「イタリアマンドリン通信」
<ミラノの素敵な劇場><イタリアの冬のオリンピック放送><ヴァイオリンチェロとピアノのコンサート鑑賞><外国人向けイタリア語学校巡り>

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<ミラノの素敵な劇場>

4月6日と7日にコンサートがTeatro Gerolamo(Duomoの裏のPiazza. Cesare Beccaria)であります。先日そこでリハがありました。1800年代の貴重な劇場です。La Piccola Scala di Milano(ミラノの小さいスカラ座)と呼ばれているそうです。Duomoから近く、私も良く歩いていた場所で、まさかこんな所にこういう劇場があったとは気付きませんでした。

椅子もアンティークで素敵です。昔ここでマリオネットの公演があったとか。しかし、狭いので三段の舞台でも、演奏者は25人が限度。リハは狭い中行いましたが大変でした。コンサートは2日間なので、メンバーはセパレートになると思います。

ミラノオケでは、毎月1~2回コンサートがあり、会場も様々でとても興味深いです。演奏依頼が多くそれだけ色々な経験を得ることが出来て、とても満足です。こういうバラエティに富んだ演奏機会は日本では有り得ません。アマチュアですが、出演料を頂けるのです。マンドリンオーケストラは珍しいのか、集客も良く、聴衆はいつも満足しています。曲目もクラシックだけではなく、大衆演劇の伴奏オーケストラ、スクリーンに映し出された古い映画や有名なシーンに合わせた曲の演奏など、その目的や会場に合わせた偏らないスタイルのコンサートです。それに合わせてゲスト(マンドリニスタ・ヴァイオリニスト・オーボエ奏者・ハモニカ奏者ets)を呼んでのソロ演奏も度々行われます。

マンドリンだけのオリジナルやクラッシックだけですと、聴衆も限られてしまいます。そういう意味では、広く受け入れられる演奏活動をしていると感じます。

<イタリアの冬のオリンピック放送>

2月に韓国のオリンピックがありましたが、Rai2のテレビでも連日放送をしてました。当然イタリアの選手の出場するものだけ。でもスケートは、かなり長い時間を放映してました。フィギュアスケートのイタリア選手のコストナーは人気あり、私も応援しました。

その番組の司会者は、とても地味な若い人で、丁寧で好印象で真面目な司会者振りでした。一方、毎回同じ解説者が登場したのですが、その服装の鮮やかなこと!毎回掛けているメガネのフレームは黄色で同じでしたが、スーツ、ネクタイとポケットチーフの色がまさにオリンピックカラーでした(写真参照)。私は全部観た訳ではありませんが、多分毎回違う色の服装だったと推察します。

さすがにイタリア人と言ったところでしょうか? 年齢はシニアの方でしたが、これほどまで色鮮やかな服装は見たことがありません。よく毎回メガネを個性的な色やかたちは見ますが、司会者や解説者はそれほどでもありません(女性除く)。解説も合わせて、オリンピックの解説出演に気合いが入っていたのだろうと思いました。でも観ていた私は恥ずかしくなるほどでした。

<ヴァイオリンチェロとピアノのコンサート鑑賞>

その日曜日は雨でハイキングを断念し、夕方からヴァイオリンチェロとピアノのコンサートに行って来ました。場所はブースト アルシツィオ(Busto Arsizio(Varese) にある、織物の博物館(Museo di Tessile)中のホールでした。ミラノから電車で30分の町です。このあたりに来るのは初めてでしたが、立派な建物でした。

私は、Nottrunoという音楽・文化協会が毎月土曜1回ミラノで開くコンサートの会員になっており、毎月のそこのNewsletterで知り、申し込みました。

日曜で人通りはなく、町はひっそりしていましたが、コンサート会場は大勢の観客が詰めかけ、音楽を楽しもうという熱気に溢れてました。プログラムはクラシックからジャズ、ビートルズ、ブルースと観客を楽しませる内容でリラックス出来るものでした。チェリストは熟年で経験豊富、とても気さくでお喋りで観客を惹きつけてました。ピアニストもチェリストとコンピを組んでいるベテランで、チェロとの軽快なジャズピアノ演奏にはびっくりしました。堅苦しいクラシックオンリーではなく、演奏者の熱愛する音楽をチェロで表現して、その魅力を観客に近く、分かり易く親しみやすく聴いてもらうスタイルです。会場は大盛り上がり!私も間近でチェロの様々な演奏スタイルとテクニックを見ることが出来、満足でした。

<外国人向けイタリア語学校巡り>

昨年、ある日本人友人からミラノ市営の外国人向けイタリア語講座に通っていて、受講料も€30以下の安価で、先生も二人で良く教えてくれていると聞きました。ミラノ市内に幾つかの支部があり、本来は講座は9月に申し込み、6月までの期間となるのですが、中途入学できるかを尋ねるため、ネットで調べて家の近くにある一つの学校に行きました。

「まずは申し込みをして下さい」と言われ、持参していた自身のドキュメント書類のコピーを渡して、申し込み書に記入しました。レベルチェック試験を受けるため日程を案内されました。

当日、自分のイタリア語学習の経緯を説明し、CILSのB2のコース希望を告げたところ、その支部にはそのコースがなく(ネット上ではあるとなっていた)、別の支部(Lodiにある)を紹介されました。

2日後にLodiにある支部を尋ねると、入口に『入学受付最終日 A1~B1』と張り紙があり、B2がないのかと思案していると、職員らしい男性が「入学ですか?」と言うのでB2希望なんですがと答えると、「一緒に行きましょう」と案内してくれました。

事務室に行き、女性にB2のコース希望と伝えると、「ここはB1までしかない」と。(最初の学校の紹介はなんだったのか?)。「どうしてB2を希望なのか?」と聞かれ、今までの経緯と自分の目的を話すと、「レベルの証明書はあるか?」と聞かれ、「自宅にあります」と答えました。兎も角、自分の学習経過と目的、意志をしっかりと話し、納得させる必要がありました。幾つかのやりとりの後、ついてくるように言われ、ある部屋にいた先生に「B2のクラスはあるか?」と聞いてくれ、先生は「ここにはないと。Viale Campagniaに行くようにと・・・」

私は「家に戻ってレベル証明書を持参した方が良いか?」と尋ねると、「今日は入学受付最終日だから先に学校に行き、証明書はあとでも構わないから早く行きなさい」と言われ、その学校はちょっと離れた場所でありましたが、そこしかないなら行くしかないと向かいました。着いて担当職員に尋ねると回答がこうでした。「B2はありますが、学習は8か月必要です。今2月ですから3か月と少ししかないので、入学は出来ません。次期の9月にいらしてください」と・・・

ここでふと考え、B1なら自宅近くの最初の学校に行くのがよいだろうと。これは最初から想像はしていました。「もしダメなら戻って来ても良いか?」と最初の学校の先生に話していました。この時点でもう11:30で、多分午前中の12:30までに行かないと受付終了だろうと思い、2か所既に廻っていた疲れを押して、急いで最初の学校に戻り申し込みました。

しかし、その講座を受けて見ないと判断つかないので、取り敢えず月曜の授業に行ってみました。テキストに従い授業は進むのですが、ちょっと易しいなと思い、テキストを見るとB1の下のレベルのA2でした・・・結局、色々ありましたが自分の目的のレベルと内容でないことを告げ、入学を断りました。それぞれの学校の情報が共有されていなく、たらい回しされましたが、やはりイタリアだからなのか?私のスペイン人友人もこの学校の話をしていましたが(安いから)、中級以上のレベルには向かないと思いました。