イタリア留学&旅行セミナー 2016秋 ボローニャ、その食と教育の歴史
~Bologna, la città del cibo (la cucina) e della cultura (la prima Università)~ ご報告

『日伊協会主催の留学セミナー、この秋はボローニャのご紹介からスタートです。

ボローニャにある語学学校クルトゥーラ イタリアーナ校校長マッシモさんによるセミナーは、2年ぶりの来日にあわせての開催となりました。日本をこよなく愛するマッシモさん、今回は大好きな「日本」を見せたいと、ご子息エミルさんを伴っての来日でした。

エミリア・ロマーニャ州の州都であるボローニャは、赤いレンガの屋根(Rossa)、学問(Dotta)、そして美食の町(Grassa)として有名です。その一つ一つについて説明がありました。

ボローニャの美しい町並みというと、塔と赤いレンガのイメージが思い浮かぶかと思います。どうして赤レンガだったのでしょうか、もともとの土壌のもろさから来ているという理由を教えていただきました。

学問の町として、ボローニャ大学はヨーロッパ最古の大学として有名であり、現在も世界各地から10万人以上の学生がたちが集まり学んでいるそうです。この春には秋篠宮ご夫妻も訪問されました。

美食の町、くいだおれの町とも言われるボローニャは恵まれた土壌と、交通至便の好立地であることなどから、豊かな食材を産み出してきたそうです。そんなハムやチーズやパスタなどの食材について、それぞれの楽しい逸話とともに詳しく説明してくださいました。

 
ひとしきり講義を聞いた後は、楽しい試食タイムです。
スーツケースいっぱいに詰めて持参してくれたハムやチーズ、ワインなどを堪能しながら、後半は楽しい会話と美味しい試食で和やかな会となりました。ワインやチーズのパッケージを写真におさめている方もいらっしゃいました。ボローニャ旅行の際は、お土産としてもお勧めかも知れません。

以前この学校に通った経験があるという2人の方も、その充実した滞在について語ってくださり、実際にボローニャに行きご自身の目でその歴史を感じてみたいと思った方も多かったのではないでしょうか。

今回の通訳は日伊協会の通訳プロ養成コースの受講生でもある永瀬さんが務めて下さいました。少し緊張されていましたが、日頃の努力の成果を披露できたのではないかと思います。

日伊協会では今後も受講生の皆様へ同様の機会を積極的に設けて行きたいと思っております。

日本とイタリア、両国間の交流を深める機会をいただきましたマッシモ校長に、心より御礼申し上げます。

11月にはこれに続いていくセミナーとして、
・11/9(水) フィレンツェ レオナルド ダ ヴィンチ校 「体験レッスン」

・11/14(月) トーディ ラ リングァ ラ ヴィータ校セミナー「トーディは何故「世界一住みやすい町」なのか」

・11/21(月) ローマ トッレ ディ バベレ校セミナー 「美食散歩~永遠の都ローマを歴史と美食で味わいましょう~」

等を予定しております。

ご参加をお待ちしております!