会員募集キャンペーンのお知らせ

日伊協会は、過去約80年にわたり、イタリア語の普及やイタリア文化理解の促進に大きな実績を残しています。このような日伊協会の活動を支えて下さっているのが法人、個人の会員の皆様です。

今後もイタリアを愛する皆様のご要望にこたえられるよう、魅力あふれるイベントとイタリア語講座の更なる充実を図っていきますので、イタリアに興味がある方、日本とイタリアの交流に関心のある方、ぜひ、この機会にご加入をご検討ください。

資格・年齢問わず、どなたでもご入会できます。もちろんイタリア語ができなくても大丈夫です。

ただいまご入会いただくと、ご入会日より2022年3月31日までの会員資格(通常の会員資格期間は4月1日から翌年3月31日迄)が得られます。

会費: 個人普通会員 6,000円
    ユース会員(25歳以下) 3,000円
    個人賛助会員 1口 20,000円 より
    法人賛助会員 1口 100,000円 より

退会のお申し出がない限り自動継続となります。尚、次年度以降の年会費は全額となります。

ユース会員にお申込みの場合は、生年月日を証明する書類(運転免許書、学生証などの写し)をご提出ください。2021年度ユース会員ご入会は1996年以降生まれの方が対象となります。

また、個人普通・賛助会員に関しては、家族会員割引制度(2人目より年会費から2,000円割引)がございます。

お申込みはこちらからどうぞ

*会員特典*
・イタリア語講座割引(個人普通/賛助会員:春期・秋期イタリア語講座1講座につき1,000円引、ユース会員:半額割引<複数回に分割されている講座は1講座とみなします。一部除外講座あり>)
・イタリア文化セミナー割引
・フェスタ、交歓会、講演会など各種イベントへの優先、優待参加
・季刊会報誌『クロナカ』無料送付
・年刊学術誌『日伊文化研究』無料送付・査読付投稿資格
・イタリア留学無料相談・手続代行料割引・奨学金制度
・図書貸し出し
・提携イタリアレストラン・食品専門店優待
・コンサート・オペラチケットの優待割引

会員特典の詳細はこちらからどうぞ

イタリア マンドリン通信 <コロナ情報><コンサート・レッスン事情>

<コロナ情報>

12月27日日曜日に、待ちに待った第一陣のワクチン470,000回分がマルペンサ空港に到着し、イタリアは軍がその護送に当たることになり、その内ロンバルディア州の振り分け分は90,000。まず最初のワクチン1,680が無事にMilanoのNiguarda病院にが届きました。その日のビッグニュースでした。写真はla Repubblica掲載です。

まずは、ロンバルディアの病院関係の代表する7人に接種され、医師・看護師他医療従事者と続きます。そしてここからロンバルディア州の12自治体の13拠点に運ばれました。その最初に直接送られた町はコロナが最初に発生して被害の大きかったコドーニョです。「Luogo simbolo della pandemia」と呼ばれています。感慨深いです。。。他は、Brescia, Alzano, Pavia, Bergamoから他の拠点に送られます。最初にこの地域の医療従事者が接種を受けます。

28日のLa Repubblicaの記事によると、ワクチンの接種は4つのfaseに分けられるとありました。

1. Fase1
1月4日から、該当者は60,000人の400の介護施設(case do riposo)に住む80歳以上 の高齢者(grandi anziani)。

2.Fase2
3月中旬からやはり病院医療従事者と介護施設の高齢者。80歳以下がその後続き、 そして23,000人の65歳以上(ultra 65 anniと呼ばれる)は、4月から6月の間。 リスク負う必要関係者(保健所職員・薬剤師・学校職員・軍警察関係等)、老齢や中年の持病の方。

3.Fase3
7月からロンバルディア州の住民半数の8,000,000が対象。殆どが学校関係者とリスク ある業務従事者(刑務所・警察・軍関係)。ボランティア職員含む。

4.Fase4
10月~11月からは上記以外の一般市民。全員が公費で無料で接種出来る。

という概略です。この通りとなるかはまだ?ですが。

まだ、事態がそれほど好転しない中、一筋の光と思います。期待を持ちつつ、日々注意して過ごしたいと思います。

1月3日現在:感染者増 14245人 死者 347人 11/13 が最高で、それぞれ40902人、933人でしたから、ロックダウン成果で減ったと思いますが。。

<コンサート・レッスン事情>

コロナ禍になってから劇場でのコンサートは中止となっています。しかし、ミュージシャン・演奏家達はStreamingでの配信コンサートを積極的(止むを得ず)に行うようになったと思います。これも、自然の流れであり、また考えてみると自宅に居ながら寛いで音楽を楽しめると受け止められるのでは?と思うようになりました。

10月にNYで活動されていたある日本のジャズピアニストが、暴漢に襲われ瀕死の重傷を負われました。そして日本のジャズミュージシャン達が彼を支援するための、約7時間にも渡るコンサートが企画され、私は早速チケット購入しました。久々のジャズで、それも日本の代表する様々なミュージシャン等のヴァリエーションあるスタイルのジャズを、少しずつ好きな時間に聴いて観て楽しんでいます。約3か月間視聴可能です。

また、毎年会員としてあるギャラリーでのコンサートを鑑賞していましたが、やはり今年はLive Streamingとなりました。勿論、目の前での生の演奏が演奏者・観客にとっても最善とは思うものの、それが叶わない今、それでもプロの演奏を観て聴けるのは良しとし、少しでも音楽を共有出来る楽しさを味わえると考えるようになりました。オンライレッスンでも不自由はありますが、何とかして気持ちと自分なりの表現を伝えようと努力することも今にしか出来ないことでは?とも思います。

私の日本人友人はスカラ座のバレエアカデミーで、低学年クラスのバレエレッスンのピアノ伴奏者です。ロックダウン中は勿論レッスンは出来ず、しかし11月からオンライレッスンを開始しました。彼女は家に居ながら仕事出来るので喜んでいましたが、一部のもう少し高学年の生徒の親御さんからクレームあったみたいです。でも彼女曰く、低学年なら問題なく上手くいったようで、これなら安全ですし、新しい試みとして興味深いなと思いました。

この様に出来る範囲でのオンラインでの活動や試みは、きっと役に立つでしょうし、無駄にはならないと。また、今後色々な分野で新しいスタイルとして広がるのではと思います。世界は狭くなりました。

藤井泰子オンラインサロン(セミナー)
「イタリアらしさ(Italianità)を学ぼう(歌に生き 愛に生き 野菜に生き)」第一回目報告

文化 日本語

写真 宮川舞子

主催:公益財団法人 日伊協会
協力:トキタ種苗株式会社、(株)リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー

オペラ歌手として長年ローマに在住の藤井泰子さん(「Yasko」)。最高視聴率約25%を叩き出した超人気クイズ番組「AVANTI UN ALTROアヴァンティウナルトロ」で大人気、イタリアで誰もが知っている、日本人女性スーパーマルチタレント「Yasko」が、現地イタリアの日常生活を切り取り、時にローマから、時に日本から皆さんに話しかけるオンラインサロン(セミナー)が始まりました。

イタリア人の人生観を表現するのに「Cantareカンターレ、Amareアマーレ、Mangiareマンジャーレ」(食べて歌って愛する!)という表現がよく使われます。本セミナーのタイトル「歌に生き、愛に生き、野菜に生き」は、まさに音楽家Yaskoさんの生きざまそのもの。

本セミナーでは、毎回、イタリア人にこよなく愛されている名曲(オペラ、カンツォーネ ナポリターナから最新イタリアンポップまで様々なジャンル)を取り上げて、その歌の背景にあるイタリア社会、イタリア人の物の考え方、人生観、関連するイタリアの街やその歴史等、イタリア文化を理解する為に楽しく深堀りします。

第一回12月17日(木) 内容
☆『Non Ti scordar di me(忘れな草)』から学ぶイタリア文化講座

・『Non Ti scordar di me(忘れな草)』は、1935(昭和10)年ベニアミーノ・ジーリ(Beniamino Gigli)の歌唱で、本人が出演した同名映画の挿入歌です。以来、この曲は数多くの歌手によって長い間歌い継がれ、今やイタリア人ならば誰もが知っている名曲中の名曲です。

♪  Partirono le rondini dal mio paese freddo e senza sole cercando primavere di viole nidi d’amore e di felicità. La mia piccola rondine partì senza lasciarmi un bacio, senza un addio partì. Non ti scordar di me, la vita mia legata è a te. Io t’amo sempre più nel sogno mio rimani tu…  ♪

    ツバメたちが去っていった、寒く陽の照らない僕の国からスミレの咲く春と愛と幸せの巣を探して。僕の可愛いツバメも去ってしまった、別れのキスもさよならもなしに。僕のことを忘れないで 僕の人生は君あればこそ。君をますます愛するよ、夢の中にはずっと君がいる。    

ベニアミーノ・ジーリとその時代背景、作曲者とのコンビで生み出した名曲の数々をYaskoさんの素敵な歌と共にご紹介いただきました。音楽と詩の解説は勿論、イタリア語の分析を通して、イタリア人の心に迫りました。画面越しに参加者の皆さんも一緒に歌いました。

以下、第二回「ヴォラーレ」1月21日(木) 第三回「誰も寝てはならぬ」3月18日(木)を予定しております。お楽しみに。

・ローマのマーケットに実際行って、お店の方と泰子さんのやり取りを動画で見ながら、そこで使われている生のイタリア語会話からイタリア語のフレーズを勉強しました。

イタリア人のお店の方はお客との会話の中で、どんどん商品を売り込んでいきます。

お客はその会話を楽しみながら、必要な商品を購入していきます。

そのやり取りから学べるフレーズはどれもすぐ使えるものばかりでした。コロナが収束したらイタリアに行って、ローマっ子のような会話を楽しみたくなりました。 ☆イタリア料理教室(イタリア野菜紹介) 
        第一回「ロマネスコ」
        第二回「ラディッキオ」1月21日(木)
        第三回「カタローニャ」3月18日(木)

・土壌風土気候が違うイタリア野菜を日本でも栽培できるように長年に亘り品種改良して、普及活動を続けるパイオニア企業であるトキタ種苗のブリーダー中島さんに第一回目の品種「ロマネスコ」について、楽しいお話をお聞きしました。

フラクタル模様と言われるロマネスコの複雑な形状は何故出来たのか?そこにはその野菜が生き残るための自然界の知恵があったのです。明日、誰かに教えたくなるような、とっておきの話を聞くことが出来ました。

・20年以上もイタリアで生活しており、主婦でもあるYaskoさんは本日のテーマのイタリア野菜「ロマネスコ」が実際にイタリアの家庭でどのように調理され食されているのかをご説明し、実際の調理法をご紹介してくれました。

イタリアマンマから学んだ、主婦の目線からの「あっという間にイタリアン」で、美味しくて簡単に出来るロマネスコとショートパスタを紹介してくれました。

☆☆スペシャル特典:イタリア野菜セットがお手元に届くサービスがございます(トキタ種苗㈱様のご協力により、12月21日までにお申込みいただいた方には、イタリア料理教室でご紹介する野菜を中心にした「イタリア野菜セット」を12月23日頃にご自宅にお届けしました(クリスマスシーズンですので、商品の到着日は場所により多少遅れる可能性がありますことをご了承ください)。

まずはYaskoさん伝授の簡単イタリアマンマの手料理をご自身で試してみるのもいいかもしれません。イタリア野菜がぐっと身近な存在になること請け合いです。

イタリア野菜のクリスマスプレゼント
トキタ種苗㈱様ご提供

申込名 日時 時間 参加費 申込 備考
YF-2101 1月21日(木) 20:00~
21:20
会員
受講生
一般
5,000円

申込名 日時 時間 参加費 申込 備考
YF-2103 3月18日(木) 20:00~
21:20
会員
受講生
一般
5,000円

坂本鉄男 イタリア便り ヒダラ料理

イタリアには、南から北まで各地にそれぞれ“お国自慢”の干鱈(ひだら)料理がある。塩をまぶしてカラカラに干し上げた干鱈を、きれいな流水で3日くらいかけて戻すのはプロの仕事だ。家庭では食料品店や専門店で戻されて料理するばかりになった干鱈を購入するのだが、その揚げ物はクリスマスの食卓を飾る季節の一皿でもある。

 この干鱈、イタリア語で「バッカラ」とも呼ばれ、約500年の歴史を持つのだが、実は北欧ノルウェーなどからの輸入品である。

 ときは15世紀。あるベネチア貴族の貿易商が北欧を航海中に難破し漂着したノルウェーの沿岸で、地中海では取れないほど大きなタラを乾燥させ、大量に干鱈を生産している場面に出くわした。滋味深く、日持ちがし、値段も安い。貿易商は直ちに輸入を始めた。

 ビジネス環境にも恵まれた。キリスト教カトリックが16世紀半ばに開いたトレントの宗教会議では断食が定められた。信者が金曜日の肉食などを控える中で現れたのが安価な干鱈だ。

 イタリアやスペイン、ポルトガルといったカトリック大国の人々は途方に暮れないよう、腕によりをかけて新食材を使ったメニューの開発に取り組んだのは想像に難くない。その伝統がこんにちまで続いている。

坂本鉄男

(2020年12月15日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

日伊協会文化セミナーでお馴染みの「ビーズフラワー」がTV放映されます


ビーズフラワーはイタリア・ヴェネツィア生まれのビーズクラフト、ガラスビーズをワイヤーに通し花の型に作り上げていきます。ワイヤーなので自由自在、一輪挿し、リースやブーケまで、お好きなアレンジをお楽しみいただけます。

今回はNHK BS4K及び地上波NTVで紹介されます。

<TV放映予定>
番組名:美の壺 NHKBS4K
日 時:2020年12月18日(金) 午後7時30分~ 午後8時00分

【出演】草刈正雄,桜咲彩花,刺繍家…小林モー子,ビーズ刺しゅうデザイナー…田川啓二,ビーズフラワーアーティスト…下永瀬美奈子,【語り】木村多江

<TV放映予定>
番組名:「ぶらり途中下車の旅」NTV
日 時:2020年12月19日(土) 午前 9時25分~10時30分
今回放送の「ぶらり途中下車の旅」は京成線の旅。
旅人は田山涼成。


<アーチストプロフィール>
下永瀬 美奈子
日本ビーズフラワー協会会長。1989年米国ニューヨークでビーズフラワーに出会い、レッスンを始める。2004年『暮らしを彩るビーズフラワー』、2009 年作品集『Candy Garden の世界』を出版。2011 年日本ビーズフラワー協会を設立、初代会長に就任。

2013年「ジャパンエキスポ・パリ」、2016年「World Art Dubai」に出展。スワロフスキー社 デザインコンテスト、ビーズビエンナーレ等受賞歴多数、ビーズ300 万粒の世界最大のビーズフラワー「希望の桜」を制作。
日本ビーズフラワー界の第一人者。

2019年、フィレンツェ開催のアート・工芸の祭典「Artigianato e Palazzo」で、来場者投票第1位、主催者賞第2位のダブル受賞は、日本人初の受賞。

イタリア マンドリン通信 
<コロナ事情12月現在><ヨーロッパからの日本帰国事情><ある日のトラブル>

<コロナ事情12月現在>

11月頭に再びロックダウンとなり、お店はバール・レストランはテイクアウトとデリバリーだけになり、薬局と雑貨店と携帯電話の店・スーパー以外は閉められ、移動制限・夜間外出制限が敷かれてました。家の下にはトラットリアが2件あり、時折PIZZAをテイクアウトします。熱々を食べられて幸せ気分になります。

しかし、クリスマスシーズンになり買い物と家族団らんはどうなるのか?と思っておりましたが、11/29から買い物させるためか一部販売が解除となりました。しかし、クリスマスは同居家族限定の集まりしか認められません。12/24、1/1と1/6だけバールとレストランのランチが認められました。ただしテーブルに4名のみ。夜は常に営業禁止です。

でも、ロックダウンにより確かに数字は下がってきました。12月9日現在、感染者増は12,755人(PCR検査12,0000人)、死者499人、重傷者3,220人。先月よりは減少しましたが、日本と比較したらとんでもない状況です。クリスマス後はまた厳しい規制となるかと。今メディアではワクチン接種で話題になってるので、皆期待している感です。まずは医療従事者・お年寄り、そのあとはどうなるのか?私は健康で公共交通機関もまず乗らず、もし外出しても徒歩なので必要順位低いと様子見です。

Duomo前のツリーがイタリアで最初に点灯しました。今年のスポンサーはコカ・コーラだそうです。夜外出は難しいので、いつ見られるのか?

写真は最新透明アクリルマスク登場しました!色々種類ありますが、これはネットで検索すると一つ安くなってて€10位(★★★)。最近家の近くで早速付けているおじ様を見ました。種類色々ありました。着け心地どうなんでしょうか?曇らないみたいです。
流石イタリアですね。カッコイイ?

<ヨーロッパからの日本帰国事情>

世界がコロナ真っ只中な状況ですから、まずフライトが少ないです。予約しても欠航がかなりあり、日程に余裕がないと予約出来ません。それでも、11月から1か月一時帰国するドイツの便を予約しました。勿論日本のサイトです。変更や欠航があるとヨーロッパのサイトで取るとまず電話は繋がらず、メールやチャットは英語ですし面倒です。その点日本のヘルプセンターは親切で細かい対応してくれます(感謝)。

案の定ドイツからミラノへの帰りの便が欠航となり、いつ帰れるか保証なく諦めて払い戻しを選択しました。後日、予約確認メールが届き慌てて電話すると、手続きされてませんでした。航空会社もやりくり大変みたいで、あまり責められませんでした。すぐ手続きしてもらい無事返金されました(安堵)。

私の周りの友人達の情報を聞くと、まず往復のどちらかが欠航される場合が多々あります。ある方は、日本からのイタリア帰国便が3回変更になり約1か月繰り延べとなりました。ある方は、行きの便が欠航と連絡あり電話で確かめたらなんと先方ミスで欠航ではなかったとか。問題数知れず(乗客少ないから仕方ない)。

またある方は、ローマからドイツまでの便が急遽アリタリア航空に変更となり、家族でチェックインしようとしたら、48時間以内のPCR検査陰性結果がないと乗せられないと言われたそうです(不安的中)。「事前に日本の大使館に確認してそんなルールはありません」と言うも様々な理由を付けて(ここでは省略)、兎も角検査証明ないと、もしドイツの空港や日本で送り返されても責任持てないの一点張りで。仕方なく、彼らはイタリア友人のつてで空港市内で検査出来る所を予約出来て検査し(簡易検査)、翌日に同時刻に空港のカウンターに行くと、陰性証明のことを一切聞かれず、どこでも誰にも見せることなく日本に到着して空港での検査を受けただけだそうです。ローマの役所ではよくあるパターンだそうで、つまり担当者の解釈で拒否されたケースだったそうで。

ある友人は夏にアリタリア航空に予約したら、一方的にキャンセルとなり電話は通じずメールで払い戻し依頼したけど、未だに返金ないとか。。。それ以前の払い戻し出来ている友人もいるとかで気長に待つしかないと。アリタリア航空は来年春に飛ぶらしいですが、ただでさえ当てにならないので、このコロナ状況ではまず避けるべきと皆思っています。日本に帰国しても2週間の隔離はあり、地方在住者はかなりの自己負担でホテルや高額ハイヤーを利用せざるを得ないので、帰ることが出来ない人が沢山います。特に老齢の家族がいらっしゃる方は心配でも帰国叶わず気の毒としか言いようがありません。

<ある日のトラブル>

ある夕方、その日はスカイプでのギターレッスンでしたが、昼に近くの銀行にアポイントがあり、すっかりそれに頭が行っており、先生から電話来るまで忘れてました。

その銀行のモバイルバンキングのアプリダウンロードした後、ログインできず相談しに行きました。銀行員の対応は悪くなくホッとしましたが、私の希望では改めて自分の口座の支店にアポイント取らねばならないと言われ、一部納得できない状況がありました。

PCのインターネットバンキングとスマホ認証との連携が上手く行かなかったのです。でも、アプリのログインは無事出来、その後自分なりに考えて連携を解決し安堵しました。この手の問題は日本語でも厄介で、最近日本の銀行の新しいアプリ認証を経験したので
やり方が頭にあり、そのお陰でよく分かりました。

日本語ならパソコンやスマホのよくある問題は、今のネットで検索すれば解決方法が見つかります。大体かなり検索して解決します。海外に居るとネットが中心ですから、出来ないと生活に支障が出ます。特に銀行関係が重要です。
ですから、内容を理解出来ればイタリアケースでも、同じ思考回路で質問と疑問が出来ます。知識あれば理解できるわけです。この人の回答は正しいとか、おかしいとか。

それで解決して肩の荷が降りてレッスンすっかり忘れてしまい、コーヒーと手作りケーキで休憩しようとしたら、マエストロから電話。「君を呼んだけどレッスンは?」と言われ、頭はあれ今日は何曜日?から始まり気付くまで数秒かかりました。。落ち着いてまたモードをギターに変え、マエストロとのレッスンをどう進めるかに切り替えましたが。このように様々な問題と用事があり、日々落ち着かず頭疲れてましたが、やっと終わり少し平和な日常になりました。

坂本鉄男 イタリア便り 「無原罪の御宿り」と「受胎告知」の誤解

12月8日はカトリック教徒にとって重要な「無原罪の御宿り」の日で、かつてカトリックを国教としていたイタリアでは今も祝日である。

 旧約聖書によると、人間の始祖アダムとエバは、神の命に背きヘビに誘われて「禁断の実」を食べ(つまり原罪を犯し、現代風に言えば性交をして)楽園を追われ、以後、アダムとエバの子孫の人間は子供をつくり汗水流して働かざるを得なくなったとされている。

 一方、神の母である聖母マリアは原罪を犯すことなく聖霊を身籠もりイエス・キリストを生んだとされるのだが、無原罪の御宿りの日である12月8日に聖霊を身籠り、25日のクリスマスにイエスを産んだと考えるのはよくある誤解である。

 カトリックはマリアがこの日に聖霊を身籠もったと教えていない。12月8日はマリアが原罪なしに生まれてきたとする教義「無原罪の御宿り」を祝う日だ。

 では、マリア自身が身籠もったのはいつか。それはルネサンス期の大画家が好んで描いた「受胎告知」のあった3月25日とされる。大天使ガブリエルのお告げによりマリアが精霊を身籠もったことを知る日だ。クリスマスの9カ月前で、マリアの妊娠期間は普通の女性とさほど変わらない。3月25日を祭日にしていたら、こんな誤解は起きなかっただろう。

坂本鉄男

(2020年12月1日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

クロナカ165号発行

クロナカ165号(2020年秋号)は、春号、夏号に続き、新型コロナ感染拡大の影響で1カ月遅れで刊行いたしました。11月末から12月上旬に皆様のお手元にお届けいたします。

クロナカ165号表紙今回の特集は「イタリアワインの今、昔」です。
冒頭記事は、日伊協会の理事であり、現在開講中の日伊協会主催連続文化講座「イタリアワイン文化講座」の講師・コーディネーターでもある櫻井芙紗子さんによる「イタリアワインの今」。ボローニャとカリアリの2つのエノテーカをつなぐ物語です。

続いて、ワインコーディネーター萩野浩之さんに、「自然派ワイン」をわかりやすく解説していただきました。

さらに、「イタリアワインの昔」として、「モスカテッロ・リポート」で古代ローマのワイン、「イタリアの最も美しい村」では修道士のワインで知られるモンテファルコを紹介します。

『クロナカ』は、日伊協会の会員以外の方にもお分けしております。
当サイトの「会報『Cronaca』一覧」ページの[お申し込み]ボタンをクリックしてお申込みください。

また、事務局に直接電話でお申し込みいただいても結構です。
その際は、「クロナカ2020年秋号(165号)希望」とお伝えください。
tel. 03-3402-1632 (日伊協会事務局)

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【目次】 (表紙を含めて全24ページ、行頭の数字はページ番号です)
特集:イタリアワインの今、昔
3 イタリアの小さな酒屋の底力──ボローニャとカリアリ、2つのエノテーカの物語 櫻井芙紗子
8 自然派ワインの『派』のお話 萩野浩之
10 モスカテッロ・リポート 素顔のイタリア <32> 古代ローマ人はどんなワインを飲んでいたのか
アントニオ・モスカテッロ、廣石正和(訳)
14 イタリアの最も美しい村<12> 修道士の赤ワインで知られるモンテファルコ 長谷川恵美
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2 イタリア語会話《つなぎフレーズ》 押場靖志
12 イタリアの聖堂装飾<12> ヴェネツィアのサン・マルコ聖堂の装飾(2) 松浦弘明
16 陣内がゆく<21> アミアータ山を挟んだ2つの地域の再生戦略 陣内秀信
17 イタリア・食の万華鏡<11> 皿の向こうに何かが見える──蕎麦を食べる人たち 長本和子
18 Yoshio AntonioのイタリアPOPS小辞典<27> ワイン産地から生まれ大成したバンド・ネグラマーロ
磐佐良雄
19 BAR SPORT<30> 日本開催のラグビーW杯出場のマキシムがカヴァリエーレを受章 佐藤徳和
20 イタリアのニュースから
22 日伊協会からのお知らせ
23 恵贈図書
表紙写真 サルデーニャ島最大の都市にして州都のカリアリ 二村高史

イタリア マンドリン通信 
<コロナ第2波 ヨーロッパ到来><秋のハイク><隣人の疎開>

<コロナ第2波 ヨーロッパ到来>

5月に規制解除が始まり、7月までは数百人代の感染者数増であったのが8月下旬から千人代になり徐々に上がり10月頭に2千人代、そして11月7日に約4万人増になりました。余りの数字の上がり方に改めてこの感染力に驚きました。

原因は報道されているように、バカンス中から緩みだしたソーシャルディスタンス・マスク遵守が若者を中心に守られず、大人でもレストランでの近距離での同様な行動、下校後の若者や親子達の密な行動だと思います。

その様子を見ながら予想はしていました。残念です。一体あの辛かった2か月余りのロックダウンは何だったのか?そして10月25日に政府はまた規制を発令しました。(ミラノ領事館情報)10/26から11/24まで有効。更に11/3にイタリアを3つのゾーン別の規制に変更。

・移動制限:仕事上・学業上・健康上の理由や、必要性のある状況(宣誓書を携帯、5時から22時まで可能)除き、交通手段にかかわらず移動を禁止、或は5時から22時までは自由だが、他の自治体への移動は禁止。屋内外を問わず、同居していない親戚 や友人への訪問や面会は 認められない。
・飲食サービス業:営業は、持ち帰りか午前5時~18時まで。1テーブルには(同居者でない場合) 最大4人まで。ホテルや病院など、施設利用者だけに サービスが限られている場所は、営業時間制限の例外。宅配サービスや、持ち帰りサービス(※)は、引き続き営業可能。(※持ち帰りサービスは、5時から22時まで。但し、店の近辺での飲食は禁止。)
・学校:幼稚園~中学校までは対面授業継続。高校は75%以上の活動をオンライン教育。(自治体により異なる)
・ジムやプール:営業停止(一部例外あり。)。
・劇場、コンサート会場等:劇場、コンサート会場、美術館、映画館など(屋内外関わらず)
 市民に開かれた/観客が入る(aperto al pubblico)場所は閉鎖。
・広場は21時で閉鎖。

州により対応がやや異なります。この報道後、ナポリで反対デモが発生して混乱しました。毎日救急車のサイレンがまた多くなり、入院と救急患者の上昇が数字で表れています。感染者の上昇率が3月~4月とは異なり大きいです。ミラノの見本市の敷地に広大な病棟が完成した報道を見ました。重症患者への治療機器も足りなくなるでしょう。
テレビでは一日中コロナ感染報道が流されており、病院のひっ迫感が見えます。

友人は、仕事打ち切りが相次いで折角再開や新たな仕事に就いたのが、消えてしまいました。期間は1か月ですが、クリスマスに家族で集まり過ごすイタリア人達の楽しみは
どうなるのか???日本の友人達もユーロでの仕事がないため、円を海外送金で調達しないと生活できないと嘆いています。深刻です。

大手スーパーは混雑する時間帯は入場制限を再開しました。時間帯を外さないと長蛇の列となります。

私もレッスンはまたオンラインに戻りました。。。再開したばかりのオーケストラの練習も中止。辛抱の時期が再開し、多分当分続くと予想されます。ただ、3月の時より、2回目でもあり、皆慣れた様子ではあります。。

<秋のハイク>

10月と11月ロックダウン直前に、友人を誘いいつものCANZOの山にハイクに行きました。夏は開いていた山小屋は一つ以外は閉まっており、やはりコロナのせいで夏だけの営業だと再認識しました。勿論テイクアウトだけでしたが。冬季は締め切りの小屋にハイカーが密になる状況は多分無理でしょう。。。その後は山小屋は完全閉鎖となりました。

山頂のMonte Pe`sora 1190m 山頂は風が強く寒かったですが、素晴らしい展望で、来た甲斐があると思いました。偶然にグライダーが湖上を飛行しており、接近して
きたのでビデオが撮れました。頭上を飛行して私達に挨拶してくれたようでした。

10月のハイクでは駅に着くと、本来1時間に1本ある電車が9月からダイヤが変わっており、17:35がなく次は19:05で待つ羽目に。。。バールで時間を潰して早めに駅に
行くとその電車も結局30分遅れとなりました。友人にWhatsAppすると集中豪雨の影響の様でした。

11月の時は、早めに切り上げ午後早めに帰りました。友人はイタリアの山は初めてで、来られて歩けて嬉しいと言ってくれました。大体は1回で軽いハイクでも、2回目はない人が多いので慎重に案内しました。暫く散歩以外は籠り生活です。外食は出来なくても、普段も殆どしないから良いですが、自然散策が出来ないのは寂しいですね。

<隣人の疎開>

今回のロックダウン数日前、家のチャイムが鳴り誰かなと思ったら隣のシニョーラのM.Lでした。手には小さな紙袋を持って。10月に出たミニロックダウンで、彼女は両親の田舎に暫く身を寄せると。ヴェネト州のウーディネで山のある所です。羨ましい。仕事はスマートウォーキングなので、この先どうなるか分からないミラノに居て不安な日々を過ごすより、両親家族の居る所で過ごす方が良いと判断したそうです。

ついては、共通廊下に出した植木鉢の水やりともし何かあったら知らせてほしいと。勿論快く引き受けました。そして小さなプレゼントだけどと、手紙とお母様手作り
のジャムをいただきました。

以前彼女とは特別親しい訳ではありませんでしたが、私が日本に一時帰国するたびに日本のカレンダーやお菓子をプレゼントしていました。あとで、メールで「どうして私にこんな優しいプレゼントをするの?」と聞かれました。友人曰く、イタリアでは家族・友人以外からプレゼントされる、する習慣がないからでしょうねと。

私は日本には「汝隣人を愛せよ」という習慣があり、大事にするものというのを幼い頃から親から学ぶと書きました。これはイエスの言葉ですが、彼女は知らなかったようでした。いたく感心され、とても素晴らしいと書いてきました。ですから、今回私にジャムを持参されたのだと思います。多分親元に帰って家族にそんな話もするのかなと思いました。実はそのジャム、蓋が固くて開けられてません。どうしようかと。。

坂本鉄男 イタリア便り ワイン世界一の伝統 今年も味は最高

今年もワインの季節が近づいてきた。イタリア産の生産量は47億2千万リットルと例年をやや下回る予想だ。原因は主要産地のシチリア島と中部トスカーナ州の酷暑と雨不足のためという。

 それでも、例年のごとく2位のフランス、3位のスペインを上回るのは間違いない。人口約6千万人のイタリアで飲み切れるのかと思うが、ワインはイタリアの主要輸出品で2019年度は64億ユーロ(約7940億円)を稼いだ。特に米国、ドイツ、英国がお得意さまだ。今年も味の方は「最高」と言うから安心だ。

 ところで、イタリア国民1人当たりの年間消費量は過去40年間で100リットルから40リットルに半減した。食事や社交にかける時間が減り、嗜好(しこう)も変化したためだといわれている。流通の仕組みの変化により手ごろな価格で買えなくなったとの説もある。

 確かに、昔は空瓶を持って近くの酒屋に行き、生産農家から直接送られてくる大きな樽(たる)からワインを注いで購入していたが、最近はスーパーマーケットで瓶詰めワインを買っている。仲介業者が間に入り値段が上がったとすれば、残念だ。

 生産者にとっての吉報は最近4年間の消費量が連続して上昇し、消費者が国民の54%に達したことだ。やはりイタリアの伝統料理にワインは欠かせない。その伝統が失われることはないのである。

坂本鉄男

(2020年10月27日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

坂本鉄男 イタリア便り 貧困問題を憂う

貧困の定義は複数あるが人間として最低限の栄養や衣類、医療、住まいなどの生活水準を維持することが困難な状態を「絶対的貧困」というそうだ。こうした貧困層は、先進7カ国(G7)の一員であるイタリアにも存在し、2019年の絶対貧困家庭は約170万世帯、人数にすると約460万人に上るという。

 今年は新型コロナウイルス禍で職を失ったり収入が減ったりし、昨年より絶対的貧困に陥る人が増えるのではないかと懸念している。日本の状況はどうか。

 話は古くなるが、松尾芭蕉が1685(貞享2)年に完成させた『野ざらし紀行』には、富士川のほとりで3歳ぐらいの捨て子が泣いているのを見て、短い命の糧にとわずかの食べ物を与えて去る場面がある。340年近く前の日本ではよくある光景だったらしいが、今は昔の話と言い切れないのが悲しい。

 日本では、世帯所得が全世帯の中央値の半分未満である人々を「相対的貧困層」としている。厚生労働省によれば、2015年の日本の子供の相対的貧困率は13・9%。ひとり親家庭の相対的貧困率は50・8%で、先進国の中ではかなり悪い水準だ。

 貧困に追い詰められた親が虐待や育児放棄に至るケースも多いと聞く。コロナ禍の今年、イタリアから日本の行く末が気になる秋である。

坂本鉄男

(2020年10月13日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

日伊協会 入会キャンペーン実施中。今なら会費が半額です!

日伊協会は、過去80年にわたり、イタリア語の普及やイタリア文化理解の促進に大きな実績を残しています。

このような日伊協会の活動を支えて下さっているのが法人、個人の会員の皆様です。今後もイタリアを愛する皆様のご要望にこたえられるよう、魅力あふれるイベントとイタリア語講座の更なる充実を図っていきますので、イタリアに興味がある方、日本とイタリアの交流に関心のある方、ぜひ、この機会にご加入をご検討ください。

資格・年齢問わず、どなたでもご入会できます。もちろんイタリア語ができなくても大丈夫。

ただいまご入会いただくと、2020年度(有効期限:2021年3月末日)の年会費が半額になります。

ユース会員<25歳以下>3,000円→1,500円
個人普通会員6,000円→3,000円
個人賛助会員1口2万円から→1口1万円から
法人賛助会員1口10万円から→1口5万円から
また、個人普通・賛助会員に関しては、家族会員割引制度(2人目より年会費から2,000円割引)がございます。

お申込みはこちらからどうぞ

*会員特典*

・イタリア語講座割引(個人普通/賛助会員:春期・秋期イタリア語講座1講座につき1,000円引、ユース会員:半額割引<複数回に分割されている講座は1講座とみなします。一部除外講座あり>)
・イタリア文化セミナー割引
・フェスタ、交歓会、講演会など各種イベントへの優先、優待参加
・季刊会報誌『クロナカ』無料送付
・年刊学術誌『日伊文化研究』無料送付・査読付投稿資格
・イタリア留学無料相談・手続代行料割引・奨学金制度
・図書貸し出し
・提携イタリアレストラン・食品専門店優待
・コンサート・オペラチケットの優待割引

会員特典の詳細はこちらからどうぞ

*退会のお申し出がない限り自動継続となります。尚、次年度以降の年会費は全額となります。ユース会員にお申込みの場合は、生年月日を証明する書類(運転免許書、学生証などの写し)をご提出ください。

イタリア向け医療物資の寄付について(ご報告)

今春、会員の方々を中心に寄付を呼び掛けました「イタリア救済の為の募金活動」のご報告を致します。
結果は当初の目標をはるかに上回る寄付金が寄せられました。
お志を賜りました皆様にはこの場を借りまして、感謝申し上げます。

<目標金額>  1,000,000 円

<寄付金>   93人   2,094,000円 (8月25日現在)

<結果>
イタリア大使館のアドバイスの下、ローマのイタリア防災庁市民保護局に、医療従事者向けマスク1万枚を送付。世界中でマスク需要が急増し、特に医療用の専門資材が逼迫する状況の中で、幸運にも比較的安価で専門的物資を購入することが出来ました。当時の市場価格換算で入手価格の数倍もの価値があると言われております。

< 項 目 > < 支 出 > < 備 考 >
医療用マスク1万枚 660,000円 ㈱閑雲
運送費 155,174円 ㈱サヴィーノ デル ベーネ
振込手数料2件 700円
合計金額 815,874円

<剰余金> 
1,278,126円・・・剰余金につきましては、当会にて新たな基金(「日伊友好基金」)を創設し、今後同様な事態に公正適切に使用することを条件に、理事会、評議員会の決議、承認を頂きました。ご了承下さい。
以上

ちなみに在日イタリア大使館ジョルジョ・スタラーチェ大使より、島田会長、板垣専務理事宛て、感謝状が届いております。

(要約)
日伊協会が寛大にも一万枚のマスク(送料込)をイタリアに寄付してくださったことに、こころから感謝の意を表します。マスクの受領を担当する市民保護局とはすでに連絡を取っております。貴会の寄付にたいへん感謝しております。また、イタリアの管轄当局も非常に感謝しています。イタリアに寄り添いたいと、我々に示してくださったサポートそして友情を我々は忘れません。貴会は、在日イタリア関係機関と良好な協力関係にあり、この困難な時期に両国民の絆をさらに強固にされました。

イタリアは、ソーシャルディスタンスのルールを守りながら、経済の回復そして外国人観光客の再来のため、いわゆる「フェーズ2」の状況にあります。両国ともに回復を目指すこの局面において、イタリアと日本は、新たな協力の機会を役立てることができると信じています。貴会は二国間の文化的、経済的、社会的つながりにおいて非常に重要な役目を担い続けるでしょう。
皆様に近いうちにお会いできることを願いつつ、まずはご挨拶とさせていただきます。

Giorgio Starace

寄付者の皆様には、先般、今回の状況説明、及びお名前掲載の可否を確認致しましたので、本HPに寄付者の名前を掲載致します。重ねて御礼申し上げます。これからも当会では日本とイタリアの交流促進に積極的に取り組んでいく所存でございます。今後ともご理解とご協力の程をお願い申し上げます。

寄付者名簿(敬称略、あいうえお順にて表記させていただきます)
阿部 恵美子
阿部 祥子
飯盛 義徳
石井 香
石踊 正子
板垣 哲史
イタリア同好会
伊藤 ひろみ
伊藤 泰子
伊藤 裕子
井上 美智子
井上 龍子
入江 好子
岩崎 陽子
岩田 未央
上野 登美子
上原 常盤
内池 昌子
江口 タミ子
大貫 由紀子
奥田 昌宏
小野 廸孝
笠間 恵美子
加藤 茂
加藤 磨基子
川上 まり子
川上 美枝子
河島 彦明
北村 憲雄
木村 雅美
剣持 弘子
公楽 真一
小坂 直正
小島 努
小林 元
小森谷 慶子
近藤 正子
佐々木 恭之助
佐藤 瑠璃
佐山 茂昭
澤井 廣喜
柴田 陽子
島田 精一
神野 節子
菅野 信行
菅原 由理子
鈴木 国男
鈴木 健三郎
髙橋 恵子
高橋 真一郎
髙橋 久雄
都留 佳苗
遠山 公一
トキタ種苗株式会社
富岡 真理子
富永 孝雄
中川 幸子
中川 ミヅ江
永瀬 哲也
日本製粉株式会社
服部 章子
英 正道
花本 知子
浜川 幸栄
早崎 勉
新井 巌
吹留 あき
藤川 鉄馬
藤木 達雄
二村 高史
古川 上子
前田 惠美子
槇 忠志
松永 文夫
松永 眞智子
松村 仰子
三浦 勇
三嶋 路子
水野 あづさ
源 光士郎
宮﨑 展子
村上 桂子
村上 義和
望月 由美子
森 敏郎
森田 京子
柳原 進
山田 和彦
大和 正幸
湯浅 浩志
湯沢 洋子
吉原 みどり
匿名希望 3名

公益財団法人 日伊協会会長 島田精一

藤井泰子オンラインサロン(セミナー)
「イタリアらしさを学ぼう(歌に生き 愛に生き 野菜に生き)2020年冬期」 開催のご案内

文化 日本語  

写真 宮川舞子

主催:公益財団法人 日伊協会
協力:トキタ種苗株式会社、(株)リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー

オペラ歌手として長年ローマに在住の藤井泰子さん(「Yasko」)。最高視聴率約25%を叩き出した超人気クイズ番組「AVANTI UN ALTROアヴァンティウナルトロ」で大人気、イタリアで誰もが知っている、日本人女性スーパーマルチタレント「Yasko」が、現地イタリアの日常生活を切り取り、時にローマから、時に日本から皆さんに話しかけるオンラインサロン(セミナー)が始まります。Zoomを使ったオンラインならではの双方向の会話を楽しみましょう。

イタリア人の人生観を表現するのに「Cantareカンターレ、Amareアマーレ、Mangiareマンジャーレ」(食べて歌って愛する!)という表現がよく使われます。本セミナーのタイトル「歌に生き、愛に生き、野菜に生き」は、まさに音楽家Yaskoさんの生きざまそのもの。

本セミナーでは、毎回、イタリア人にこよなく愛されている名曲(オペラ、カンツォーネ ナポリターナから最新イタリアンポップまで様々なジャンル)を取り上げて、その歌の背景にあるイタリア社会、イタリア人の物の考え方、人生観、関連するイタリアの街やその歴史等、イタリア文化を理解する為に楽しく深堀りします。

イタリアのTVクイズ番組でイタリアの曲を日本語に訳して歌っているYaskoさんならではのテーマと切り口をご堪能下さい。毎回、Yaskoさんの素敵な歌唱やイタリア野菜を使ったマンマの味紹介も楽しみの一つです。

 ~ Cantare ~,    ~ Amare ~

第一回12月17日(木) 内容 < 終 了 >
☆『Non Ti scordar di me(忘れな草)』から学ぶイタリア文化講座

・『Non Ti scordar di me(忘れな草)』は、1935(昭和10)年ベニアミーノ・ジーリ(Beniamino Gigli)の歌唱で、本人が出演した同名映画の挿入歌です。以来、この曲は数多くの歌手によって長い間歌い継がれ、今やイタリア人ならば誰もが知っている名曲中の名曲です。

♪  Partirono le rondini dal mio paese freddo e senza sole cercando primavere di viole nidi d’amore e di felicità. La mia piccola rondine partì senza lasciarmi un bacio, senza un addio partì. Non ti scordar di me, la vita mia legata è a te. Io t’amo sempre più nel sogno mio rimani tu…  ♪

    ツバメたちが去っていった、寒く陽の照らない僕の国からスミレの咲く春と愛と幸せの巣を探して。僕の可愛いツバメも去ってしまった、別れのキスもさよならもなしに。僕のことを忘れないで 僕の人生は君あればこそ。君をますます愛するよ、夢の中にはずっと君がいる。    

音楽と詩の解説は勿論、イタリア語の分析を通して、イタリア人の心に迫ります。Yaskoさんの素敵な歌も聴くことが出来るでしょう。皆さんも一緒に歌いましょう!それにより、ふと口ずさむことが出来るメロディー付イタリア語のフレーズを覚えましょう。

以下、第二回「ヴォラーレ」 第三回「誰も寝てはならぬ」を予定しております。お楽しみに。

  ~ Mangiare ~

☆イタリア料理教室(イタリア野菜紹介) 
        第一回「ロマネスコ」
        第二回「ラディッキオ」
        第三回「カタローニャ」

・主婦でもあるYaskoさんは実はイタリア野菜のプロフェッショナルでもあります。イタリア野菜が実際にイタリアの家庭でどのように調理され食されているのかをご説明し、実際の調理法をご紹介します。イタリアマンマから学んだ、主婦の目線からの「あっという間にイタリアン」を紹介します。

☆☆スペシャル特典:イタリア野菜セットがお手元に届くサービスがございます(トキタ種苗㈱様のご協力により、12月21日までにお申込みいただいた方には、イタリア料理教室でご紹介する野菜を中心にした「イタリア野菜セット」を12月23日頃にご自宅にお届けします(クリスマスシーズンですので、商品の到着日は場所により多少遅れる可能性がありますことをご了承ください)。お申込はお早目に。

まずはYaskoさん伝授の簡単イタリアマンマの手料理をご自身で試してみるのもいいかもしれません。イタリア野菜がぐっと身近な存在になること請け合いです。

                                          

申込名 日時 時間 参加費 申込 備考
YF-2101 1月21日(木) 20:00~
21:20
会員
受講生
一般
5,000円

申込名 日時 時間 参加費 申込 備考
YF-2103 3月18日(木) 20:00~
21:20
会員
受講生
一般
5,000円

坂本鉄男 イタリア便り 遺児の世話、誰がする

昔は目立たなかった「女性殺し」が今や世界各地で続発している。イタリアでも新聞を開けば、「夫による妻殺し」「前夫による前妻殺し」「別れた彼氏による元の愛人殺し」「ストーカー殺人事件」「同棲(どうせい)女性殺し」の見出しが目に飛び込んでくる。事件の背景や原因の分析は犯罪心理学者や社会問題の専門家に任せるとしても、殺された女性の遺児の世話は誰がするのだろうか。

 日本にどのような法律があるのかは知らないが、イタリアには2018年1月に国会で承認された「夫婦間、または事実上の配偶者間における家庭内犯罪により生じた孤児救済法」が存在する。孤児を救済するための資金や運用方法などをめぐる議論が省庁間で長々と続いていたが、このほどようやくまとまり、正式に発効の運びとなった。

 官報によると、今回決まった救済金の総額は1億4,500万ユーロ(約178億円相当)。多くはないのかもしれないが、これまでになかった画期的な法律といえるのではないか。孤児に対し奨学金や医療援助、就職などの便宜が図られ、支援家族に対する補助金も支給されるという。

 考えてみれば、女性殺しが頻発する責任は社会全体で負担すべきであるということだろう。それにしても住みにくい世の中になったものだ。

坂本鉄男

(2020年9月29日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

イタリア野菜のイベントのご案内

当会の法人企業である株式会社リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー様とトキタ種苗㈱様が
コラボしたイベント企画のお知らせです。

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GoToトラベル事業支援対象

年に一度の野菜の祭典!トキタ種苗オープンデーと極上のイタリアンランチ

<新宿発着・日帰りバスツアー>
20名限定!年に一度の野菜の祭典!
イタリア野菜のパイオニア・トキタ種苗オープンデーと極上のイタリアンランチ

イタリア野菜のパイオニア・トキタ種苗による年に一度のスペシャルイベントに特別入場!
ランチには大宮の人気イタリアン「リストランテ・オガワ」のオーナーシェフ 小川 洋行氏によるトキタ種苗大利根研究農場の採れたて野菜を使ったスペシャルランチコースをご用意いたします。野菜を満喫する1日をご体験ください!

■Point1 プロ限定の野菜イベントに特別入場
■Point2 オープンデー限定の直売所でとれたて野菜のショッピング
■Point3 大宮の人気高級イタリアン「リストランテ・オガワ」が農場直送のイタリア野菜でスペシャルランチをご用意

■ツアー概要

●スケジュール
11月19日(木)限定
09:00 新宿駅発
10:10 トキタ種苗大利根研究農場(埼玉県加須市)到着(約1時間30分)
検温・受付
10:20 チーフブリーダー中島 紀昌氏による農場特別見学ツアー(約30分)
フリータイム(直売所でのショッピングと農場見学をお楽しみください)(約1時間)
11:50 トキタ種苗大宮本社へバスで移動 (所要時間約1時間)
13:00 到着
リストランテ・オガワの小川 洋行オーナーシェフによるスペシャルランチをお召し上がりください
野菜を学んで楽しむレクチャー・レクリエーション
15:00 大宮を出発
16:30 新宿駅着 お疲れさまでした!

・添乗員: 同行
・1名様から受付
・最少催行人数: 12名
・定員: 20名
・バスガイド: なし
・食事: 昼食つき
・バス会社: 両備バス同等

●料金
旅行代金:16,000円
給付額:5,500円
地域共通クーポン:2,000円
お支払い実額:10,500円

<ツアー代金に含まれるもの>
東京〜トキタ種苗間往復バス、ランチ
※農場でのショッピングはご自身でのお支払いとなります。
※ランチには500mlのミネラルウォーター1本が付きます。その他のお飲み物は別料金となります。

詳しくはリョービツアーズのHPまで

イタリア マンドリン通信 
<スカラ座オーケストラのコンサート開始><ギターレッスン再開><コロナ状況>

<スカラ座オーケストラのコンサート開始>

9月にロックダウン中クローズしていた、スカラ座のプログラムが開始となりまずオーケストラのコンサートのテレビ中継がありました。

9月4日:ミラノ大聖堂内、新型コロナ犠牲者のためのヴェルディのミサ「Messa da Requiem」。
    スカラ座主席指揮者 Riccardo Chailly
    スカラ座オーケストラ・合唱
    歌手 ソプラノ・メゾソプラノ・テノール・バッソ
    マッタレッラ大統領ほか政府関係者と一般客(無料)多少

9月13日:ミラノの大聖堂前広場、Concerto per l’Italia
     スカラ座主席指揮者 Riccardo Chailly
スカラ座フィラルモニカ・オーケストラ
     ヴァイオリンソリスト
     一般観客多数

9月12日には、スカラ座にて再出発としてベートーベンの第九が行われましたがこれはテレビ中継はありませんでした。残念(>_< ) まず最初のレクイエムは、大聖堂の重々しい荘厳な雰囲気の中、尚且つ大統領を始めとする政府関係者が観客の殆どを占め、オーケストラおよび歌手・合唱は黒いマスクで登場し、歌と吹奏楽者以外はマスク姿での演奏となりました。 このレクイエムの音楽は、この半年間北イタリアが体験した辛い苦しい時期を過ごしてきた、その情景にふさわしいものであったと感じました。 対して13日の大聖堂広場でのコンサートは、広場一杯に用意された客席に一般客が溢れ、華やかな照明の中に浮かび上がった大聖堂前のオーケーストラの演奏は、ロックダウン以後の初めての大規模ななワクワクするものでした。曲目もバリエーションある内容で盛り上がり、観客のアンコールにも数回答える心晴れる楽しいものでした。

<ギターレッスン再開>

9月の学校再開により、私の通う音楽学校も対面レッスンが再開されました。事前にマエストロから、対面かオンライレッスンのどちらを希望するかの質問が届きました。私はロックダウン中のオンライレッスンで、矢張り難しいなと思いましたので、対面でと回答したら喜んでました。やはり音楽の指導は難しいと感じていたと思います。音も良くないし表現も説明しにくいですし。聞くと、ある生徒(ティーンエイジャー)はいつも父親と同席のレッスンしてましたが、コロナを心配してオンライレッスン希望だそうでした。イタリアでは中学生位でも親が同行のレッスンは普通のようです(友人談)。

<コロナ状況>

9月の中旬から学校が始まり、ロンバルディア州では学校関係で教員・用務員・技術教員等で約5300人の増強をしました。(La Repubblica記事)。机も二人用を1人用に入れ替えられました。公共交通機関内もやや規制が緩み、車内にベタベタ張られていたシールは剥がされましたが、新しいマスクの注意掲示がありました。つまり割と口はマスクしても鼻を外している人が多いからです。息がしにくいのだと思います。このアナウンスも数分毎にあります。またバスには、消毒用ジェルが配備されている路線もありました。結構細かい処置してますね。当然お店・レストランに入る時は検温とジェルを付けるよう指示されます。ですから、数件お店を回ると手がジェルでベタベタとなります。

主要なターミナル駅には警官がおり、時折外国人風の人々にドキュメントの提示を求めてチェックしてます。私も最近初めて声をかけられました。ハイキング姿にも関わらず。在住の証明書を持ってると言ったら、それならいいで終わりましたが。夏のバカンスでギリシャに旅行したミラノオーケストラの友人は、ギリシャ入国時とイタリア入国時で2回もPCR検査したそうです。友人の娘さんはスペイン在住で、マルペンサ空港で検査を受けて、ミラノ中央駅から移動。数日後に陰性の結果メールが届いたとか。彼女はすでにその日に移動してましたが。。。

映画好きな友人がやっと映画館が再開したと喜び勇んで出かけたら、200人収容が5~6人の観客だったとか。まだまだ警戒してますね。

マスクは出回っており、私も大手スーパーの割安50枚入りを€22.5でゲットしました。一枚あたり約55円位。医療用マスクです。移民の道端のお店では1枚更に半額でした。手縫いのマスクも着々と内職の様に作ってます。友人にプレゼントすると喜ばれます。ちょっとした気晴らしになります。しかしハンカチは日本の様に売ってないイタリア、手芸店に生地はあるようですが、沢山の量は要らないので、持参している手拭いやバンダナで縫っています。当然細いゴムもないので日本から送ってもらいました。

第12回旅雀素描帖・展-urban sketch- 開催のご案内


日伊協会の会員であり、また会報「Cronaca」で素敵なイラストやデザインを考えてくださっている新井美樹さんが来月4日(水)~9日(月)まで、パレットギャラリー麻布十番にて、水彩画展「第12回旅雀素描帖・展ーurban sketch-」を開催されます。

イタリアを始めとするヨーロッパの街並みを水彩画でお楽しみください。新型コロナウィルス禍にあり、なかなかイタリアへに行くことが難しくなっている今日、しばし水彩画の世界で素敵な街並みを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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                   新井美樹さんからのご紹介

旅する〝すずめ〟の水彩画展は今回で12回目を迎えます。イタリア、クロアチア、スロヴェニアなどの魅力的な街の風景と旅の記憶を画紙に綴りました。会場は新旧が魅力的に融合する麻布十番、町の中心パティオ十番広場からわずか10歩のギャラリーです。

未だ新型コロナウィルス収束が見えない中、延期すべきか迷いましたが、十分な予防対策を行いながら開催することといたしました。

自由な渡航が制限される今、わずかでも旅気分を味わっていただければと願っています。

季節や風のにおい、街並みや人々の暮らし、などなどをみなさまにお伝えできたら幸いです。

新井 美樹

第12回旅雀素描帖・展-urban sketch-
2020年11月4日(水)~9日(月) 11:00~19:00(最終日16:00まで)
東京メトロ・南北線、都営地下鉄・大江戸線麻布十番駅下車 4番出口または7番出口より徒歩3分

状況に応じてスケジュール変更する場合がございます。
変更時はフェイスブック、HPなどでお知らせいたします。

坂本鉄男 イタリア便り 「カニもどき」を本物と思って食べる

昔、東京の国立大学で教鞭(きょうべん)をとっていた頃の話である。わが家の夕食にイタリア人の教師と、大学卒業後、大手商社に入社した教え子がやってきた。

 話が弾み、商社マンの仕事が話題になった。「カンガルーの輸入です」と商社マン。「え、今なんとおっしゃった。日本の動物園はそんなにカンガルーが好きなのですか」とイタリア人。「ご存じないのですか。ソーセージに混ぜるための肉ですよ」。イタリア人は、日本でソーセージを食べなくなってしまった。

 また、食通で有名だった初代のイタリア文化会館館長がこう言って嘆いた。「君にうまいウサギ料理をごちそうしようと思って肉屋に注文したら、ウサギはみんなソーセージ用に使われるので、店にはありませんといわれたよ」

 飽食の時代を生きる今の日本人には考えられないだろうが、60年ぐらい前は肉の輸入が制限されていたため、いろいろな肉を加工して食べていた。

 食糧難を切り抜けた日本人の食品加工技術は目覚ましかった。タラバガニの漁獲が制限されると、魚肉を使ったカニかまぼこを開発し、世界中に売りさばいた。生まれて一度も本物のタラバガニを食べたことのない多くのイタリア人は、「カニもどき」を本物のカニと思って食べている。

坂本鉄男

(2020年9月1日『産経新聞』外信コラム「イタリア便り」より、許可を得て転載)

クラウドファンディング『デカメロン2020』のお知らせ

コロナ禍のイタリアで若者たちが綴った日々の記録『デカメロン2020』を書籍化するためのクラウドファンディングがスタートしております。

このプロジェクトについて

コロナ禍のイタリアで人々の気持ちや生活はどう変わっていったのか。イタリアの若者たちの日々の記録『デカメロン2020』を本にします。文章で、暮らしの音で、絵や写真で。世の中の光景と人の声をきちんとまとめ未来へ伝えるものです。

『デカメロン2020』について
2020年3月10日から4月28日にわたり、 方丈社のHPで『デカメロン2020』は連日更新された速報です。中世のイタリアで猛威を奮ったペスト禍に書かれたジョヴァンニ・ボッカッチョの古典『デカメロン』の現代版として、大きな反響がありました。

ヨーロッパで最初に新型コロナウイルスが蔓延し、非常事態宣言の発動されたイタリア。各地に住む17歳から29歳の若者24人が、耳を澄ませ、見て、感じて、触れた日々を書き留めました。ささやかだけれど真摯に、そして淡々と綴られたかけがえのない記録です。

『デカメロン』とは?

ジョヴァンニ・ボッカッチョによる物語集。1348年に大流行したペストから逃れるためフィレンツェ郊外に引きこもった男3人、女7人の10人が10日間にわたり毎日10話ずつ語る、という前提の物語。

期せずして経験することになった2カ月近いロックダウンにより、人々の気持ちや生活はどう変わっていったのでしょうか。文章で、暮らしの音で、絵や写真で。世の中の光景と人の声をきちんと残し、未来へ伝えたいと思います。

『デカメロン2020』の企画・取材・翻訳は、内田洋子さん。日本とイタリアの交流に貢献してきたことで、2019年「ウンベルト・アニエッリ記念ジャーナリスト賞」を受賞し、2020年7月にイタリア版の本屋大賞である「露天商賞」の授賞式において「金の籠賞」を受賞。

『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』の版元である方丈社からの刊行を目指しています。

『デカメロン2020』
発行予定日:2020年12月
仕様:B5変判、コデックス装、256ページ
部数:3000部
著者:イタリアの若者たち
(ジュリ・G・ピズ、アントニオッティ・A、ボナディマーニ・A、ボルゴノーヴォ・D、コンケット・A、クレアンツァ・S、ダモンティ・C、ディ・ナポリ・J、ロ・S・M、ランツァ・C、ミオット・A、モリナーリ・S、パリアルーロ・C、パリアルーロ・サーラ、パリアルーロ・シルヴィア、ピントゥス・G、ライネーリ・M、ロッシ・カイロ・M、サンティ・E、スカッチーニ・O、セッティ・A、スルブリエヴィチ・V、トロンビン・A、ヴォアリーノ・M)
取材・企画・翻訳:内田洋子
編集:小村琢磨(方丈社)
アートディレクション:中川真吾
発行:方丈社
定価:2500円+税
販売方法:書店、ショップ、通販での販売

募集する資金は『デカメロン2020』の制作費の一部に当てます。装幀や紙、印刷、製本にこだわった美しい本に仕上げます。そして本書のイタリア語版も作り、イタリアの若者達に届ける費用に使います。

●プロジェクトの予算と使い道
印刷費 200万(60万円)
デカメロン2020制作費 50万
イタリア語版制作費 30万
リターン送料 16万円
シークレットエッセイ制作費 5万
その他リターン制作費 10万
手数料 10%(目標達成の場合は19万円)
合計190万

『デカメロン2020』の全印刷費は200万円を超えますが、自己資金と、本書の売上金でまかないます。制作費の一部に当てることで、装幀や紙、印刷、製本にこだわった美しい本に仕上げます。そして本書のイタリア語版も作り、イタリアの若者達に届ける費用に使います。

その他手数料・消費税、リターンの製作費・送料あわせて190万円を予定しています。

詳細は以下のサイトにアクセス願います。

コロナ禍のイタリアで若者たちが綴った日々の記録『デカメロン2020』を書籍化したい