「イタリア マンドリン通信」
 <マンドリンサマーキャンプ参加><ネットショッピング>

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昨年に続いて、7月初旬にモデナのグループと私のマエストラの西山さんが主催するマンドリンサマーキャンプ4泊5日に、ブレーシャのメンバー2名と参加しました。場所はGaiatoというモデナ県の郊外で、森の中にある施設です。ここは、お年寄りが避暑にゆっくりと過ごすという場所で、静かで何もない(?)自然を満喫出来る場所です。夜は蛍が飛び交い、天の川の星空が見られます。低価格で3食付きで、合宿には最適だと思います。
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午前と午後が基礎練習とグループに分かれてのオーケストラ練習で、1日音楽尽くしのカリキュラムです。今回は、事前にマエストラの西山さんから「何かやりたい曲があればリクエストして下さい」と言われたので、クァルテットである好きな曲をやりたいと答えました。

すると、私が1stを担当することになり、ちょっと責任重大だなと思い、事前にかなり練習して臨みました。それ以外には2人がソロでVivardiのデュエット曲をするので、そのバックで同じく1stを、そして合奏オーケストラの予定でした。
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現地に着いてから、ブレーシャのメンバーの一人とデュエットもすることになり、結果的にファイナルコンサートで4つの部門で演奏するため、朝から夕方まで練習とマエストラとのリハーサルで大変でした。

今回クァルテットでの演奏では、1stのため他の3人のメンバー(2nd、mandola、chitarra)の3人のイタリア人達とのリーダー役として、練習時間の調整や2曲を仕上げるという経験をし、大変でしたが、お互いに曲について、どういう風に演奏するかを何度となく演奏しながら、意見交換して大体上手く行きました。

幸い、他のメンバーとは既に旧知だったので、人間関係は問題なくスムーズでしたが中身は濃い物でした。全部イタリア語で話す訳で、事前には自信ありませんでした。でもこの曲を知っていたのと、自分の中でどう演奏するか大体分かっていたのと、もともと仕切るのが好きな性格が幸いして、上手く行きました。
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何でもきっぱりと自分の意見と方法を伝えたり、他のパートへの指摘も出来て収穫でした。これも管理職の仕事の経験が活きていると思います。本番では自分が間違えてしまった箇所がありましたが、他のメンバーが合わせてくれ、なんとか演奏が終わりましたが。。演奏終了後、皆褒めてくれ嬉しかったです。こちらでは、本当にちょっとした失敗があっても皆暖かく褒めてくれるので、落ち込まないですみます。

滞在中のある日、参加者の一人が彼の山小屋に参加者全員を招待してくれました。天気は快晴で、涼しく、快適でした。皆で沢山の曲を演奏し、その間にバーベキューの良い香りが漂い、沢山のお料理を振る舞ってくれました。食後は、そこで翌日のファイナルコンサートのリハーサルをしました。マンドリンとギターで即興の演奏をしてくれたり、ハンモックで揺られながら微睡む人もあり、それぞれが自然溢れた中で寛いだ時間を過ごしました。盛り沢山の合宿で疲れましたが、満足できるものでした。主催者に感謝です。

<ミラノでの夏前最後のコンサート>
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本来1日の土曜日のはずだったのが、その週の月曜日のサッカーの対スペイン戦のUEFA EURO2016の決勝トーナメント一回戦でイタリアが勝ったため、1日にベスト8を決める試合が決定しました。当然ほぼ皆、家やBARで観戦するのでお客さんは来ないという理由で1日繰り上がりました。つまり平日金曜日の夜ということで、どうみても半分のメンバーとなりそうでした。私もその前日もコンサートがあったので、連日となるためどうしようかと考えたのですが、ただでさえバカンス突入してこない人が多く、人数少ないので弾くことにしました。

場所は、ミラノから車で約1H位離れたLodi(ローディ)という町のDUOMOがある大きな広場でした。到着すると、大きな舞台が設置されており、ギター前列4人は直接ギターにマイクを付けたものですから結果的には、それが目立ってしまう音響となってしまいました。

通常ですと前半と後半の間に休憩が入るのですが、野外コンサートだったせいかそれがなく、通しでアンコール曲含め14曲通しの演奏でした。ただでさえ、音の出具合を気にしながらの演奏でしたので、気を使いかなり疲れました。でも、満席の観客でしたし(150名位)途中で席を立つ人は殆どなく、最後まで聴いてくれたようで、温かい拍手でまあ、楽しんで聴いて下さったと理解しホッとしました。野外コンサートですから、選曲は本格的なクラッシック曲は外して、もう少し軽めの馴染みあるクラッシック曲のほうが良かったのではと感じました。勿論タンゴや映画音楽も入れてましたが。観客は夏の夕方でラフな雰囲気ですから。コンサートが連日だったため、練習する時間もなかったので、まあ仕方ないかなとも思いました。

<イタリア・アマゾンのネットショッピング>

日本では、買い物をよくAmazonを利用していました。安くて便利です。イタリアでもアマゾンサイトはあり、以前から利用したいと思っていましたが、実際本当に商品が届くのか?不在の場合はどうなのか?と疑問多く、余り信頼出来ないかもと思っていました。ある友人に聞いたところ、いつ商品が届くかわからないし、不在だったので戻ってしまい、翌月カード決済が返金されたたとか。。。
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最初はレーザープリンタ購入を考えていたのですが、お店で買って持って帰りました。イタリア在住数十年の友人も、イタリア人は基本的に物々交換が基本だから、インターネットショッピングは余り馴染まないかもと言ってました。光熱費の支払いも、まず口座振替なぞしている人はなく、支払期限ギリギリで支払うのは通常のようです。かなり並ぶのですが。。。

その後、トナーを購入したいと思いましたが、純正品は€80位するので、アマゾンでリサイクル商品購入を試そうと決めました。6月後半はレッスンや講座、マンドリン活動が殆どなく、在宅する日が多いので、家で待機(?)出来ると考えました。ネットで注文すると、注文メールに6月29日から7月2日の間に届くと配達日が記載されていました。まあ、その内のいつになるかは分かりません。するとその後、配達日が近くなったある日、7月2日に「Arriverà」という未来形でのメールが届きました。なんとそんな期日決定知らせが来るとは!イタリアアマゾンも大したものだと、その時は思いました。

6月29日の午前中に、ちょっと用事があって外出し、戻って家にいると電話が鳴り、出てみるとアマゾンの宅配連絡でした。「今朝、届けに来たけど、不在だった。今日在宅か?」と聞かれ、配達してくれるなら1日家に居ると言うと、あとでまた寄るからインターホンを鳴らすと。。

7月2日だったのじゃなかったの配達は?今日は29日だけど!まあ、届くなら良いかと思い、待機していると、約1時間位あとにインターホンが鳴り、今届けに来たと。私は「はい、4階です」と答えたら、急いでいるので、すぐ降りて来て!と言われ(!)駆け下りて受取に行きました。彼は2度私の名前を言って本人確認して商品を渡して去ろうとするので、サインはしないで良いの?と聞くと、必要ないと。。。伝票もなし。あっけに取られている私を後目に、宅配車は去りました。箱の中にも伝票はありませんでした。箱に送り状が張り付けてあるだけでした。

あの配達日7月2日連絡メールは何だったのか?そして、数日後アマゾンからお客様アンケートらしきものがメールで届き、今回の購入でのご意見伺いの内容でした。日本アマゾンでもあったかな?覚えてません。

・商品は7月2日までに届きましたか?
・商品は販売元の説明と一致したものですか?
・業者のサービスは早くて親切でしたか?
 5.最高 4.良い 3.まあまあ 2.不満 1.最悪
・商品は期待通りのものでしたか?

購入システムと宅配システムが、マッチしていないイタリアアマゾン体験でした。しかし、届いた時の彼の台詞「No, vieni qui subito!Non c’è tempo!(すぐここに取りに来て!時間ないから!)」には呆れました。まあ、無事届いたので満足です。安いし。取り敢えず成功ですね。でも要注意です。いつ届くかわかりませんから。。。