【中級】現代小説の愉しみ─カルミネ・アバーテ (2019年春夏期)

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Il bacio del pane (注文取り寄せ/価格未定) 80分×6回
白崎 容子

白崎 容子


講師:SHIRASAKI Yoko  白崎容子(講座委員)

元慶應義塾大学文学部教授。

文学作品をたのしむことをモットーに、ときには文法的な事がらにもこだわりながら、イタリア語を日本語文に置き換える形で授業をすすめます。

受講生の皆さんからも教えていただけることが多々あるのが毎回のたのしみです。


カラブリア州出身で現在はトレントに住む作家カルミネ・アバーテ( 1954~ )の小説《Il bacio del pane》も、いよいよフィナーレを迎えます。

カラブリアの小さな村スピッラーチェのモデルは、500年前にオスマントルコの襲撃を逃れてアルバニアから移住した人々が築いたカルフィッツィ村。

親の出稼ぎ先である北の都市から夏休みに家族とともにもどってくる者と1年を通じてこの小さな村で過ごす者。思春期の高校生の友情と淡い恋が全編に漂います。

村はずれに隠遁する浮浪者風のロレンツォは1970年代にヒッピーとして青春をたのしんだ世代。

その後、彼が出稼ぎ先で成功をおさめた事業の前に立ちはだかったのは、ミラノにまで及んだカラブリア・マフィアの黒い手でした。

彼らの悪行をロレンツォは断罪することができるのか。その行方を見守る10代の若者たちが、カラブリアの郷土料理、黒イチジクと芳醇なパンの香りとともに、南イタリアの小さな村で繰り広げるひと夏の物語を、軽いタッチで味わいましょう。今期から参加される方には、事前に「これまでのあらすじ」をお渡しします。

申込名 曜日 時間 会場 受講料 備考
T-Ma 14:00-15:20 青山 18,500
●日程:4/13, 27, 5/18, 6/8, 29, 7/20


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