「日本語・日本文化講座*」受講の為、この夏を東京で過ごすイタリア人大学生が自分達の目で見、聞き、体験したことを自分達の言葉(日本語とイタリア語)で綴るリレーブログ。
今日は朝早くから日本橋浜町にある荒汐部屋にお邪魔し、相撲の朝稽古見学と月島もんじゃを初体験しました。初めて尽くし(原稿は基本的にそのまま掲載しております。固有名詞表記のみ補足)
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今日は、浜町の相撲部屋に行きました。三人の力士の稽古をみました。とても楽しかったです。その後、散歩をしながら月島へ行きました。月島で「もんじゃ焼き」を食べました。とても美味しかったです。
「もんじゃ焼き」を食べた後学校に帰って、また漢字を勉強しました。
とても素晴らしい一日でした。
siamo andati alla sumo bay di Hamacho, abbiamo potuto assistere all’allenamento di tre lottatori di Sumo con la spiegazione delle varie tecniche e tradizioni che esistono in questa disciplina. È stato molto divertente!
Attraverso una piacevole passeggiata abbiamo raggiunto la zona di Tsukishima, una località tipica che sembra essersi fermata nel tempo e non aver subito il processo di modernizzazione che caratterizza il resto della città. In un tipico ristorante giapponese abbiamo potuto gustare il “mongia”, un piatto tipico molto buono a base di verdure e accompagnato da numerose salse.
Dopo pranzo siamo tornati a scuola dove abbiamo abbiamo approfondito lo studio dei kanji.
È stata una giornata splendida!!
Ludovico Cimarosti ルドビーコ・チマロスティ

<日伊協会の事務局からのひとこと>
・通常は外の道路からの見学ですが、特別に部屋の中へ案内され、土俵の砂かぶり席のような至近距離から見学できたので、学生達はその迫力にびっくりしていました。毎日40人程度の見学者、そのほとんどが外国人観光客のようですが、彼らも羨む特等席からの見学でした。
・東北巡業に出る前のお忙しい朝にも拘らず、見学を許可頂きました荒汐部屋の皆様を始め、ご仲介いただきましたNPO法人多文化共生支援センター理事長の中澤百百子様、同行いただきました片山邦夫様には感謝致します。
・見学後、Valerio先生からの身振り手振りを交えた相撲解説があり、学生たちは熱心に質問をしていました。Valerio先生の博学ぶりには今日も驚きました。相撲の制度や呼び名、由来といった文化的側面だけでなく、相撲技、廻しの取り方から猫だましという特殊な技の紹介まで、幅広い説明に我々日本人も納得するほどでした。

・その後、何と日本橋浜町から水天宮、蛎殻町、茅場町を通って、月島まで徒歩で散策、お昼はもんじゃとお好み焼を食べました。ルド君のイタリア語のブログの方に書かれていますが、近代的な建物の中に、時間が止まったような古き日本の街並みを発見し、写真を撮っていました。我々日本人が見過ごしてしまいそうなことに、イタリア人学生は新鮮な発見をしているのでした。

*「日本語・日本文化講座」は日本からイタリアへ文化発信する事業に助成することにより、日伊双方向の交流促進を目的として設置された日伊文化奨励基金の一部が活用されています。
