受講者の声

日伊協会イタリア語講座主任 押場 靖志からのひとこと

「不思議のヴェール」を探してみませんか

 少し前に話題になった映画に『幸せになるためのイタリア語講座』というのがあった。舞台はデンマーク、それぞれ悩みを抱える男女6人が、市民講座でイタリア語を始めるというストーリー。原題は「ビギナーのためのイタリア語」だが、「ビギナーのための」という部分を日本では「幸せになるための」と変えてヒットした。

 この邦題がうまいのは、「イタリア語を学んでほんとうに幸せになれるのだろうか?」と思わせるところ。もちろん、幸せになるためにイタリア語を学ぶ必要はない。道は無数だ。ただ、その中からひとつを見つけるのが難しい。だから迷子になる。そんな時「イタリア語講座」と言われると、なぜか不思議な説得力がある。

 なにしろ幸せになろうとする人は、その道が多少険しく見えなければ納得できない。しかも、行先がはっきりしてしまえば尻込みしたり、興ざめしたりしてしまう。だから、これが幸せだというものはヴェールで包まれている必要がある。思わず手を伸ばし、一歩近づきたくなる不思議のヴェール。

 ぼくなんかも、この「不思議のヴェール」に引っかかったクチ。高校3年の秋のこと。東京外国語大学を狙うこと決めたものの、なかなか専攻語を決められないでいると、ある古文教師から「イタリアにはローマがあるぞ」と言われたのだ。べつに「フランスにはパリがある」でも「中国には北京がある」でよかったはず。それなのになぜかローマ、なぜかイタリア。けれどもそれが、ぼくにとっての「不思議のヴェール」。気がつけばイタリア語を選んでしまったというわけ。

 さてはて、本当にそんなことで幸せになれるのかどうか。そこは映画のラストと同じ。語るは野暮。そっとヴェールで包んでおきますから、みなさまには是非、隠された美しい声と姿を、ご自分の目と耳で、お確かめのほどを。

押場 靖/日伊協会イタリア語講座主任
次に受講生からの声をご紹介します

PASSIONE──情熱

 私がイタリア語を学び始めたきっかけは、イタリアの男はオシャレだ、イタリア人は自分の人生を語れる、イタリアの車は速くてかっこいい、イタリア料理は美味しい、イタリアの海と空は青い、だからイタリア語が話せるようになりたい ! というシンプルなものです。

加えて、これからの人生を楽しむために自分にはイタリア語が必要だという直観的な理由もあります。ちなみに私が使っている電子辞書で「イタリア人」と引くと「Gli italiani si godono veramente la vita 」(イタリア人は大いに人生を楽しむ)という用例が出てきますので、あながち間違いではないかもしれません。

 昨年10月にイタリア語を始めるに当たっていくつかの語学学校を訪ねましたが、日伊協会の事務局が一番感じがよく、体験レッスンも気軽に受講できましたので、気が付くとそのまま申し込みをしていました。

 さて実際の授業はと言うと、先生は皆さん明るくて情熱的ですから当然盛り上がります。質問した時の先生の待ってましたと言わんばかりの笑顔も素敵です。また先生方は語学にとどまらずイタリアの文化や地理歴史にも精通していますので、学べることはたくさんあります。授業が終わった後の帰り道、夜風に吹かれながら味わう充実感は日々の生活のなかでも格別なものがあります。

 よく「水野さんってほんと楽しそうに勉強していますね」と言われますので、傍から見ても楽しそうにやっているのでしょうね。また、協会の食事会やイベントにもお邪魔していますが、おいしい料理を食べながらイタリア好きの皆さんとお話しするのも楽しいひと時です。

 ところで、最近うれしいことがありました。というのも、日伊協会の奨学金制度に応募したところ、2週間のローマ語学留学に合格したのです。ひょっとすると、もうLa bella vita が始まっているかも……。

水野 孝 「Cronaca154号(2017年夏号)」より転載

INCONTRO──出会い

 私がイタリア語を学ぶきっかけになったのは、イタリアへ1年間の留学が決まったことでした。イタリアを留学先に選んだ理由は、芸術をこよなく愛しているからです。

 美術や音楽などを鑑賞するたびに、芸術でしか味わえない美しさやそれぞれの持つ個性が私の心を強く惹きつけます。そのような作品を生み出せるたくさんの芸術家を輩出してきたイタリアの地に行くことによって、当時、彼らが何を思い、何を考えていたのかを肌で感じ、芸術作品への理解をさらに深めていきたいと考えています。

 そして、私は幼い頃からカトリックの学校に通っているため、カトリックの総本山であるイタリアに実際に住むことによって、本場のカトリック教徒の方々の生活を体感できればと思っています。

 でも、それにはイタリア語が欠かせません。イタリア語に触れたことのない私は、日伊協会のイタリア語講座を受講することに決めました。なによりも、日伊協会には『ユース会員』(※)という、うれしい会員制度があったからです。この制度のおかげで、イタリア語入門講座も半額で受講できました。

 日伊協会の先生やスタッフの方々は、初心者の私にもわかりやすく丁寧に教えてくださり、特にクラスの先生は私と同じ高校生の時にイタリアに留学した経験があったので、当時のお話を伺うことができ、とても良かったと思っています。

 イタリアへ出発するまでの数カ月間、日伊協会でイタリア語の勉強に一生懸命取り組み、学んだことを現地でぜひ活かしたいと思います。

長南 稀衣 「Cronaca154号(2017年夏号)」より転載

※編集部注:日伊協会の会員制度には、25歳以下を対象にした「ユース会員」(年会費3,000円)が設けられており、「個人普通会員」と同様の特典を受けることができます。また、イタリア語講座の受講料も半額(一部除外あり)となります。

イタリアに恋して、そして……

私が初めてイタリアを訪れた90年代は、円高もあって、学生の卒業旅行でも欧米へ気軽に行かれるようになった時代でした。大学で西洋美術を学び、ルネッサンスに興味があった私にとって、イタリアとりわけフィレンツェはまさに夢の世界。一瞬で恋してしまったわけです。

 フィレンツェで暮らしてみたいという思いから、まずは言葉を学ぼうと、仕事後でも通いやすい日伊協会の講座を受けることにしました。そこで短期語学留学を知り、思い切って3カ月滞在することを決意したのですが、語学は入門中の入門で、海外滞在の経験もゼロ。不安はたくさんありました。

 でも、日伊協会スタッフのサポートと細かい気配りに支えられ、私のフィレンツェ滞在は本当に有意義なものになりました。今でも当時のホームステイ先ファミリーとは連絡を取り合っています。

 帰国後は少々長い中休みを経て、ようやく自分で時間を調整できるようになった3年ほど前から、再び日伊協会の講座に通っています。日本人の先生も、イタリア人の先生も、楽しくて本当に熱心! もっとも、時にその迫力に圧倒されることもありますが……。

 クラスの皆さんは気さくで話題も豊富。ここまで私が続けてこられたのも、皆さんと一緒だったからこそです。 そして今は、日伊協会が夏に実施しているイタリア人大学生向けの日本語講座で、なんとホストファミリーとして協力しています。あの頃の私が知ったらびっくりでしょう。

 わが家に滞在した学生たちは、一生懸命に学んでいます。日本に恋してくれた彼女たちに自分の言葉でもっと日本を伝えようと、イタリア語学習に新しい目標が加わりました。これからも楽しく学び続けたいと思っています。

油田 三記 「Cronaca151号(2016年秋号)」より転載

50歳から始めたイタリア語で人生が輝き出しました!

 イタリア語との運命の出会いは、東京モーターショーに出展したイタリア・アルファロメオのブースにて、通訳コンパニオンとして勤務していた25歳の時でした。ボスはもちろんイタリア人。仕事上での会話は英語でしたが、時折ボスが話すイタリア語のリズムがとても心地よく印象に残っていました。

 現在は、女性誌のファッションライターという仕事柄、イタリアブランドに惹かれ、ミラノに行きたい! という気持ちが強くなり、イタリア語学学校を探していたところ、イタリアへ料理留学経験のある友人が通っていた日伊協会を紹介してくれました。

 初めてのイタリア語学習なので、入門コースからスタート。日本人の先生に優しく丁寧に解説して頂けたので、楽しみながら自然にイタリア語を習得できました。現在受講している初級コースではイタリア人の先生が担当され、コミュニケーション力を磨いています。テキストも日常よくある場面での会話が多いので、毎週の授業が楽しみです。

 イタリアへ語学留学や移住した学校の仲間から、リアルな情報もたくさん聞けるので刺激になります。日常生活で弱気な自分が出てきても、イタリアで夢を追いかけ頑張っている仲間を思い出し、前向きに元気になれます。イタリア料理教室にも通い、ワインやチーズにも興味が湧き勉強中です。食のプロフェッショナルな方々、世代に関係なく人生をどん欲に愉しむのが上手なかけがえのない仲間、信頼し尊敬する先生とのよき出逢いが人生を豊かにしてくれました。

 子育ても終盤戦になり、自分としっかり向き合える時間が増えるので、これからも楽しくイタリア語を学習し、イタリア遊学します! そして、2020年開催の東京オリンピックまでに、イタリア語でしっかりコミュニケーションがとれるように頑張りたいと思います。

齊藤 ゆかり 「Cronaca148号(2016年冬号)」より転載  

ITALIANIZZATOへの道

私の〝Italianizzato への道〟──イタリア人化への道が始まったのは、かれこれ6年前のことです。世界遺産を学び始めて間もなく、当然のようにイタリアを訪れたところ、あまりの美しさに感動の連続。そして、イタリアの情報をいろいろと集めるようになりました。

 『ローマ人の物語』を読んではイタリアの歴史に関心を抱き、第16代ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの「一日一日を最後の日と思って過ごしなさい」という言葉でイタリア人の人生観に共鳴。となると、何が何でもイタリアの人たちと直接コミュニケーションしたい!という気持ちがふつふつと沸いてきたのです。これがイタリア語を学び始めた契機であり、 私の 〝Italianizzatoへの道〟の始まりでした。

 そして、6年間、日伊協会でイタリア語を学び、昨春にはローマでの語学留学を敢行。有意義で楽しいローマでの生活を通して、とにかく言葉を口に出す勇気を得て帰ってきました。長年学んでいるのに、なかなか話せないと思っている方には、思い切ってイタリアに留学してみることをお勧めします。

 そして今、Facebook に日本を紹介する記事をイタリア語で書いて、たくさんのイタリアの人たちとコミュニケーションしたり、ローマからやって来た友人の東京案内をしたりと、イタリア語を使うことを大いに楽しんでいます。

 イタリアには、日本が大好きという人がたくさんいます。そんなイタリアの人たちが日本を訪れた時に、日本を楽しむお手伝いをする活動をすることが私の夢です。そして、そんな活動を一緒にやる仲間をつくりたいと思っています。さあ、一緒にイタリア人になりませんか?

真船 千秋 「Cronaca148号(2016年冬号)」より転載

「イタリア語でワインを語ろう」講座受講報告

「なんで英語やるの?」(中津遼子著)は、帰国子女である著者が当時の教育界に衝撃を与え、大宅壮一賞を受賞したエッセイ。1974年発行だから僕がまだ学生の頃。訳読主義が主流だった当時の英語教育に、発音の重要性を説かれたのを始め、「異文化を知って視点を広げる」という趣旨に感銘した覚えがあります。

あれから40年以上が経ち、あらためて自分に問うてみました。「なんでイタリア語やるの?」

会社を早期退職し、イタリアに何度か短期留学してまで、勉強していたはずのイタリア語に対するモチベーションが最近どうしても上がらない。それよりも直近のIT関係やワイン販売の仕事に時間を割かざるを得ず、次第に優先順位が下がり、イタリア語の勉強がおざなりになっていました。

そんな時、「イタリア語でワインを語ろう」という新講座が始まると知り、今の現実の生活に一番結び付いているイタリア語はワインに関する事柄だと思い、受講をしてみようと思い立ちました。また最終日には講師を囲んでの「ワインを楽しむ夕べ」が企画されているのも興味をそそるものでした。

受講理由は様々だと思いますが、本講座には満席になるほどの申込みがあり、ワインに関して全くの初心者の方も、かなり業界関係のことを熟知されている方もいて、多彩なメンバーが集まりました。15人の受講生は皆、予習復習を含めて熱心に勉強しました。

教材は実際のワイナリーの試飲セミナーの模様をテープ起こし(?)されたもので、イタリア人がどのような表現を使っているのか、ワインの教本からは分からない、とても実践的なもので、まさに今、自分が仕事の中で遭遇している状況そのものでした。それ故にイタリア語をツール(武器)として習熟することが、即仕事(のパフォーマンス)につながるという現実に気付かされるものでした。

講師は朝岡直芽先生、現役バリバリの通訳・翻訳家として活躍されている方で、講座開講の為の準備から受講生の質問まで、非常に熱心にご対応いただきました。様々な分野の同時通訳をされている先生のお話、特に業界裏話的な話題はとても楽しいものでしたし、イタリア生活が長く、講義の進め方も時にItaliana、時にGiapponeseで、ウィットにとんだ講義はとてもチャーミングでした。

また、先生が懇意にされているワイン業界の方々のご厚意により、当初予定になかった授業中の試飲も実施出来ることになり、実際に飲みながら表現を学ぶことが出来たことも有意義な体験でした。

あっという間の講座が終了し、振り返り見ると久し振りのイタリア語は、勉強を始めた頃を思い出し、或る意味新鮮で、かつ、どれだけ基本事項が分かっていないかが認識されましたし、ワインの方もうる覚えのことが随分あり、日本ソムリエ協会の検定試験以来、あらためて復習になりました。

「一瓶のワインの中には、すべての書物よりも多くの哲学が詰まっている」とはルイ・パスツールの名言です。これからもワインとイタリア語を通じて、異文化を知って視点を広げるという、勉強すべき事柄が僕の日常にはたくさんあることを実感させてくれた講座でした。次回、この講座の続編が企画されたら是非とも参加してみたいと思っております。

湯浅 浩志

sato盲導犬と一緒にイタリアを旅する、そんな夢を抱いて自宅近くの公民館の講座に通い始めたのがイタリア語との出会いです。

4年ほど前ネットで日伊協会を知り最初はリスニングのクラスに1年間、今は文芸講読のクラスを受講しています。単なる語学の勉強にとどまらず、作品の書かれた時代や文化的背景を知り作家自身の言語で読み解いていく面白さは格別ですね。

視覚に障害のある私は点字のテキストを用意しなければならないのですが、事務局や講師の先生方のご協力のおかげで楽しく勉強させていただいています。数年に一度は夫と盲導犬の2人と1頭で、旅も楽しんでいます。言葉を学ぶのはこれでおしまいというゴールはなくて、やればやるほど興味がわいてきますね。また春からの講座を待ちわびています。

佐藤由紀子

Veronaのアパートにてバリトン歌手と

Veronaのアパートにてバリトン歌手と


「イタリア語が話せなきゃオペラは振れない!」昨年の夏、大田区民オペラ協議会の依頼で、歌劇「トゥーランドット」に指導している児童合唱団を出演させた時です。素晴らしいプッチイーニの音楽を紡ぎだすマエストロ菊池彦典氏に弟子入りを申し出た時の返事でした。

それを機に、大学以来のイタリア語勉強を、日伊協会の入門講座から始めました。この夏は、日伊協会にお世話していただき、ヴェローナの語学学校に二週間留学することができました。夜は野外オペラを堪能でき、同じアパートにいた控え歌手のアルメニアのバリトン歌手が、「椿姫」でジェルモン役で奇跡的にデビューした時はステージ下に駆けつけて、「ブラボー!」を連発しました。

そして、来年は、同じ語学学校に併設されている「オペラヴェローナ」の指揮マスターコースを校長先生に勧められたので、挑戦しようと思っています。日伊協会の講師陣の情熱に溢れる指導に感謝しています。

髙橋保則

KobayashiYukiko10代後半に「これからは英語以外もう一か国語」と思い、イタリア語かスペイン語か迷ったあげくにスペイン語を学び、留学もしました。それから40年余り経ってもイタリア語への思いは断ちがたく、今年やっとイタリア語を学び始めた次第です。

9か月ほど他校で学んでいましたが、授業方法などで納得しがたいものがありました。そんななか日伊協会を訪れ、事務局の方のていねいな説明を受けて即座に総合コースの初級クラスの受講を決めました。先生方がやさしく親切に教えてくださるので、週一度の授業がとても楽しみです。適度に宿題もあり、またきちんと添削して返していただけるので勉強になります。このやる気を継続させて、中級、上級まで進むのが今のところの目標です。

20代初めに一度訪れただけのイタリアですが、いつか夫とともに再訪したいと思っています。

小林由紀子



現在、翻訳の仕事をしていますが、私のイタリア語は、20数年前に文法のクラスをとって以来、すべて日伊協会で身につけたものです。

アマデイ先生のSS3では現在に至るまで10年以上鍛えられ続けていて、イタリア語の微妙なニュアンスをいかに適切な日本語にするか、先生やクラスのメンバーと侃侃諤諤の議論になることもしばしば、これが仕事をする上でどれほど役に立っているか計り知れません。

また森口先生の「古典を読む」クラスも、ついにダンテの「神曲」にたどりついてから6年目に入り、今や天国編の3分の1まできています。自分では決して原語で全編を読み通すことはできなかったと思うので、これも得難い経験です。20数年間、その時々の能力と興味に合ったクラスを選んで続けてきた結果で今があると思い、本当に感謝しています。

村上桂子
65歳のリタイア時期を間近にして、「仕事」の代わりに生活の基軸をどこに求めていったら良いかと色々と試行錯誤・暗中模索を繰り返していく中から探し当てたのが「語学」でした。
学び始めてからしばらくして想定外のケガ・病気で長期入院を余儀なくされ、一時期挫折しかけましたが、今続いている大きな要素としては次のことが挙げられます。

一つ目は、懇切・丁寧なご指導のもと、受講生の意欲・能力を最大限引き上げようと全力を傾注されている講師の皆さま、
二つ目は、アットホームな雰囲気を醸成され、心のこもった親切なご対応をされている事務局の方々、
三つ目は、お一人お一人豊かな個性を持ち、良い意味での適度な緊張感を保ちながら一緒に勉強している楽しく愉快なクラスメート・・・です。
現在日伊協会では、文法と総合コースの二つのクラスを受講しています。

今後は、定期的な短期・長期留学を目標の一つとして見据えて、残された人生を実り多い充実したものとすべく、皆さまともども日々研鑽に励んでいきたいと思っています。

上原 常磐

Roma Dilit校のクラスメートたちと

Roma Dilit校のクラスメートたちと


“Vivrò in Italia.”
Da 16 anni, da quando facevo il liceo, l’avevo deciso. Ma non sapevo parlare l’italiano e neanche l’inglese. Ecco perché pensavo che tutti mi avrebbero trattato come un ragazzo inesperto.

In realtà, al contrario, nonostante fossi ignorante, tutti quelli che lavorano presso l’Associazione italo-giapponese di Tokyo sono stati gentilissimi con me.Mi piaceva questa atmosfera familiare e soprattutto la signora Kato, con cui mi consultavo per decidere la scuola della lingua italiana in Italia, mi aiutava sempre e mi ha dato un sacco di informazioni su quello che volevo, e inoltre mi ha consigliato di frequentare le lezioni in un corso di italiano di base.Ecco perché ho cominciato anche a studiarlo. I miei amici con cui studiavamo insieme non solo erano studiosi ma anche aperti e simpatici e mi sono divertito tantissimo! Anche i nostri insegnanti esperti ci hanno fatto sapere quanto è bella questa lingua. Visto che grazie a loro e a questo corso sono riuscito a capire sicuramente meglio, quando è cominciata la vita a Roma, era più facile capire quello che gli italiani dicevano e seguire le lezioni in cui era proibito parlare una lingua diversa dall’italiano.

Shiho Otaka



「イタリアに生きる」

当時高校生だった16歳の私は、すでに決意を固めていました。しかし、イタリア語はおろか、英語さえもろくに知らなかったがために、周囲から世間知らず扱いされることは必至だろうと思っていました。

ところが実際、日伊協会の方々は、不安の中にあった私を、むしろ身内同然に支え、大変親切にしてくださいました。私は、日伊協会のこの親しみある雰囲気が好きでした。とりわけ留学相談担当の加藤さんには、現地の語学学校を決める際、役立つ情報を数多く提供していただきました。私がここ日伊協会でイタリア語の勉強を始めたのも、加藤さんの助言があったからこそです。

このようにして始めた語学講座ですが、入門コースの受講生の方々の、勉強の熱心さと気さくさに加え、イタリア語がいかに美しい言語であるかを教えてくださったベテランの先生方のおかげで、毎週のレッスンは大変楽しいものでした。いざローマでの生活を始めた際も、周りのイタリア人が話すことを理解できたことに加え、イタリア語以外の言語を話すことが禁じられていた現地の語学学校の授業にも、スムーズについていくことができたのは、あの日伊協会の語学講座で得た「身に付いたイタリア語」のおかげであると確信しています。

大高 志歩
NarumiChihiro
小さいころから歴史が好きで、大学時代イタリアを訪れ「本物」の迫力に圧倒されて以来、イタリアの美術、映画、文学に興味をもちました。1990年開講したNHK講座の西本晃二先生の講義がきっかけで、ごく自然に、言語を通してイタリア文化を掘り下げてみたいという好奇心が続き、今に至っています。

現在は同時通訳コースで、厳しくご指導いただいています。現場の即戦力として、言語知識・通訳技術のみならず、関連する分野の内容・背景事情の徹底した理解など、当然知っておくべきことや知らないですまされないことへのご指摘も多く、日々反省と準備と自習の繰り返しです。

限られた時間のなかで想定外の事態やプレッシャーを感じながら集中する通訳の事前準備も、当日を終えその後ようやくそれらを咀嚼できたと実感したとき、イタリアという国について、より深く新たな視線で見つめることができ、結果、いっそう面白くなってきます。 外国語だけではない、様々なアプローチでイタリア文化に触れる機会を与えてくれる日伊協会の講座にこれからも期待したいとおもいます。

鳴海ちひろ

わたしたちは70歳にならんとする夫と、若年の妻、それからネコ2匹で、田舎で静かに暮らして来ました。それが昨年の春に、ふとしたことで”家庭向きのイタリア料理をおいしく作ろう”とその気になり、イタリア語をまったく知らないわたしがイタリア語を身につける係”となり、日伊協会のコースに入門クラスから参加して間もなく一年になります。

目標は初級80%、中級65%を2年後には日常コミュニケーションで使えることと勝手に決め、勉強を始めました。日伊協会の勉強法はユルリユルリとイタリア語を教え、突然イタリアに引っ越してきた老夫婦でも日頃の生活や旅行に困らないように、受講者をイタリアにいる気持ちにさせ、勉強への恐怖心を溶かしてしまいます。

“間違えるのは当たり前、やればやるほど、早く間違えから抜け出せる”や“文法・発音・用法も分からないので予習は不要、だけど、復習はしっかり”との叱咤激励が血となり肉となってきます。イタリア人の先生はおもに生徒の耳・右脳を鍛え、日本人の先生は目・左脳を励まし、お二人掛かって文法・文章を覚えさせてくれます。

勉強を始めてからほぼ一年経ちました。ネコや妻を相手に会話の練習、日本語のピノッキオを読んで、一年後にはイタリア語で紙芝居だ、と張り切っています。日々の生き方もメリハリが効いています。これからもがんばります。ありがとうございます。

菊入博昭

僕がイタリア語を始めたのは、料理人になる夢を抱いて就職した先がイタリア料理店で、そこでイタリア料理って楽しくて美味しい!本場に行って修行がしたい!それにはまずイタリア語を学ぼう!と思ったからです。

どこのイタリア語教室がいいか就職先のチーフに相談したところ、自身のイタリア留学のときにお世話になった日伊協会を紹介してもらいました。

まずは、昨年の夏に短期集中のイタリア語入門講座を受けて、秋から総合コースの初級クラス、そしてテーマ別コースの「食と料理で学ぶイタリア語入門」の2つの授業を受けることにしました。ユース会員*の受講料半額割引制度のおかげで費用的にもとても助かりました。

夏の短期講座の押場先生の授業はとても面白く、もっとイタリア語を知りたいと思いました。何も知らない状態からのスタートでしたが楽しく学べたと思います。

秋期からは、もう1回基礎からやればもっと覚えられると思ったのと、イタリアへの料理留学を考えていたので、「食と料理で学ぶイタリア語入門」を受講しました。ヴィオレッタ先生の授業は、疑問に思ったことも日本語で聞けて字もきれいでわかりやすく、この授業のおかげで初級の授業にもついていけるくらいの基礎ができたと思います。

総合コースの初級クラスの方では、森口先生とマテルダ先生の交互の授業なのでわかりやすく進んでいけると思います。入門とは違い、どんどん難しくなって行くのでついていくので精一杯ですが知らないことをどんどん知れるので楽しくやってます。

これからの目標はイタリアへの留学です。まずは現地の語学学校に通い、それから料理修行に行きたいと思います。決めたからには、十年間くらいを目安にイタリアで修行するつもりです。そして最終的には自分の店をだすのが目標です。

渡辺 俊一

(*注:25歳以下のユース会員は、プライベートレッスン以外のイタリア語講座が半額となります。)
2年前当時63歳の私は、“定年後は精神的に豊かな生活をおくりたい” をモットーに、シエナへの料理留学を考え、日伊協会にお世話になりました。シエナでは、私の名の一文字「勝」から「ヴィットリオ(Vittorio)」と呼ばれていました。帰国後もイタリア料理に病みつきになり講座を探していたところ、Violetta先生の「リチェッタを読む」を見つけ受講しています。イタリア語は未熟ですが、3回に1度実習があ、おいしいトスカーナ料理がいただけることですが何よりの楽しみです。女性陣の中の黒一点ですが、同好の諸兄の参加をお待ちしています。

ペンネーム/ヴィットリオ・K
40年に及ぶイタリア生地メーカーの日本代理店業務のリタイアを機に、仕事ではなく、趣味としてのイタリア語を勉強するべく日伊協会の週1回のレッスンに通うようになりました。 今年の9月にはイタリアのウンブリアのトーディでの4週間のホームステイをし、プチ留学に大きな満足感を得ました。 現在は「新聞を読む」クラスに在籍し、イタリアの新聞記事の購読とそれに基ずく会話にはまっております。記事は読めば読むほど理解度が増し、イタリアならびにイタリア語の新しい発見をするたびに大きな喜びを感じ、さらに次週の記事を心待ちにしいる今日この頃です。

財津 俊昭
なにか習い事をしたい、そんな思いつきで日伊協会に通いはじめて17年。現在「文芸翻訳」クラスを受講中です。レベルやジャンルが豊富なのはもちろん、さまざまな動機に応えてくれるのがよいです。仕事が忙しくて息抜きのために気安く通いたい時もあったし、地道に確実に能力アップしたい時もあるのです。だから続けられたのでしょう。そして何よりクラスで出会った人たち。教室の外でもつきあえる友達がたくさんできました。

橋本 尚美
 “イタリアが好き”というだけの軽い動機でイタリア語を始めました。入門から上級まで、自分にあったクラス編成なので、安心でした。分からなくなったら、またレベルを戻したり、自分のお気に入りの先生のクラスを選ぶ人もいるみたい。 ちょっとイタリア語が分かるようになると、お店や商品の名前など、世の中になんとたくさんのイタリア語があふれているかに気づきます。日々の生活も楽しくなりましたよ。EXILE大ファンの友人に「“ti amo♪”の意味は?」と聞かれ、「イタリア語で“君を愛してる”」と教えてあげました!

ペンネーム/青山 佳