プーリア便り20-1

 Ciao dalla Puglia !

5月に入り、25度を超える初夏の陽気の日も多くなりました。
そんな気持ちのよい休日、グロッターリエ(Grottaglie)に住むピエラから「お天気もいいし、遊びにいらっしゃいよ」と嬉しいお誘いをいただきました。
GIANの建築事務所で彼の右腕として活躍してくれている有能な部下、ピエラは生まれも育ちもグロッターリエ。
今回、同じくグロッターリエ出身のご主人、チロと一緒に町を案内してくれました。

グロッターリエはマルティーナ・フランカから車で30分ほど。
「grotta:洞窟」から派生した名からも分かるように洞窟が多い町として知られています。
そして何と言っても有名なのが代々伝えられた職人の伝統的手仕事で作られる陶器。
町に一歩足を踏み入れるとそこかしこに工房が並び、案内表示や表札等も陶器です。

galloDSC_1194.jpg歴史的市街区入口では各工房の職人達が作ったプレートが出迎えてくれました。
 ニワトリはこの地域の陶器に使われる最もポピュラーなデザインですが、それぞれ個性が出ていますね。
初めての方は、このプレートを参考にお好みの工房を訪れるのも良いかもしれません。

今回、私達はピエラ&チロのお気に入りで、普段からよく買うという工房へ行きました。
中心街から少々外れている上、目立たない入口を上がった2階にある小さな工房なのですが、これがとーっても私好みの雰囲気と品揃えでかなり興奮!

DSC_1147_resize.JPGグロッターリエの焼き物の魅力はプーリアの郷土料理にぴったり合う素朴な温かみ、シンプルで明るい色で彩られたデザインだと私は思うのですが、そんなツボを押さえた作品が所狭しと並んでいます。
ブログでお見せしたい写真も買いたかった物も山ほどあるのですが、キリがないので仕事風景の写真を1枚だけ。
少し照れながらも仕事の手を休めて応じてくれました。

作業場の窓からは美しい絵画のような風景が! 作業もはかどりそうですね。

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DSC_1134_resize.JPG工房屋上のテラスからは司教城(Castello Episcopio)やグロッターリエ産の陶器で彩られた教会のクーポラ等が一望できました。
その後、実際にこれらの城や教会も訪れましたがここから眺めた時が最も印象的でした。

DSC_1187_resize.JPGここの職人さんが「若いけど腕のいい職人がいるよ。
展覧会をしているから見ていったら」と2軒隣の工房を紹介してくれたのでそちらもおじゃますることに。
洞窟を利用した展示会場。
伝統的な作品と現代的な作品も並んでいました。

こちらは液体を入れる「プーペ(pupe)」と呼ばれる容器。
片面は男性、もう片面は女性の理由は「昔々、この地方では結婚初夜に新婦を領主に貸す決まりがありました。
しかしそれを嫌がったある新郎は女装し、新婦に化けて領主の元へ出かけました。
しかし髭をそり忘れたためにバレてしまいました」という伝説に由来します。

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作業場所にもおじゃまさせていただきました。
真剣に仕事している姿は日伊問わず美しいです。

DSC_1173_resize.JPG ~続く~
 
プーリア便り20-2