クロナカ159号刊行

日伊協会会報『クロナカ』2018年秋号(通巻159号)が刊行されました。
今号の特集は、「イタリア鉄道180年の歴史」です。

かつては、遅い、よく遅れる、サービスが悪いなどと、評判がさんざんだったイタリアの鉄道ですが、最近では、見違えるような姿に変わってきました。

冒頭記事では、優れた鉄道技術を持ちつつも、国際・国内政治や自動車優先の政策に翻弄されてきたイタリアの鉄道の歴史を、イタリア鉄道史家の山手昌樹さんにまとめていただきました。
また、現地で博物館をはじめ、イタリアの鉄道を楽しむ7つのキーワードも山手さんがご紹介。

さらに、イタリア在住のジャーナリスト モスカテッロさんには、1960年代に出稼ぎの人たちを運んだイタリアの鉄道にまつわる、懐かしくもほろ苦い思い出を書いていただきました。

『クロナカ』は、日伊協会の会員以外の方にもお分けしております。
当サイトの「会報『Cronaca』一覧」ページの[お申し込み>>]ボタンをクリックしてお申込みください。

また、事務局に直接電話でお申し込みいただいても結構です。
その際は、「クロナカ2018年秋号(159号)希望」とお伝えください。
tel. 03-3402-1632 (日伊協会事務局)
-------------------
【目次】 (表紙を含めて全24ページ、行頭の数字はページ番号です)
特集:イタリア鉄道180年の歴史
3 発展と衰退、そして復活──イタリア鉄道今昔物語 山手昌樹
8 イタリアの鉄道がもっとよくわかる7つのキーワード 山手昌樹
10 モスカテッロ・リポート 素顔のイタリア <26>
-希望と幻滅、悲劇と成功を運んだ「太陽の列車」 アントニオ・モスカテッロ、廣石正和(訳)
--+--+--+--+--+--+--
12 イタリアの聖堂装飾<6> 松浦弘明
-ラヴェンナのサン・ヴィターレ聖堂 (3)
14 イタリアの最も美しい村<6> 長谷川恵美
-シチリア内陸の山上の町パラッツォーロ・アクレイデ
16 陣内がゆく<17> 陣内秀信
-産業都市ボローニャの前史
17 イタリア・食の万華鏡<5> 長本和子
-皿の向こうに何かが見える──オデュッセウスのオリーヴとペコリーノの話
18 Yoshio AntonioのイタリアPOPS小辞典<21> 磐佐良雄
-Vasco、世界記録樹立!
18 「Mai Più Hiroshima」(広島を二度と繰り返さない)
-ローマにおける第23回 広島・長崎原爆追悼式典のご報告 マキ・奈尾美
19 BAR SPORT<24> 佐藤徳和
-モリナーリが偉業。イタリア人として初のメジャー制覇
20 イタリアのニュースから
22 日伊協会からのお知らせ
-第7回「イタリア人大学生のための日本語・日本文化講座」ご報告
23 恵贈図書
表紙写真 ヴァッレ・ダオスタ州 バール 二村高史