プーリア便り42

Ciao dalla Puglia!

お久しぶりです。前回のブログから約半年が経ちました。
その間に日本では未曾有の大惨事が起こりました…。イタリアでもその様子は大きく報道され、多くのイタリア人が日本を案じ、応援しています。
このブログをご覧くださっている皆様、そのご家族やご友人みんながご無事でありますように。
そして1日も早い復興を願っております。

今回はプーリア州トラーニ県アンドリアにそびえるカステル・デル・モンテ(Castel del Monte) についてお便りいたします。
世界遺産として、またイタリアの1セント硬貨の図柄として、ご存知のかたも多いのではないでしょうか。
モンテ(伊語で“山”の意) というお城の名前からも分かるように山の上に堂々とそびえるお城です。
その立地や公共交通が不便なことから必然的に交通手段は車となるのですが、到着までの道のりも美しく、楽しめます。
最寄のインターを降りた後、左右にオリーブ畑やオリーブ地主のお屋敷が並ぶのどかな田舎道を進み…

小高い山の上にポツーンと見えるお城が少しづつ近づいてくる様がとてもドラマチック!

今回はこのブログをご覧になり、弊社“プーリアインカミング” にご連絡くださった日伊協会の元生徒さんとそのお友達3名様とご一緒させていただきました。
濃い緑と今が盛りのエニシダの鮮やかな黄色に囲まれ、お天気にも恵まれて、お城の美しさを十分ご堪能いただけたと思います。
 
IMG_3078.jpgご覧のようにこのお城は8角形がテーマ。
お城自体が8角形で各角に付いている塔も8角形。

IMG_3089.jpg吹き抜けの中庭も8角形。見上げると美しい8角形の青空が広がっていました。

このお城をは南ドイツ、かつてのシュヴァーベン公国ホーエンシュタウフェン家出身のフェデリーコII(独語読みではフリードリッヒII)が1240年頃に建造させたと伝えられています。
全てにおいてキチッキチッとした正8角形の造り、質実剛健な雰囲気はいかにもドイツ!という印象ですね。
中世軍国時代に建造されたにもかかわらずその外観は他の同時代の城々とは似もつかぬ物、今見てもモダンで大変洗練された印象を受けます。
なぜこれほどまで8角形にこだわったのか、また使用目的についても諸説あり、未だ謎の多いお城でもあるのです。

お城の周囲は今も360°遮る物が無い立地で、城内の窓からも周囲のパノラマを堪能できます。
城内の窓は通常この様に2つなのですが、

DSC_3992.jpg1つだけ3つの窓があり、

IMG_3085.jpgこの窓の遠く正面に見えるのがアンドリアの町です。
フェデリーコIIもこの窓から町をご覧になっていたのでしょうね。

IMG_3101.jpg別の方角からは遠くアドリア海やプーリアの豊かな台地を臨めますので、城内見学が終わったらお城の周囲をグルッと1周歩いてご覧になってみてください。

弊社では往復専用車での送迎付きでカステル・デル・モンテご案内を承っております。
プーリアにお越しの際はぜひ足を伸ばしてその壮大さを体感なさってみてください!
なお2011年8月28日まで、イタリアが生んだシュールレアリスムの芸術家、ジョルジョ・デ・キリコの展覧会が城内で催されており、お城見学と併せてお楽しみいただけます。

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