2024年春の短期集中講座(オンライン&対面)

 

レベルの目安

入門 初めてイタリア語を習う方
初級1 週一回の学習が1年程度の方
初級2 1回の学習が2年程度の方
中級 週1回の学習が~4年程度の方
上級 4年以上の学習、または1年程度の留学経験のある方

“もやもや”は、これですっきり!使えるイタリア語文法

日伊協子さん
日伊協子さん

イタリア語を初級・中級レベルまで学んだみなさんのための短期集中文法講座です。
生きた会話の中で、使える文法を学んでいきます。
日本人講師によるポイントを押さえた解説で、学べば増えていく“もやもや”を、
この機会にすっきりさせてみませんか?

※ 受講料はB1P~B9Z すべて4,800円、消費税(10%)と教材費を含みます。
※ 授業時間はすべて120分(休憩10分)です。

申込名レベル内 容日 程講 師申込
B1P
対面
初級1形容詞と副詞
[ bello/ buono/ bene/ bravo]
《それはいい!待ち遠しいな》
3/21(木)
11:00-13:10
森口 いずみ

 

 
B2P
対面
初級1再帰動詞と補助動詞
[ mi devo alzare… ]
《明日は早く起きないと…》
3/21(木)
14:10-16:20
森口 いずみ

 

 
B3Z
オンライン
初級1代名詞の直接目的*
[ mi/ ti/ lo-la/ ci/ vi/ li-le/ ne]
《この小説、知ってるかい?》
3/19(火)
19:00-21:10
橋田 瑞穂

 

 
B3P
対面
3/22(金)
14:00-16:10
高田 和広

 

 
B4Z
オンライン
初級2代名詞の間接目的*
[ mi/ ti/ gli-le/ ci/ vi/ gli]
《こちらから電話して答えますね》
3/23(土)
14:00-16:10
森口 いずみ

 

 
B4P
対面
3/25(月)
14:00-16:10
高田 和広

 

 
B5Z
オンライン
初級2関係代名詞*
[ che/ dove/ di cui]
《リドからのメール》
3/25(月)
19:00-21:10
橋田 瑞穂

 

 
B5P
対面
3/26(火)
14:00-16:10
高田 和広

 

 
B6Z
オンライン
初級2代名詞の結合形*
[ me lo/ te lo/ glielo…]
《それ見せてくれる?》
3/26(火)
19:00-21:10
森口 いずみ

 

 
B6P
対面
3/27(水)
14:00-16:10
高田 和広

 

 
B7P
対面
初級2
中級
近過去と半過去*
[ sono andato…/ era bello…]
《何の映画を見たの? どうだった?》
3/28(木)
14:00-16:10
高田 和広

 

 
B7Z
オンライン
3/29(金)
19:00-21:10
橋田 瑞穂

 

 
B8Z
オンライン
中級条件法の使い方*
[ vorrei, sarebbe…/
avrei voluto, sarebbe stato…]
《お水を一杯いただけますか》
3/28(木)
19:00-21:10
森口 いずみ

 

 
B8P
対面
3/29(金)
14:00-16:10
高田 和広

 

 
B9Z
オンライン
中級非人称の表現
[ mi hanno detto che non si fa così ]
《家にいたらやる事がある》
3/30(土)
14:00-16:10
森口 いずみ

 

 

*オンラインと対面、両方の形式で実施しますので、ご都合の良い方をお選び下さい。

初級から上級まで《 オンライン・対面》 テーマ別特別講座

日伊協一君
日伊協一君

テーマ別特別講座を紹介します。会話、絵本、スポーツ、文学…様々なテーマからご自身のレベル興味に沿った講座をお選びください。

※ 表示価格は消費税(10%)と教材費を含みます。
※ T6,T9は印刷教材を郵送、それ以外の講座の教材は必要に応じてメール添付にて送付、または教室で配布します。

T1 【初級1・2】生き生きイタリア語会話 <残席少>

3/19, 26 (火) 11:00-12:30 90分 x 2回 受講料:7,500円 【対面】 
 

イタリア語を始めて間もない方のための会話のクラスです。

イタリア人講師の指導のもと、明るくリラックスした雰囲気の中で、会話を楽しみましょう。

会話文を読み、それを書いたり、ロールプレイで実際に口に出したりして、会話に慣れていきましょう。

文法やイタリアの文化、その他イタリアに関する様々な質問にお答えする時間も設けます。

講師紹介  Giulia GUARRERA KUBOWAKI
Giulia Guarrera KUBOWAKI

ヴィテルボ出身。グラスボロ州立大学で修士号取得。米国での教員生活を経て、イタリア語講師としての経験は40年を超える。

神奈川大学等複数の大学、語学学校、企業などでイタリア語講師を務める。

明るく社交的な性格と長年の講師経験を活かし、わかりやすく、楽しい授業がモットーです。

 

T2 【初級1~】イタリアの国民的キャラクター犬ピンパの絵本を読んでみよう!

日時:3/18(月) 11:00-12:20 80分x1回 受講料:3,500円 【オンライン】
 

音読を交えながらイタリア語の絵本を読解していく講座です。原文を訳しながら読み解き、必要な文法事項に触れつつも、絵本の物語とイラストそのものの魅力を楽しみましょう。

今回はイタリア中で親しまれる犬のピンパの絵本を読みます。Pimpa con il cappello dice: ≪Buongiorno, sole!≫(帽子を被ったピンパが言いました。「おはよう、太陽さん!」)と始まり、Una farfalla rosa dice:≪Buongiorno, Fiore!≫(ピンクのちょうちょさんが言いました。「おはよう、お花さん!」)と続いていく現在形で読める短くやさしい物語です。

sole(太陽)、luna(月)、mare(海)、prato(野原)といった自然に纏わる単語や civetta(ふくろう)、lucciola(蛍)、stella marina(ヒトデ)といった生き物の単語、aquilone(凧)のような入門・初級で頻繁には見かけない単語を物語の中で自然に学べる機会にもなります。

一冊数分で読み終わる短いシリーズ4冊をまとめて読み切ります。物語と絵を楽しみながらイタリア語を学んでみませんか?

T3 【初中級】イタリアの絵本 L’acca in fuga(Hちゃんが逃げちゃった)を読んでみよう!

3/25(月) 11:00-12:20 80分x1回   受講料:3,500円 【オンライン】
 

イタリアの児童文学の作家、ジャンニ・ロダーリの L’acca in fuga (アッカちゃんがにげちゃった)という絵本を読みます。ロダーリは邦訳されている作品も多く、日本でも良く知られるイタリア人作家の一人です。今回の絵本はアルファベット達が擬人化された世界の物語を描きイタリア語でH(アッカ)が発音されないという特性を活かしたお話になっています。

Le chiavi non aprivano più, e chi era rimasto fuori casa dovette rassegnarsi a dormire all’aperto. (鍵はもう開かなくなってしまい、家の外に残された人は屋外で寝るしかありませんでした。)

といった風にHちゃんがいじめられてアルファベットの世界から逃げ出してしまったためにHが使われている単語の鍵(chiave)がciaveになり家が開かなくなる、ワインのキャンティ(Chianti)は不味くなる、ギター(chitarra)の弦が切れてしまう、と言語の特徴を感じながら楽しめる物語になっています。

本講座では絵本を全文読解するのではなく、幾つか原文を抜粋して文法の説明をしながら読み進めていきます。遠過去など初級では扱っていない文法事項も出てきますが、未習の方でも読解出来るように文法の解説を加えながら読み進めます。日本では「コケコッコー」と表現されるニワトリの鳴き声がイタリアでは「キッキリキー」と表現されることなど、イタリアと日本の違いも味わいながら「読み解く」楽しさを感じてください。

講師紹介 四方 実  YOMO Minoru
四方 実

辻調理師専門学校イタリア語非常勤講師。広島県立大学卒。京都外国語大学大学院修士課程修了。機械メーカー、繊維商社で海外営業・貿易業務に従事した後、独立してイタリアの書籍を扱う書店を開業。通訳、実務翻訳、個人でのイタリア語レッスンなども手掛ける。

「日常生活で良く使う表現だけど、イタリア語ではどう表現するのだろう?」絵本はそのようなフレーズを学び易い読み物でもあります。皆さんと一緒に、イタリア語で描かれた文章の意味を取るだけでなく、絵と文章を併せて「読み解いて」いけたら嬉しく思います。

 

T4 【中級】ASローマのレジェンド、トッティのインタビュー記事を読む

3/30(土) 11:00-12:20 80分x1回   受講料:3,500円【オンライン】
 

ASローマのレジェンド、フランチェスコ・トッティのインタビュー記事を講読します。

文法なども細かく解説し、活きたイタリア語を学びます。午前と午後のセットでの受講を推奨しますが、単発での受講も可能です。

T4 午前:来日した際のトッティと中田英寿氏とのインタビュー
ASローマ専門紙『Il Romanista』の記事を使用します。

T5 【中級】ASローマのレジェンド、トッティのインタビュー記事を読む

 3/30(土) 14:00-15:20  80分x1回  受講料:3,500円 【オンライン】
 

ASローマのレジェンド、フランチェスコ・トッティのインタビュー記事を講読します。

文法なども細かく解説し、活きたイタリア語を学びます。午前と午後のセットでの受講を推奨しますが、単発での受講も可能です。

T5 午後:「コッリエーレ・デッラ・セーラ」紙のインタビュー
インタビュアーは、元ローマ市長でジャーナリストのヴァルテル・ヴェルトローニ氏。

講師紹介 佐藤 徳和 SATO Toshikazu
佐藤 徳和

1998年にローマに語学留学。帰国後、『ポケットプログレッシブ伊和・和伊辞典』(小学館)の制作に参加し、その後は、イタリア語辞書・文法書などの編集、校正、執筆に携わる。スポーツライターとしても活動中で、「CALCiO2002」で「マニアック倶楽部探訪」を連載し、サッカー総合サイト「サッカーキング」でイタリア関連の記事を寄稿。2014年には、FC東京でイタリア人臨時GKコーチの通訳を務めた。日伊協会会報誌『CRONACA』では、イタリアに関するスポーツ記事を連載中。2018年11月、『使えるイタリア語単語3700』(ベレ出版)、2021年1月『イタリア語基本の500単語』(語研)を共同執筆。イタリア語検定協会事務局員。

 

T6 【中級】須賀敦子で学ぶ《翻訳学》入門

3/29(金) 14:00-15:20 80分x1回 受講料:4,000円  【オンライン】
 
コルシア書店にて (写真提供:河出書房新社)

名エッセイスト・イタリア文学の翻訳者として知られる須賀敦子、ミラノで過ごした1960年代は日本文学のイタリアへの紹介者・翻訳者でもありました。なかでも須賀の編纂、翻訳によるアンソロジー Narratori giapponesi moderni(Bompiani,1965)はそれまでおもに英語からの重訳を通してかろうじて知られていた現代日本文学をイタリアに知らしめるきっかけとなりました。

須賀が選んだ23人の作家のなかから、今回は谷崎潤一郎『夢の浮橋』をとりあげ、須賀のイタリア語訳 Il Ponte dei segni を読んでみましょう。『夢の浮橋』は母への思慕のなかに谷崎のエロティシズムが凝縮された巨匠最晩年の傑作です。簡潔ながらも格調の高い谷崎の文体を須賀はどのようなイタリア語で表現したのでしょうか? 近年、発展を見せている翻訳学traduttologiaも参照しながら、イタリア語訳と原文を読みくらべ、須賀の翻訳手法を探っていきます。
テキストは事前に郵送します。
※  2024年春夏期講座にご継続いただけます。

講師紹介 北代 美和子  KITADAI Miwako
北代 美和子

上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻博士前期課程修了。翻訳家。東京外国語大学元非常勤講師。日本通訳翻訳学会前会長。英語、フランス語、イタリア語から日本語への文芸翻訳に携わっている。イタリア関係の訳書にアンジェロ・ペッリグリーニ『イタリア式料理の知恵』(晶文社、1996) ロレンツァ・マッツェッティ『ふたりのトスカーナ』(竹書房、2003) C・コスタンティーニ『バルテュスとの対話』(白水社、2003)、エルサ・モランテ『アンダルシアの肩かけ』(河出書房新社、2009)、『嘘と魔法』(河出書房新社、2018)など。モランテの『嘘と魔法』(河出書房新社、2018)はシリーズ「須賀敦子の本棚」の一冊として刊行された。東京外国語大学では翻訳理論の講義と英日文芸翻訳の指導を担当。

須賀敦子のみごとなイタリア語訳で日本文学の名作を味わいながら、翻訳について考えてみましょう。

 

T7 【中級】Dai!Parliamo come un italiano 

3/18, 25(月) 11:00-12:20 80分x2回 受講料:7,000円 【オンライン】
 

日常会話で使われる言葉や表現(‟Per forza!” ‟Macché!”など)は、文脈によって異なる意味やニュアンスを持つことがよくあります。それらを知らないとうまく聞き取れなかったり、会話が不自然になったりします。

そんな言葉や表現を取り上げ、例を挙げて意味を理解し、自分たちで作った会話文に挿入して使ってみることで、イタリア人のような自然な会話ができるようになることを目指しましょう。

※ 2024年春夏期講座にご継続いただけます。

講師紹介 Anna ESPOSITO 
Anna ESPOSITO

ナポリ出身。ナポリ東洋大学卒。

実用イタリア語検定制度設立に尽力。

著作に『イタリア語基本単語使い分けブック』(2020年)他。在日30年以上。

 

 

T8 【中級~】レオナルド・シャッシャ『独裁の寓話』を読む

 3/21, 28(木) 11:00-12:30 90分x2回 受講料:7,500円 【対面】
 

<独裁>がすっかりアクチュアルな話題となってしまった現在。

シチリアの片隅にとどまりペンの力で悪と対峙し続けたレオナルド・シャッシャの、知られざる最初の作品『独裁の寓話』を読み、独裁とは何か、独裁を語るとはどういうことかを、短いものではたった2行という、研ぎ澄まされた短文からなる寓話を丁寧に深読みしながら、一緒に考えていきます。

テキストは事前にメール添付にて送付します。

T9 【中上級~】イタリアの短編の名手たち

3/19, 22, 26, 29(火・金) 11:00-12:20 80分x4回 受講料:13,500円【対面】

短編の名手は長編の名手なり!当講座では、4人の作家を選び、中身は濃厚なのに軽やかさを伴って読者の心に届く、そんな珠玉の作品を読んでいきます。

まず、アントニオ・タブッキが自らの物語の登場人物ペレイラと対話する短編を読み、作家の作品に対する愛を紐解きます。

次に、現在イタリアでもっとも読まれている作家のひとりエッリ・デルーカのパスタにまつわる短編を読み、イタリア人にとってパスタが意味するところを考えます。

3人目は日本を愛したゴッフレード・パリーゼの、1970年代にイタリアで話題になったエッセー集の、ヴェネツィアのリドを舞台とする作品を読み、勇敢に「恐れ」を克服する老女の清々しさに触れます。

最後は、ジュゼッペ・ポンティッジャが市井の名もなき人々の人生を鮮やかに切り取った短篇集から、<ケチ>を突き詰めた人物の姿に迫ります。

選んだ短編はいずれも平易な言葉で書かれていて読みやすく、同作家の他作品も読みたくなること間違いなしです。

受講者には取り上げるテキストをあらかじめざっと読んでいただいたうえで、クラスで講師が説明を加えます。テキストは事前に郵送します。

講師紹介 越前 貴美子 KOSHIMAE Kimiko
越前 貴美子

東京外国語大学博士後期課程修了。専門はイタリア現代文学。

訳書に『法医学教室のアリーチェー残酷な偶然』(西村書店)、『どこか安心できる場所で 新しいイタリアの文学』(共訳:国書刊行会)、『甘くない湖水』(早川書房)、著書に『イタリア文化55のキーワード』(共著:ミネルヴァ書房)がある。
イタリア語文法をわかりやすく説明します。文学や文化の講座では、比較文学・比較文化的な手法も取り入れ、さまざまなテーマを扱っていきます。イタリアという広大な世界の魅力を、一緒に楽しく発見していきましょう!

《申し込み方法》

1.日伊協会ホームページ(https://www.aigtokyo.or.jp)よりお申込み後、 一週間以内に受講料をお支払いください(銀行振込・各種クレジットカード利用可)
2.各クラス開講日の10日前が登録締切ですが、定員に余裕のある場合はそれ以降も登録可能です
3.最低開講人数に満たないクラスは閉講となり、受講料はお返しいたします
4.本講座に会員割引は適応されません