プーリア便り22

Ciao dalla Puglia!

上海滞在後、日本へ一時帰国をしました。といっても今回は3日間の駆け足での滞在だったため、日本の友達には不義理をしてしまったことをこの場を借りてお詫びします。

そんなタイトなスケジュールの滞在中、どうしても行きたかった場所がありました。それはシルク・ドゥ・ソレイユの観劇!
プーリア便り11』でご紹介した、我がマルティーナ・フランカ出身、“ZED”でクラウンとしてご活躍中のオノーフリオとの約束です。航空券を手配すると同時に公演チケットも予約し、GIANともどもこの日を楽しみにしていました。

いよいよ当日、開演5分前に劇場に入ると、既に2人のクラウンが場内を駆け回ってお客さんをからかっては笑いを誘っています。
このようにシルク・ドゥ・ソレイユの舞台は開演前から楽しめるので早めに入場されるのがオススメ。私も“あ~もっと早く入場していればよかった”と後悔しました。
それにしてもこの時点ではどちらのクラウンがオノーフリオなのか…、濃いメイクゆえに全く分かりません。

そして開演! 公演内容はこれからご覧になるかたのためにも詳述は控えますが、芸術的な舞台装置や衣装、音楽等すばらしく、そして何といっても人間とは思えない数々の技(大人の私が見ても未だにどうやったらあんなことができるのかさっぱり分からない大技がいっぱい)に大感動でした!
最後に舞台上に全アーティストが揃って挨拶をした時、90分もの時間が過ぎたとは信じられず、“休憩を挟んで第2幕があるのでは?”と思ったほど、それほど夢中になってあっという間に時間が過ぎてしまいました。肝心のクラウンは舞台の中で狂言回しのような役回りで、アクロバティックな動きはないけれど開演前から最後のシーンまで出番があるので大変な役だと思います。

閉演後、私達にはもうひとつのお楽しみがありました。
なんとオノーフリオよりバックステージツアーという嬉しいオファーをいただいていたのです!
公演後、メイクを落としたオノーフリオと嬉しい再会。
挨拶しながら「公演が進むうちにどちらのクラウンがあなたなのか分かったわ。台詞に時々イタリア語が混じっていたから」と伝えると『今日は特別にマルティーナ・フランカ弁も使ったよ』と茶目っ気たっぷりに答えるオノーフリオ。
GIANとは方言丸出しでしゃべっていましたが、シルク・ドゥ・ソレイユは多国籍のアーティストやスタッフの集団。共通言語は英語でオノーフリオ自身も流暢な英語他、計6ヶ国語を操るマルチリンガルなのです。

DSC_1868_resize.JPGバックステージも舞台同様とても
興味深く楽しませていただきまし
た。
このシアターが20m近くある7F建
ての建物ということを案内していた
だくまで知らなかったのですが、そ
このディレクター席から見る舞台
全体の眺めが壮観でした!
アーティストのかたは高所恐怖症
では勤まらないなあとも感じたの
でした。DSC_1870_resize.JPG
また舞台装置や小道具の仕組み
を実際に見ながら教えていただい
たり、衣裳室やメイク室等も見せて
いただきました。
それと驚いたのは公演直後にもか
かわらず、メイ クも落とさずに練習
に励んでいるアーティストが大勢
いらしたこと!
あの技の数々は才能+日々の鍛
錬から生まれるのだということを
目の当たりにしました。

撮影禁止のため舞台とバックステDSC_1871_resize.JPG
ージの写真はありませんので、最
後に夕食をご一緒した時の写真
を連写で。
ビールのCMをしている日本の女
優の物真似だそうです。ほんと芸
達者(笑)
この後も妙に甲高い声で「イラッシ
ャイマセ~~ 
 ~イカガデスカ~
~~」と店員の物真似をしたり、
鼻をつまんで「ツギワ~~~シブ
ヤ~~~」と車内放送の物真似
をし、「なんであんな変な声を出すの?」と質問されたのですが、日本人である私にとっても謎です。ご存知のかた、教えてください!

オノーフリオの感じる日伊の違い、日本観、シルク・ドゥ・ソレイユのこと等々、話は尽きず…。「9月の帰国時にまたマルティーナで会いましょう」と約束して別れました。
オノーフリオ、シルク・ドゥ・ソレイユのアーティスト&スタッフの方々、楽しい時間をありがとうございました!