プーリア便り26

Ciao dalla Puglia !

今回はプーリアの八百屋さんについてお便りします。
以前「農業が盛んなプーリアは青果物が非常においしく、かつ激安」と拙ブログや日伊協会季刊誌『クロナカ』でお伝えしたことがありますが実際いかほどなのか、お世話になっている八百屋さんを例にご紹介します。

P6260005_resize.jpg私達が普段買物するのは地元マルティーナ.フランカの八百屋さんですが、時々車で20分ほどのお隣バーリ県プティニャーノの店に足を伸ばすことがあります。マルティーナも東京育ちの私から見れば良質な青果物を感激の安さで買うことができますがプティニャーノのこの店は別格。どうやら問屋さんとして他の八百屋さんに卸しも行っているらしく、ほとんどが地元産で質の良さも品数の多さも、もちろん安さも群を抜いています。

 現在の店先はこんな感じ。少し前までサクランボが主役でしたが今はスイカ、イチジク、モモ等の夏の果物にすっかり取って代わられています。こちらで暮らすようになってからずいぶん旬に敏感になりました。

細長く奥に伸びた店内には色鮮やかな様々な野菜が並び、見ているだけで元気が出てきそう。

P6260006_resize.jpgイタリア料理に欠かせないトマトも色々な種類があって値段も様々。オススメを聞くと「これが最高においしいよ。1つ味見してごらん」と手渡してくれたり、それぞれに適した料理法を教えてくれたりします。

P6260007_resize.JPG今の旬の野菜はトマト他、ピーマン、キュウリやココーメロ(cocomero)と呼ばれる甘くないメロンのようなウリ科の野菜等々。旬の物は値段も安い、写真に“0.80”“1.00”とあるのは1個当たりじゃないですよ、1kg当たりの値段なんです!

味は最高だし、量り売りなので必要な分だけ買えるのも便利(でもプーリア人はたいていkg単位で買物するので、私が「2つ下さい」と注文するとたいてい2kgと勘違いされます)!

P6260008_resize.JPG色々買い込み、お会計。「イタリアンパセリ(prezzemolo)持ってくかい?」と聞かれたので「もちろん!」と答えると豪快に一束つかんで袋に入れてくれました。イタリアンパセリはほぼ全てのイタリア料理に使われると言ってもいいくらい出番が多いので毎度のこのサービスはとっても嬉しい!
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さて、本日のお買物はこちら。こんなに買って20ユーロ也!

“2人暮らしにしてはすごい量!”と思われるかもしれませんが私達は毎日野菜も果物もたっぷり食べるので今日の買物はむしろ少ない方です。果物は今の時期、海に出かける時にたっぷり持っていって友達と一緒に食べることも多いので旬のビワとアンズを大目に買いました。ちなみに手前向かって右が前述のココーメロ。そのままポリポリ齧ってもいいし、箸休めに食べることも多いです。冷やして生のまま食べられ、サッパリした味なので“旬って上手くできてるな~”と思います。

日本は温室栽培や輸入物が多く、また形や大きさが揃ったきれいな青果物が主流のためか、値段がとても高いですね。去年、GIANやプーリア人の友人夫妻と共に日本旅行をした際、その値段はもちろん、果物が1個ずつ袋掛けして育てられている様子や、形も大きさもピッタリ揃ったきれいなサクランボやイチゴが整然と並べられたパック等を見て大変驚いていました。でも最近は日本も不恰好だったり泥が付いたりしていてもおいしい旬の物を求める人が増えてきているようなので、今後は状況も変わっていくかもしれませんね。

【お知らせ】
イタリア旅行ガイドサイト“アーモイタリア”にプーリア情報を執筆しました。私の担当は“アルベロベッロと近郊”ですがその他の町情報も数多く記載されています。
http://www.amoitalia.com/alberobello/index.html
全て実際に現地取材し、紹介している情報も自身が普段から愛用していたり、地元民から評価の高い人気店やレストランばかりを厳選しております。自分が心から紹介したい!と思うポイントを記事にしておりますのでペースは少々のんびりですが、今後少しずつ情報も充実させていきますので、プーリア情報をお探しの際にお役立ていただければ幸いです。