都市の中でも色々な意味で、かなりレベルが高い町なのではないかと思います。
例えば、建物の造りが丁寧で伝統的建造物もきちんと保存されている(チェントロ・ストーリコは伝統的建造物を残さなければいけないのが、中には近代家屋への立て替えが横行している町もあるのが実情)、公共の場も汚れていない(なぜかイタリアは犬の糞を始末しない人や平気でポイ捨てをする人などがとても多く、汚れている町も多い)、ピザ屋はどこも薪窯を使っている(他の町では電気窯を使っている店も多く、ピザの風味が全く異なってしまう)・・・という具合になんでもない普通の生活が特に法律等で厳しく決められて
いなくても手抜きなくきちんとしているのです。

-続く-