イタリア人大学生留学記 「Tuは何しに日本へ?(Perché sei venuto in Giappone?)8月18日」

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 「第3回イタリア人大学生のための日本語・日本文化夏期集中講座」に受講中の9名の若者達のリレーブログによる日本奮戦記。今回はホームステイ・ペアレントの方から投稿いただきました
イタリアから来た若者達の週末のちょっとしたアドベンチャーが生き生きと描かれています。
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五十嵐治子
「日本では、温泉に入るとき、ホントにホントに全裸になるの??」そんな疑問と好奇心から生まれたのが、昨日の箱根への一日エクスカーションでした。前夜の夜更かしもものともせず集まった9人の皆と、同じくホストファミリーをされている初谷さんと朝、新百合ケ丘駅を出発しました。
 

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プログラムが始まって今週で早3週間目。プログラム参加の学生の皆さんに会うのは、スタートの親睦会以来でしたが、もうすっかり打ち解けリラックスした表情で、日本語も会話の端々に入れ込みながら楽しんでいました。
 
このところの猛暑に参り気味なのか、満員のケーブルカーや、冷房のない登山列車に、皆最初はぐったりした様子でしたが、早雲山まで登って爽やかな天然の涼気が感じられると、美しい自然や、ロープウェイ、黒卵の試食に歓喜していました。
 
そして、箱根の関所では江戸の歴史に触れ、土地の民芸品、寄木細工のお店では、熱心にお土産を選ぶ様子も。あっという間に一日が過ぎ、一日の締めくくりに、日帰り温泉へむかいました。

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ことのほか恥ずかしがり屋の我が家のアンドレアさんは、「こんな姿、私の家族が見たら、絶句する」などと言いながら、終始小タオルを離せずにいましたが、誰も人の裸など気にしないことわかったら、リラックスして、露天風呂の湯に身を任せていました。
男湯に入った二人、フィリッポくん&ピエールくんも同様、戻ってくると「誰も見ないんだよー」と熱く感想をもらしていました。暑い日に熱い湯?の図式も、体験してみたら「とても気持ちよくてリラックスした」の感想になった様子。
 

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引率者の反省点としては、バスタオル、小タオルの使い方をもう少しきちんと話しておけば良かったな…と。バスタオルは浴場に持ち込めず、小タオルが様々に重宝するということ、女湯では、そのため、小タオルを皆でシェアしながら入浴しました。女の子たちには、フルーツ牛乳&コーヒー牛乳で栄養補給をしてもらいました。
 
それにしても、平日に週末に、朝から晩まで忙しい皆さん、どうぞ倒れないようにしてくださいね!
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