イタリア マンドリン通信 <ブレイシャのクリスマス・コンサート><カンティーナでのミニ・コンサート鑑賞><カゼルタでのクリスマス休暇>


<ブレイシャのクリスマス・コンサート>

12月からイタリアのそれぞれの町はイルミネーションが点灯し、クリスマスマーケットも始まり、すっかりクリスマスシーズンの到来です。ミラノのDuomoも恒例のリナシェンテデパートの豪華なイルミネーションと、広場の色彩豊かな電飾ツリーが観光客を楽しませています。

ブレイシャでは、西山みきさんが指導している我々「アルモニア・イン・ピッチコ」他二つのグループ合同のクリスマスコンサートが、ブレイシャ郊外のある素敵な教会で開催されました。

教会はまず暖房がありませんから、かなりの寒さを想定していましたが、当日は寒さはそれほどではなく安堵しました。

今回は、合唱も共演し神聖な歌声も教会にはふさわしく、私達も落ち着いた選曲で無事演奏を終えました。演奏後は教会側のリンフレスコという、手作りのパニーノやケーキを振る舞って下さるお茶会で、お客様と語らいつつワイン片手にゆったりとした時間を過ごすことが出来ました。

<ミラノ・オーケストラのクリスマス・コンサート>


クリスマス・コンサートは、例年通りの「Piazzina Liberty」という練習場所に近い、雰囲気ある会場です。今回はハープのソリストを迎えての共演がありました。たった一度だけの合わせで、当日本番でした。正直言いまして、我らオーケストラは40数名の人数なので、あのハープの華麗な調べはかき消されてしまいます。ソロは良いのですが、一緒に奏でる場合はオーケストラはピアニッシモより弱い音で弾かねばならず、よく分からないうちに終わってしまいました。。。

お客様は、そのうっとりするハープの音色に魅了されていましたから、まあ良しとはします。が、余り向いているとは思えませんでした。

このコンサートは、12月初旬でクリスマス直前でないことから、お客様もメンバーも出席率高くて良かったと思います。この時期は、各地でコンサートが開催されますから、特に土日ですと他に流れてしまうのです。

<カンティーナでのミニ・コンサート鑑賞イン ブレイシャ>

前回の通信に書きました、マンドリン・ピアノ・オルガネットの「トリオ・アンコルディス」が、ブレイシャのボッティチーノ(Botticino)にあるカンティーナでのコンサートがあると聞き聴きに行きました。というか、その地のワインがかなり美味しいと聞いたので。

マンドリンの西山さんが教えている生徒さんのご家族が、カンティーナを経営されていてその試飲イベントでのライブを依頼されたとのこと。その辺りは大理石の産地であり、その大理石土壌がワインを美味しくするのだそうです。

演奏を聴きながら、3種類のワインをテイストしていくうちに、やはり最後の熟成ワイン「Gobbio」が他と比較すると最高に美味しく、ワインに詳しい訳ではありませんが、滑らかな口当たりが特別でした。音楽とワインと生ハム・チーズなんて最高の組み合わせですね。ワイン倉庫内の一角で行われましたから、部屋と異なり寒いのですが、暖かな薪ストーブが燃えており、雰囲気あるシチュエーションでした。

演奏終了後は、ワイン貯蔵施設も見学して、最後は勿論ワイン「Gobbio」を購入しました。日本ではかなりのヴィンテージワインのようです。

<カゼルタでのクリスマス休暇>

クリスマスには、例年友人家族の居るカゼルタで過ごしています。今年も事前に誘いがあり、また昨年に続き友人達とトリオで演奏する機会があると聞き、喜んで行くことにしました。

24日0時から、いつもの教会でのイヴのミサでの合唱伴奏をして、翌朝も来てほしいと言われて10:30から同様に演奏。連日でやや疲れましたが、この教会での伴奏はとても得難い経験で、まずこんな機会を与えられたことに感謝し、遣り甲斐があります。ミサ終了後は、複数の方が私達にお礼と素晴らしい演奏だったとのコメントを必ずしてくださいます。

今回のコンサートは、1800年代のイタリア人指揮者・作曲家のジュゼッペマネンテ(Giuseppe Manente)の生誕地モルコーネ(Morcone)で、カゼルタ友人の音楽友人仲間が企画した、セミナーとコンサートに呼ばれました。

カゼルタからは約70k位の所にあり、山の斜面に張り付くように家々があるイタリアらしい古い小さな町です。旧市街は道は細く、路面は勿論アスファルトではない敷石でアンティークな雰囲気漂う町でした。

会場は広く、イタリア語でAuditoriumoという町の公会堂でした。南イタリアらしくプレゼーピオが沢山飾られていました。幸い暖房はありましたが、ファンの音が煩く実際会が始まると切られてしまい、寒い空間となりました。

我らトリオが紹介され、舞台に上がり、まずイタリア・マンドリン作曲家で有名なカラーチェの2曲演奏後、セミナーが再度始まりコメンテーターのそれぞれ会話を挟んで、2回目はマネンテの曲を4曲演奏、セミナー再開と最後に2曲のやや難易度高い曲を用意しておりましたが、第一マンドリン奏者が寒さのため指が思うように動かないと言う事で急遽最後の1曲キャンセルしました。曲とコメンテーター達の話の間がかなり長くて指を冷やさない様に注意しておりましたが、本当にその曲を演奏出来ないのは残念でした。

こんな内陸の小さな町に、マンドリン演奏出来る機会で訪れられるのは光栄です。まして日本人でアマチュア演奏家でありながら、演奏に参加出来るのは友人達のお蔭です。演奏も地道にレッスンを続けながら、オーケストラでないトリオでの演奏が叶うようになり、イタリアに来た甲斐があると実感しています。