プーリア便り37

Ciao dalla Puglia!

今回はマルティーナ.フランカに本拠を置くバスケットボールチーム“ドゥエ・エッセ(DUE ESSE)”についてお便りします。

イタリアで人気の高い球技と言えば1位は文句なしにサッカーでしょうが2位はバスケもしくはバレーボールでは?
国内リーグであるセリエ(SERIE)A~Dの他、ユーロリーグ(EUROLEGA)A~Dもありますし、NBAで活躍するイタリア人選手もいます。私はサッカーや野球のような試合時間の長いスポーツの観戦は苦手なのですが展開の速いバスケは大好き! おまけに弟2人が元バスケ部で実家にはスラムダンク(バスケ漫画)が全巻揃っているという環境だったため馴染みがあり、なおさら観戦が楽しいのです。

ドゥエ・エッセは先シーズンセリエBに昇格したものの、前半はチームの統制が取れておらず監督交代。その後、調子は上向いたものの僅差の試合を何度も取りこぼしたり、レギュラーメンバーの1人がドーピングで出場停止になったり…。最終戦は“ドゥエ・エッセ”のチームオーナーであり、友人でもあるステーファノと共にシチリアの敵陣まで乗り込んで応援したのですが大差で敗退、と残念な結果に終わりました(ちなみに“ドゥエ・エッセ=2つのS”と言う意味のチーム名はステーファノのイニシャルに由来)。
待望の今期第1戦目は10/3、ホームにてカラブリア州カタンザーロとの対戦。相手シートにも応援団や多くの熱心なファンが来ていました。

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IMG_0025_ridimensionare.JPG今期は3名を除いて全て新メンバー。なので普段はみんな「がんばれ、アレ(アレッサンドロの愛
 称)!」「行け~、クラウディオ!」等、まるで自分の家族や知り合いであるかのように愛称やファーストネームで選手を呼んで熱心に応援するのですが、今回はまだ名前に慣れず、応援がいま一つ盛り上がらなかった気がします。選手層はだいぶ若返り、そのためかとても速い展開で試合が進み、ドゥエ・エッセがやや優勢で前半終了。ハーフタイムにはかわいい地元のチアガールも応援!

ところが後半に入ると相手の3ポイントが次々に決まるのに対し、ドゥエ・エッセはシュートがなかなか決まらず、リバウンドの取りこぼしも目立つように…。こうなるとイタリア人ファンは容赦ナシ、とても活字にできないようなパロラッチャ(parolaccia)を浴びせる人も少なくありません。パロラッチャとは汚い罵り言葉のこと-語学学校では決して習いませんが、実際のイタリア語にはもう呆れるくらい多くのパロラッチャがあります。GIANは滅多なことでは使いませんがスポーツ観戦等で興奮した時にはつい口を衝いて出てしまうようです。パロラッチャを浴びるのは選手だけではありません。相手チームに有利な判定をした場合は審判も。イタリアでは選手も審判もパロラッチャに動じないメンタル面が非常に重要な気がします。

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IMG_0037_ridimensionare.JPG話は試合に戻って-第3クォーターは6点差の劣勢で終え、いよいよ第4クォーター。6点はバスケでは簡単にひっくり返る範囲内の点差なので応援&パロラッチャにもますます熱が入ります。ところが相手チームのシュートの正確性はさらに冴え、最後の方はドゥエ・エッセがファールで止めざるをえない場面が多くなり・・・結局、57-74で負け(> <)
終了後は毎回熱心なファンがコート近くに集まって選手を称えながら握手やサインを求め、選手も気軽に応えます。この時はパロラッチャもナシ。勝っても負けてもみんな地元のチームが大好きなのです。

今回は残念な結果でしたがシーズンはまだ始まったばかり。マルティネーゼと共に私も応援し続けようと思います!