《第3回》日伊協会イタリアワイン文化講座  ワイン生産者が語る『ヴェネトのワインと郷土料理』
D.O.C.G.アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラとD.O.C.ルガーナ』

   

イタリア語で「苦味」を意味するアマローネ。ヴェネト州産ヴァルポリチェッラ種の赤ワインのうち、特別な製法によるものに付けられる名称です。

収穫したブドウを半ば乾燥/アパッシメント(appassimento)し、果実味と糖分を凝縮し、それを完全な辛口になるまで発酵させたうえ、大樽で2年以上熟成させたワインがD.O.C.G.アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラです。(出典:柴田書店『新版ワインの辞典』)

なぜ昔の人はブドウを乾燥させて赤ワインをつくるようになったのでしょうか?さらに、近年人気のD.O.C.ヴァルポリチェッラ“リパッソ”(ripasso)とは、アマローネの干しブドウを絞った果皮をもう一度ワインに浸して醸すという製法で、実はつい1960年代まで地元では途絶えていました。それを発見し復活させた生産者の草分けのひとりが、今回ご紹介するワイン生産者ゼナート社の創立者、故・セルジオ・ゼナート氏です。

本講座ではゼナート社のマネージャー、マルコ・ミラーニ氏を迎えてヴァルポリチェッラの2種類のワイン(リパッソ、アマローネ)を順番にテイスティングし、味わいの違いを比べながら、秘密に迫ります。

また一方、近年ガルダ湖畔で生産される清冽な白ワイン、D.O.C.ルガーナをご紹介。トゥルビアーナ種(別名トレッビアーノ・ディ・ルガーナ)を使ったボディと骨格のある長期熟成可能な高級白ワインは近年注目されています。このD.O.C.ルガーナの魅力について、2019年にイタリアの某ガイドブックで最優秀賞を獲得したリゼルヴァを教材に、同じヴェローナ県の白ワイン、ソアーヴェと飲み比べ、その品種と地域の特性を知ります。

また、イタリアワイン文化講座へのリニューアルを記念して、ヴェネト在住経験もある山崎料理長監修のこの日限定のヴェネト郷土料理とのアッビナメント体験をお楽しみに!

<講師プロフィール>

マルコ・ミラー二氏(Dott. Marco Milani)ゼナート社(Zenato)ブランドアンバサダー。2015年よりアジアにおけるワインコンペティション(CWSA)の審査員を兼任。

モデレーター:櫻井芙紗子

ヴィアッジョ・ヴィーノ代表。出版の仕事を経てイタリア・ボローニャの老舗ワインショップで研鑽を積み、イタリアでソムリエ取得。日伊協会理事。

日 時:2020年2月11日(火)12:00~14:00(受付開始:11:30)
会 場:アンティキサポーリ (地下鉄日比谷線広尾駅から徒歩4分)
〒106-0047 東京都港区南麻布5-2-40 日興パレス1F 03-6277-2073
講 師:マルコ・ミラーニ氏(ワイン生産者:ゼナート社)
司 会:櫻井芙紗子(日伊協会理事 イタリアワイン文化講座担当)
参加費:日伊協会会員/受講生8,500円、一般:9,500円(要申込:当日支払い)
※ワイン4種( リパッソ、アマローネ、ルガーナリゼルヴァ、ソアーヴェ)試飲、
山崎料理長監修の当日限定ヴェネト料理とのアッビナメント体験
定 員: 18名(先着順) ※申込期限:2020年2月7日(金)まで

申込名開催日時間会場参加費備考
E11082/11(火祝)12:00~
14:00
受付開始
11:30
アンティキ
サポーリ
会員
受講生
8,500円終了
一般9,500円