『クロナカ』148号発行

日伊協会会報『クロナカ』2016年冬号(通巻148号)が出来上がりました。
会員の皆様に向けて発送中です。

クロナカ148号表紙今号の特集は、前号に続いて「日伊国交150周年」です。好評だった前号に続いて、今号も人物の交流を中心に取り上げました。

メインである冒頭記事は、長年日伊交流に力を尽くされ、一昨年の暮れに亡くなったヨゼフ・ピタウさん(1928~2014)に関するお話です。1952年に来日して以来、上智大学理事長、学長を歴任。日伊協会の評議員も務めていただきました。ローマに戻ってからは98年に大司教となり、一時は将来のローマ教皇との噂もあったほど。定年後に再来日し、14年に日本で亡くなりました。

そんなピタウさんの真摯でありながらも気さくな人柄を示すエピソードを、上智大学の卒業生でもあり、本誌で毎号「小さな村の大きな人生」を執筆なさっている田口和博さんにお願いしました。

続いて、ミラノを中心に日伊交流活動を行い、設立20周年を迎えた「北イタリア日本人会」について、昨年11月に現地で開催された「ラ・フェスタ」の様子を交えて、事務局の森岡千雪さんに紹介していただきます。当日は、ACミランの本田圭佑選手もサプライズ参加したそうです!

そして、前号に続いてトリノ在住の作家であり、空手のイタリア代表にも選ばれたエルヴィーラ・ピアッツァによるエッセイ「センセイ」の後半をお届けします。

『クロナカ』は、日伊協会の会員以外の方にもお分けしております。
当サイトの「会報『Cronaca』一覧」ページの[お申し込み>>]ボタンをクリックしてお申込みください。

また、事務局に直接電話でお申し込みいただいても結構です。
その際は、「クロナカ2015年冬号(148号)希望」とお伝えください。
tel. 03-3402-1632 (日伊協会事務局)
------------------
【目次】 (表紙を含めて全24ページ、行頭の数字はページ番号です)
特集:日伊国交150周年(続)
3  時代を超えた日伊交流の歴史
4 ピタウ大司教とソフィア・ローレンのこと 田口和博
7  創立20周年を迎えた「北イタリア日本人会」 森岡千雪
9  センセイ──イッポン道場での「試練」の思い出(下)
エルヴィーラ・ピアッツァ、天野泰明(訳)
–+— –+– –+– –+– –+–
12  イタリア・ルネサンス絵画史入門<52> 松浦弘明
絵画における迫真性の探求
―カラヴァッジョの新たなる試み―
14 モスカテッロ・リポート 素顔のイタリア <15>
危機は去っても「辺獄」でもがき続けるイタリア人
アントニオ・モスカテッロ、廣石正和(訳)
16  陣内がゆく<8> 陣内秀信
田舎町のこだわり博物館
17  BAR SPORT<13> 佐藤徳和
セリエA昇格のカルピとフロジノーネ、小クラブの逆襲 ②カルピFC編
18 Yoshio AntonioのイタリアPOPS小辞典<10> 磐佐良雄
第66回サンレモ音楽祭2016
18 幸せになるためのイタリア語講座
<1>「不思議のヴェール」を探してみませんか 押場靖志
<2>50歳から始めたイタリア語で人生が輝き出しました! 齊藤ゆかり
<3>ITALIANIZZATOへの道 真船千秋
20 イタリアのニュースから
22 日伊協会からのお知らせ
第25回スピーチコンテスト結果報告
23 恵贈図書
表紙 アンギアーリ(トスカーナ州)にて  二村高史