blog「Tuは何しに日本へ?(Perché sei venuto in Giappone nel 2018?)最終回 修了式」

8月24日(金)、「日本語・日本文化講座2018」の修了式&打ち上げが行われました。5週間に亘ったblog掲載も今回が最後となります。

今年の夏は記録的な猛暑となり、台風の関東直撃で講座が一日閉講せざるを得なくなるほどでしたが、若干名の体調を崩した学生も大事には至らず、皆元気に修了式を終えることが出来ました。

今年は過去最高の14名の申込があり、レベル別に2クラスに分かれて日本語の授業を行い、講師の先生方のご尽力により、日に日に会話能力が向上しました。

午後の日本文化講座は毎年好評の浴衣と盆踊り、東大茶道部の皆さんとの茶道体験、書道、華道、日本食調理実習に加え、今年から二つの試みに取り組みました。

ひとつは従来から行われていた会社訪問に加え、日本の企業で就職する為の講座を開催したことです。過去に本講座を修了後、日本の大学に留学したり、日本の企業に就職したりする受講生が出てきており、事前のアンケートでもかなりの学生から、日本での就職に興味があるとの回答が多く寄せられていたからです。

具体的には「日本で働くとはどういうことなのか?」というテーマでの就職セミナーやイタリア商工会議所ではイタリア人の立場から日本の会社の仕事の仕方についてお話いただきました。

他の日本語学校の生徒との交流として、にんじんランゲージスクールでのたこ焼き・冷やしそうめんのパーティーを楽しむことも出来ました。

会社訪問では学生達の憧れの的であるサンリオ本社を見学し、役員の方から「サンリオと著作権ビジネス」についての説明を頂いた後で、サンリオピューロランドを楽しみました。

NECではオリンピックをまじかに控え、画像解析やAI技術を用いた空港での入国手続きやスタジアムでの顔認証等の先端技術を見学しました。

もうひとつは地元赤坂での伝統芸能の行事の数々です。もともと赤坂は我が国のオペラ発祥の地で、日本とイタリアの文化交流のさきがけが行われたところです。

地元の利を活かし、ゆかたを着付けしてもらった後、近くの浄土寺の盆踊り大会に参加、お琴の体験や、氷川神社をお借りしての能の実演とワークショップも地元ならではのことです。

さて最終日はまず5グループに分かれ、学生による修了スピーチを行いました。テーマは「日本とイタリアの習慣の違い」、「イタリアのお勧めの場所」、「私達の日本での経験」といった、この夏、彼ら彼女らが自分で見、聞き、体験したことを基にしたもので、ユーモア溢れるスピーチの模様は、講座での勉強の成果が十分発揮されたものでした。

スピーチの後全員で、日本とイタリアの歌「Sparkle-『君の名は』より」、「”Nel Blu Dipinto Di Blu”(Volare)」をそれぞれ元気よく歌ってくれて、会場は一段と盛り上がりました。

その後、日本語担当の小峰先生、そして講座全体の主任講師であるValerio先生から全体講評があり、協会スタッフが5週間に撮りためた映像を編集した手作りビデオの上映で、第一部は終了しました。

第二部は日伊協会島田精一会長から講座を担当いただいた方への御礼のご挨拶と学生達には修了証書が手渡され、ホームステイを担当いただいた家庭には、記念品の授与があり、その後記念撮影会となりました。

打ち上げパーティーはプーリア州の郷土料理が振舞われ、学生達、ホームステイのご家族の皆様、そして関係者の方をゲストにお呼びしての懇親会となりました。

後半はカラオケ大会となり、イタリアのアニソンから日本の演歌まで、若者のパワーは留まることを知りません。最後は別れ難く、涙涙のお別れとなりました。またいつの日か、日伊の文化交流を図り、日本に戻ってきてくれることを楽しみに、若者のひと夏の思い出はフィナーレとなりました。

本講座の様々な行事運営にあたり、色々な方々のご協力頂きましたこと、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。来年以降も継続して実施予定ですので、今後ともご理解とご尽力を賜りますよう、お願い致します。