日伊協会会員限定優待価格による新国立劇場イタリア語オペラのお誘い

この度日伊協会と新国立劇場との協力により、新国立劇場が主催するイタリア語で上演されるオペラを日伊協会の会員限定優待価格にてご案内することとなりました。

今回は今シーズンの3演目(ルチア、オテロ、フィガロの結婚)をご案内します。

お取り扱いチケットはS席とA席のみとさせていただきます。それぞれの種別の中でのお席のご希望はお受けできませんのでご了承ください。

なお、日伊協会の会員以外の方はお申込みが出来ませんので、ご了承下さい。但し、会員の方であれば、複数枚数の購入が可能です。ご同伴者、ご家族、ご友人のチケットも併せてお買い求めください。

なお、ご案内時点での残席をご案内しておりますが、残席状況は常に変動いたしますので売り切れの場合はご容赦下さい。いずれにせよ先着順ですので、早めのお申込みをお勧めいたします。

お申込み方法:

(1)「日伊協会優待チケット申し込み」として下記事項を明記の上、下記日伊協会宛にメールまたはFAXにてお申し込みください。
メール:iscrizione@aigtokyo.or.jp   FAX:03-3402-3707

①演目 ②日時(第2希望、第3希望がある場合は付記してください) ③S席、A席の別(第2希望がある場合は付記してください) ④枚数 ⑤会員番号 ⑥氏名 ⑦住所 ⑧電話番号 ⑨メールアドレス及び/又はFAX番号

(2)お席の確保ができましたら、日伊協会からご連絡いたします。お申し込みから5日間経っても連絡がない場合は、日伊協会にお問い合わせください。

(3)日伊協会へチケット代金のご入金をお願いいたします。青山教室事務局受付において現金でも承ります。
振込先:三菱東京UFJ銀行 青山通支店 普通 0123662 財)日伊協会

(4)入金が確認できましたら、日伊協会からチケットを送付いたします。(それぞれの演目ごとのお申込期限後に普通郵便での送付となります。開演日間近になっても届かないときは日伊協会にお問い合わせください。)

公演会場(全公演):新国立劇場 オペラパレス(渋谷区初台)

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公演名:オペラ「ルチア」


提供:新国立劇場


公演紹介:
悲しみは「狂乱の場」で頂点に。引き裂かれた愛の悲劇

ドニゼッティ作曲によるベルカント・オペラの最高傑作『ルチア』を待望の新制作で上演します。兄エンリーコに恋人エドガルドとの仲を引き裂かれたルチアの悲劇。ドラマのハイライトであり最大の聴きどころは、絶望のあまり狂気に陥ったルチアが歌う「狂乱の場」です。今回はオリジナル通りのグラスハーモニカで演奏する予定です。演出を手掛けるのはモンテカルロ歌劇場総監督のジャン=ルイ・グリンダ。作品に忠実でありながら機知に富む演出で定評のあるグリンダが、ロマンティックで劇的な物語をどのように描き出すか注目です。

欧米で大活躍の若手スター歌手、ペレチャッコ出演!
タイトルロールは、スター街道を駆け上がっているロシアの名花オルガ・ペレチャッコ。「ベルカントの新女王」と評されるペレチャッコが美声と高度な歌唱技術を駆使して歌う「狂乱の場」は大きな話題となることでしょう。エドガルド役は、同役をベルリン、チューリヒなどで歌っているスペイン人テノールのイスマエル・ジョルディ、エンリーコ役は、世界の一流歌劇場で目覚ましい活躍をしている注目のバリトン、アルトゥール・ルチンスキーです。指揮はイタリアオペラに定評のあるジャンパオロ・ビザンティ。豪華布陣による『ルチア』で、ベルカント・オペラの醍醐味をどうぞご堪能ください。

公式HP

公演日程と残席状況【2017年2月14日現在】
2017年3月14日(火)18:30 S席:○/A席:○
2017年3月18日(土)14:00 S席:○/A席:○
2017年3月20日(月・祝)14:00 S席:○/A席:○
2017年3月23日(木)14:00 S席:○/A席:○
2017年3月26日(日)14:00 S席:○/A席:☓

チケット価格:
S席【優待価格:25,650円】(正価:27,000円)
A席【優待価格:20,520円】(正価:21,600円)

お申し込み期限  2017年3月2日(木)

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公演名:オペラ「オテロ」


撮影:三枝 近志/提供:新国立劇場


公演紹介:
英雄オテロの心の迷宮、そして破壊。圧巻の音楽ドラマ!
シェイクスピアの名作『オセロ』に晩年のヴェルディが7年の歳月をかけて作曲したイタリア・オペラ悲劇の頂点に立つ大傑作。冒頭の嵐の場面からオテロの破滅的な最期に至るまで、一瞬の隙もなく音楽が緊密なドラマを描いています。愛の二重唱、オテロとイアーゴの復讐の二重唱、デズデーモナの「柳の歌」、「オテロの死」など聴きどころも多数。マルトーネによるプロダクションは、物語の舞台をキプロス島からヴェネツィアに移し、50トンもの水を用いステージ上に運河を再現。水面の表情や色でオテロの妄想やイアーゴの陰謀を視覚化し、心理劇を幻想的に描き出しています。

名匠カリニャーニ指揮のもと、一流のヴェルディ歌手が競演!
指揮は13年『ナブッコ』の名演が記憶に新しいイタリア・オペラの名手、カリニャーニ。ダイナミックで推進力溢れる音楽作りに大いに期待が高まります。テノールの難役オテロを歌うのは、昨シーズン『アンドレア・シェニエ』タイトルロールに出演し、ドラマティックな歌唱で絶賛を博したヴェントレ。デズデーモナ役には端正な歌唱が魅力的なイタリアの名ソプラノ、ファルノッキア、イヤーゴ役にはブルガリア出身のヴェルディ・バリトン、ストヤノフを迎えました。世界第一線のヴェルディ歌手が繰り広げるスリリングなドラマをどうぞお見逃しなく!

公式HP

公演日程と残席状況【2017年2月14日現在】
2017年4月9日(日)14:00 S席:○/A席:○
2017年4月12日(水)19:00 S席:○/A席:○
2017年4月15日(土)14:00 S席:○/A席:○
2017年4月19日(水)14:00 S席:○/A席:○
2017年4月22日(土)14:00 S席:○/A席:○

チケット価格:
S席【優待価格:22,570円】(正価:23,760円)

A席【優待価格:18,460円】(正価:19,440円)

お申し込み期限  2017年3月30日(木)

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公演名:オペラ「フィガロの結婚」

撮影:三枝 近志/提供:新国立劇場


公演紹介:
永遠に輝き続けるモーツァルトの人気作
伯爵の召使いフィガロと恋人スザンナの結婚をめぐる1日の騒動が生き生きと描かれた喜劇『フィガロの結婚』。観るたびに新しい発見があるモーツァルト不朽の名作です。単独で演奏されることも多い有名な序曲、そしてアリア「恋とはどんなものかしら」「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」などモーツァルトの生命力溢れる音楽は万人を魅了してやみません。白と黒のモノトーンを基調とし、登場人物が舞台を縦横無尽に動き回るホモキの演出は、作品のテーマである「秩序の崩壊」を鮮やかに描き出しています。

スパニョーリ、ミコライ、中村恵理など選りすぐりの歌手陣が魅せる!
キャストには欧米の一流歌劇場で活躍する最前線の歌手陣が勢揃いしました。アルマヴィーヴァ伯爵役は、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場などで活躍し、モーツァルト作品を得意とするピエトロ・スパニョーリ。伯爵夫人役は新国立劇場でもおなじみのアガ・ミコライです。新国立劇場研修所出身で、今やバイエルン州立歌劇場をはじめヨーロッパで大活躍の中村恵理が10年ぶりにスザンナ役で新国立劇場に出演するのも大きな話題。フィガロ役のアダム・パルカ、ケルビーノ役のヤナ・クルコヴァら初登場の歌手にも注目です。指揮は、13年『タンホイザー』以来の登場となるコンスタンティン・トリンクスです。

公式HP

公演日程と残席状況【2017年2月14日現在】
2017年4月20日(木)18:30 S席:○/A席:○
2017年4月23日(日)14:00 S席:○/A席:○
2017年4月26日(水)14:00 S席:○/A席:☓
2017年4月29日(土・祝)14:00  S席:○/A席:○

チケット価格:
S席【優待価格:20,520円】(正価:21,600円)
A席【優待価格:15,390円】(正価:16,200円)

お申し込み期限 2017年4月6日(木)

A.チェスティ生誕390年コンサート

(画像をクリックすると拡大します)

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17世紀イタリアの作曲家、聖職者アントニオ・チェスティ(Antonio Cesti, 1623-1669)のコンサート(主催:二期会イタリア歌曲研究会)が、5月10日(金)に東京・九段のイタリア文化会館で開かれます。

コンサートの企画・構成を行う佐々木なおみさんはイタリアのラグーザ在住。音楽学博士としてカターニア大学で教鞭をとっていらっしゃいました。日伊協会会報『クロナカ』128号(2011年冬号)では、「カンタストーリエ—-その歌に秘められる世界」としてシチリアの伝承音楽「カンタストーリエ」についてわかりやすく解説してくださいました。

佐々木さんは、大学院時代からチェスティの作品を追い続け、日本からイタリアの図書館に楽譜を請求し、ついにはイタリア各地の図書館に出向いて史料を求め歩いてきたといいます。
そのエピソードと経緯については、佐々木さんのブログ「ラグーザに流れるもの」をご覧ください。

今回のコンサートは、普段なかなか演奏されることのないチェスティのカンタータ、オペラ・アリアなどが聴ける貴重な機会です。

A. チェスティ生誕390年記念コンサート「甘美なる嘆き、優美なる情熱」
監修:嶺 貞子  企画・構成:佐々木なおみ
2013年5月10日(金)
18:30開演/18:00開場
イタリア文化会館アニェッリホール<九段下>
全自由席 4000円

STEFANO BOLLANI -“SUONI ITALIANI”- JAPAN TOUR 2013

イタリア人ピアニスト Stefano Bollani (ステファノ・ボッラニ)のコンサートが開催されます。
 

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日程: 2013年5月26日

時間: 19時

場所: サントリーホール

主催: ニュー・エージ・プロダクション、在日イタリア商工会議所
 
コンサート情報はこちら
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20130526_S_3.html

ツアー情報はこちら
http://www.stefanobollani.com/?page_id=40&lang=it

プーリア便り43

Ciao dalla Puglia!

暑中お見舞い申し上げます! いかがお過ごしでしょうか? 大震災後、今もご不便な生活を強いられている方々にとって少しでも過ごしやすい気候であると良いのですが。

プーリアは7月以降、日中気温35度を越す猛暑日。でもこちらの人は日中の最も暑い時間帯は平日であればお昼休みを利用して体を休ませ、休日であれば暑さを逆に利用して海水浴を楽しむことが多いです。私も彼らに倣ってできるだけ冷房を使わずに夏を乗りきっています!

今回は、7月15日より、昨年同様ここマルティーナ・フランカで開催されている “イトリア谷 音楽祭(Festival della Valle d’Itria)” の話題です(昨年の様子は “プーリア便り28” をご参照ください)。既に町の至る所にポスターが貼られ、日暮れ後に会場のある歴史的市街区を歩けばどこからともなくリハーサルや本番の音色が聞こえ、町はフェスティバル一色。私もリハーサルを見学させていただいたり、演目を調べてチケットを予約したりと、どっぷりその中に浸かってワクワクしています。

一昨年から通い続ける中で感じるこの音楽祭の特徴は、一言で言えば “演目、演奏者、観客にチャレンジがある、そして広く門戸を開いている” ことだと思います。どういうことかと申しますと…、

演目 :コテコテのメジャー作品は取り上げず、有名作家でもあまり世に出ていない作品を取り上げたり、前衛作品や実験的作品を取り上げ ることも。例えば今年の演目ではロッシーニの “AURELIANO IN PALMIRA(パルミーラのアウレリアーノ)”  、字幕スクリーン付き独語上演作品 “DER RING DES POLYKRATES(ポリュクラテスの指輪)” や “DAS GEHEIME KONIGREICH(秘密の王国)” 等。
演奏者 :若手が多く登場します。例えばリハーサルを拝見した “AURELIANO IN PALMIRA” の指揮者はどう見積もってもせいぜい30代。ただ登壇時や演奏前後の挨拶等は “初々しいな~” と思わせることはあっても演奏は当然プロフェッショナルで堂々としており、未熟さは微塵も感じさせません。
観客 :上記のような演目・演奏者ですから、主催側はもちろんですが観客側もチャレンジングな面があります。数年前のとある演目の際はあまりに前衛的過ぎたのか観客席からブーイング&離席者が続出し、終わる頃には半数以下になっていたこともあったそう。でも今は主催側もその辺りを十分考慮しているようで、少なくとも私が鑑賞し始めた一昨年以降、そのようなことは起こっていません。

いずれも夏の野外で行われるので、ドレスコードも緩く、チケット価格も無料~最高でも50ユーロと全体的にとても参加しやすい音楽祭です。

こちらは23日に聖マルティーノ聖堂で行われたロッシーニの小荘厳ミサ曲終了後の写真です。

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専門的な音響云々について言えば教会はNGなのかもしれませんが、歌声や演奏が厳かに響き渡り、途中で何度か教会の鐘の音も混じり…、この演目にはこれ以上ないくらいぴったりの雰囲気の中で行われたすばらしい音楽会でした。しかも満員の中、一度たりとも携帯電話の音やおしゃべりに悩まされること無く、休憩なしの1時間半の音楽会が終了したのはイタリアでは珍事と言ってよいかも(笑)。それだけ内容にみんな聞き惚れていたということです。おまけにこの会は無料…。いち地方都市にてこんなにすばらしい音楽会を無料開催することに芸術を愛するイタリア人魂を感じます。

今年は8月2日まで行われる “イトリア谷 音楽祭” 。弊社 “プーリアインカミング” ではサービスのいずれかをご予約いただいたお客様で鑑賞ご希望の場合、手数料無料サービスでチケット予約を代行しております。詳細は弊社HPをご覧ください。このサービスは来年以降も続ける予定ですので「興味はあるけど今回は無理…」というかたはぜひぜひ今から来年の予定に加えてくださいね。この時期は近辺のお宿も早い段階から満室となりますのでご計画はお早めに!

皆様、良い夏をお過ごしください!
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ニッラ・ピッツィ死去

東北・関東大震災で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
一日も早い復興をお祈りいたします。

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さて、東日本に大きな揺れと津波が襲った3月11日の翌12日。
イタリアから往年のカンツォーネ歌手ニッラ・ピッツィ(Nilla Pizzi)死去のニュースが入ってきました。91歳でした。

110325nillapizzi01.jpg1950年代に大活躍をした彼女は、1951年の第1回サンレモ音楽祭で「Grazie dei fiori」(花をありがとう)で優勝を飾ったのを皮切りに、翌52年には「Vola colomba」(飛べよ小鳩)で連続優勝。

その後も、「Papaveri e papere」(ケシとガチョウ)のようなユーモラスな歌から、「L’edera」(つた)のような情感あふれる歌まで、さまざまな歌で入賞を果たし、サンレモ音楽祭の女王とも呼ばれ、その暖かい歌声によって日本人にも多くのファンを持っていました。

2000年代に入ってからも、テレビ番組に登場して元気な姿を見せていました。
2010年のサンレモ音楽祭には、特別ゲストとして登場。90歳と思えない声量で「Vola colomba」を歌ったのには驚かされました。

きれいな発音の彼女の歌は、イタリア語学習者にも最適だと思います。

日伊協会F
| カテゴリー : 音楽 | 投稿者 : hatanaka

プーリア便り30

Ciao dalla Puglia !

プーリア便り28でご紹介した “イトリア谷 音楽祭(Festival della Valle d’Itria)” 他、コンサートへ行く機会が多いです。ジャンルも開催場所も様々ですが、共通しているのは “夜に屋外で開催” ということ。プーリア人に限らず、ヨーロッパ人は屋外で過ごすことが大好き!
湿度が低く、日暮れ後はぐっと気温が下がって快適に過ごせる気候条件もあり、コンサートのみならず、友人とのおしゃべりや食事等もこの時期はいつも屋外です(ちなみにプーリアの屋内の映画館や劇場は夏はお客さんが来ないため閉鎖。開館しているのはシネマコンプレックスのような大型映画館のみ)。

以下、最近私達が出かけたコンサートの様子をお便りします。

DSC04304.jpgまずは 7/24 にマルティーナ・フランカのサッカースタジアムで行われた、ナポリのシンガーソングライター、ジジ・ダレッシオ(Gigi D’Alessio)。イタリア歌謡をご存知の方にはお察しいただけるかと思いますが、周囲の友達からは「え~、あの惚れた腫れたみたいな歌ばかり歌っている、あのジジ・ダレッシオのコンサートに行くの? マンマ・ミーア!」と驚かれました。私も GIAN も自腹ではまず行かないタイプの歌手ですが、今回のコンサートは友人がオーガナイズした縁でチケットをいただき、失礼ながら“退屈したら途中退場すればいいし”くらいの気持ちで出かけてみました。
会場に着くと多くの熱狂的ファン(熟年女性率高し)がペンライトを持ち、ジジの名前が大きく書かれた上に顔写真まで付いているハチマキ(!)をしめてスタンバイしています。もちろんコンサートが始まるとファンも大熱唱!
MCやプログラム構成等からファンへのサービス精神が大いに感じられ、長年第一線で活躍する理由が分かる気がしました。知っている曲も何曲かあり、予想以上に楽しめたコンサートでした。

お次は 7/29 にバーリ県モルフェッタ(Molfetta)の海辺で行われた、エレクトリック・タンゴ・ユニット、ゴタン・プロジェクト(Gotan Project)。

DSC04355_ridimensionare.JPGタンゴと言えばまずアルゼンチンが思い浮かびますが、ゴタンはフランス、アルゼンチン、スイスの3人組で、タンゴをベースにジャズ、ハウス、ラップ等、様々なジャンルが融合しているのが特徴。前半は熱くなったファンがステージ際まで行って警官に止められたりしたのですが(イタリアは規模の大きいイベントでは安全上の理由から警察や消防が会場に待機します)、アンコールの時「警察の皆さん、私達は大丈夫! さあ、踊りたい人はどんどん前に来て!」とメンバー自らが言ってくれてみんな総立ちで大喜び!
その後30分近くもアンコールに応えてくれ、大盛り上がりで終了したのでした。MCで「みんなはステージを見ているわけだけど僕たちは海と星空を見ながら演奏しているんだ。こんなに美しい町でコンサートができて嬉しいよ!」とメンバーが言っていた、その景色。確かにこの景色を見ながらの演奏はさぞ良い気分でしょう!

DSC04372_ridimensionare.JPGそして 7/30 は隣町ロコロトンド(Locorotondo)で行われた、ノルウェー出身のデュオ、キングス・オブ・コンビーニエンス(Kings of Convenience)。舞台背後のトゥルッリがこの地域ならではです
 。会場はワイン醸造所の庭でした。ロコロトンドの町は同名のDOCワインが有名。とてもかわいらしくて大好きな町です(詳細は旅行ガイドサイトの拙記事をご覧くださいhttp://www.amoitalia.com/locorotondo/index.html)。
P7300110_ridimensionare.JPGコンサートはアコースティックな音色と2人のハーモニーが心地よく、ゆるゆる楽しみました。
ちょうどこの日はメンバーのエイリクの彼女が客席におり、しかも誕生日だったようでエイリクは何度も舞台から「誕生日おめでとう!」と伝えていたのですが、アンコール時に “Bacio! Bacio!(キス! キス!)” の合唱が客席から起こり、エイリクは最前列にいた彼女にキスした後、ガッツポーズをしていました(*^ ^*)

このようにイタリアのコンサートは客席との距離が近いことも特徴だと思います。入り口での荷物検査も見たことがないし、アンコール時に客席からのサイン要望に応えるミュージシャンも多いです。写真撮影もたいてい OK!
でも時には撮影禁止やフラッシュ禁止のアナウンスが事前に流れることもあり、その場合はもちろん指示に従わなければなりません。

ギラギラ太陽の下での野外フェスも夏ならではですが、心地よい夜風に吹かれて星空を眺めながらのコンサートも乙なものです。ただし日によっては夏でも肌寒さを感じる夜も多いのでお出かけの際は上着をお忘れなく!

プーリア便り28

Ciao dalla Puglia !

毎日暑いですね!

日本も猛暑のようですが、マルティーナ・フランカも猛暑日が続いています。でも夜はぐっと気温が下がり、昼夜の温度差が2桁ということも珍しくありません。湿度も低く、風のある夜は上着が必要なこともあるほどで、涼を求めて集まるバカンス客や近隣の町の人々で特にこの時期はにぎわいます。

過ごしやすいマルティーナの夏の夜、毎年約3週間かけて“イトリア谷 音楽祭(Festival della Valle d’Itria)”が開かれます。“フェスティバルの町”との異名も持つマルティーナ、各季節に渡って様々なフェスティバルが開催され、中でも音楽活動が盛ん。“イトリア谷  音楽祭”は特に有名で、海外からの音楽家やオーケストラも招き、毎夜様々なジャンルのコンサートが繰り広げられます。

P7150050_resize.JPGいくつかチケットを手配した内の第1弾が7/15に行われたオープニングオペラ“ナポリ ミリオネア!(Napoli milionaria!)”。(第1バイオリン奏者の楽譜の脇に写っているのは風で譜面がめくれないよう止めるための洗濯バサミ…、この部分だけ妙に庶民的です (^ ^)

当日、GIANは年に数回しかしないネクタイ&スーツスタイル、私も珍しくフルメイクを施し、おしゃれして会場であるドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)へ赴きました。“プーリア便り6-2” でも少し触れましたが、普段は役所として使われている宮殿、その中庭がオペラやコンサートの会場となるのです。

 オペラはイタリアのオーケストラ、スロヴァキアのコーラス、役者は外国人も混じり…という編成で、時折“ちょっと声量が弱いかな”と思うこともあったものの、笑いあり涙ありの内容で楽しめました。ドラマ&歌&オーケストラの演奏が生で一度に味わえるオペラってほんと贅沢な楽しみですよね。

P7150036_resize.JPGところで、今回のオペラには実は前哨戦があり、14日に同作の映画が野外上映されました。

P7140013_resize.jpgこれ、とってもいい試みだと思います。というのも私はオペラ通ではないため、事前にこうやってストーリーを知ることができるとオペラをより楽しむことができるので。また、オペラは日本人にとっての能や歌舞伎のようなものと例えるとご想像いただけるかと思うのですが、作品の時代設定によってはセリフや歌詞が現代の言葉とは違うことも多く、イタリア人でも詳しく無い人が少なからずいるんですよ。

映画版は1950年、イタリアの偉大な映画監督&俳優であるエドゥアルド・デ・フィリッポ監督主演。イタリアの喜劇王トトーも登場し、イタリア語(ナポリ弁含む)は少々難しいものの、今も昔も変わらないナポリの人々の明るさ、たくましさに大笑いできてオススメです!
  “イトリア谷 音楽祭(Festival della Valle d’Itria)”
http://www.festivaldellavalleditria.it/index.php

今年は8/4まで開催されています。無料で楽しめるイベントも多くありますし、有料のイベントも価格は14ユーロ~なので気軽に楽しめますよ! 音楽がお好きでこの時期にマルティーナに滞在されるかたはこのイタリアならではのイベントに参加されてはいかがですか?

20世紀を代表する2人の詩人-ベルトルッチとルーツィ詩の朗読と講演

11月19日、日伊協会とイタリア文化会館の共同主催でアニェリ・ホールでアッティーリョ・ベルトルッチ(1911-2000)とマリオ・ルーツィ(1914-2005)という二人の偉大なイタリア現代詩人の詩の朗読会が、冷たい雨の夜にもかかわらず、多くの方のご来場を得て、盛大に開かれました。

PB191032.JPG<不在 それは最も強烈な存在だ>で始まる「不在」や<おまえの淋しい歌声で目を醒ます 十月の悲しい友 無垢なふくろうよ>と歌い始める「十月の夜」等この二人の詩人の代表的な詩各数編が、イタリアの著名な文学評論家パウロ・ラガッツィ氏のイタリア語と松本康子さんの日本語で次々に朗読され、われわれになじみの薄いイタリア現代詩への興味をかき立てる貴重な夕べとなりました。

英正道当会会長が冒頭の挨拶で、<この会はローマ在住の声楽家/翻訳家として日伊文化交流に
 活躍されている松本康子さんの「手作り」とも言えるのものです>と述べられたように、極めて個性に富む企画で、松本さんの芸大声楽科時代のご友人である秋山衛、宮下正両氏の友情出演の、二人の詩人に因むオペラの名曲等の演奏も、いつもながら元気の出る蒲谷さん(当会理事)のピアノの伴奏で、披露されました。

PB191045.JPG松本康子さんの翻訳になる詩選集「言葉よ、高く飛べ(Vola alta, parola」にはイタリア文化大臣サンドロ・ボンディ氏が序文を寄せ、「イタリアから詩人を除けば、イタリアの国は存在しないかも知れません」と述べておられます。ぎりぎりで出版がこの朗読会に間に合ったこの詩選集には松本さんがサインして来場者に抽選で配られて賑わいを添えました。これを機に日本でイタリアの現代詩への関心が高まると嬉しいと思います。

PB191055.JPG日伊協会事務局