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文化セミナー「著者に聞く」シリーズ 第3回 『ナポリ・バロック建築の世界』ご報告

文化セミナー「著者に聞く」シリーズ 第3回は、11月18日(金)18:30-20:15 日伊協会石川記念ルームにおいて開催され、『ナポリ建築王国―「悪魔のすむ天国」を作った建築家たち』の著者 河村英和先生に、ナポリが一番輝いていた17-18世紀のナポリとその近郊のナポリ独自のバロック建築について語っていただいた。(参加者約30名)イタリアの古い諺でナポリのことを、「悪魔のすむ天国」と呼んだ。『ナポ.... Read more
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シンポジウム「19世紀における日伊関係」ご報告

日伊国交150周年記念事業として、上智大学、在日イタリア大使館 [協力]イタリア文化会館、イタリア国立東方学研究所、公益財団法人日伊協会により、2016年10月14日14:00~18:30、上智大学四谷キャンパス2号館17階国際会議場において、標記シンポジウムが開催された。参加者約100名。開会の辞を述べられた上智学院理事長の高祖敏明教授から、国交樹立の前に民間ベースの前史として、430年前の天正.... Read more
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イタリア留学&旅行セミナー 2016秋 ボローニャ、その食と教育の歴史
~Bologna, la città del cibo (la cucina) e della cultura (la prima Università)~ ご報告

『日伊協会主催の留学セミナー、この秋はボローニャのご紹介からスタートです。 ボローニャにある語学学校クルトゥーラ イタリアーナ校校長マッシモさんによるセミナーは、2年ぶりの来日にあわせての開催となりました。日本をこよなく愛するマッシモさん、今回は大好きな「日本」を見せたいと、ご子息エミルさんを伴っての来日でした。 エミリア・ロマーニャ州の州都であるボローニャは、赤いレンガの屋根(Rossa)、.... Read more
2016.10.02
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連続文化セミナー 「イタリアの祝祭」
第5回 ヴェネツィアの祝祭 ―オペラと劇場―ご報告

連続文化セミナー「イタリアの祝祭」の最終回である第5回は、7月22日(金)にオペラ史研究家の田島容子先生に、『ヴェネツィアの祝祭―オペラと劇場―』と題してお話いただいた。参加者30名。1600年にフィレンツェで生まれた音楽劇が、1637年にヴェネツィア共和国に導入されて以来たちまちのうちに新機軸のスペクタクルへと変貌し、大流行を見る。もしこのような経緯をたどらなかったならば、オペラは今日の姿に到達.... Read more
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連続文化セミナー『イタリアの祝祭』
第4回 「ローマ社会における『パンとサーカス』」のご報告

シリーズの第4回は、6月22日(水)に、東京大学名誉教授、早稲田大学国際教養学部特任教授の本村 凌二先生に「ローマ社会における『パンとサーカス』」と題して、講演いただいた。(参加者25名) 平和と繁栄のなかでローマ帝国の民衆はこの世の娯楽に興じてわれを忘れた。諷刺詩人ユウェナリスはため息まじりで揶揄する。「かつて権力や権威や軍事などのすべてに力を注いでいた市民たちも、今では萎縮して、たった二つの.... Read more
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第5回 日伊文化交流「夏のフェスタ2016」のご報告

去る7月16日、日伊協会の主催により「夏のフェスタ2016」(共催:イタリア文化会館、後援:在日イタリア商工会議所、協賛:アリタリア・イタリア航空、リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー)を、東京・九段のイタリア文化会館において開催いたしました。当日は、日伊協会の会員のみならず、イタリアに興味を持つ多くの方に来場いただき、参加者300名に達する盛会となりました。最初に島田精一新会長のご挨拶.... Read more
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イタリア映画セミナー&イタリア語講座交流会 『SAPORI E SAPERI D’ITALIA』のご報告

梅雨の晴れ間の昼下がり、イタリを愛する皆様との楽しい交流会を開催しました。これまでも毎回大好評でした押場先生による映画セミナー「映画の中のイタリア語:ヴィスコンティの魅力を求めて」にてヴィスコンティの人生と映画への思いを熱く語っていただいいた後、日伊協会イタリア語講師も大勢参加しての楽しい交流会となりました。次回もまた皆様のご参加をお待ちしております!
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連続文化セミナー『イタリアの祝祭』
第3回 ミラノのデルビー ―イタリアサッカーの醍醐味― のご報告

シリーズの第3回は、5月27日(金)にフリージャーナリストで中京大学、大阪芸術大学の非常勤講師の小川光男先生に「ミラノのデルビー」と題してダービーマッチを通して イタリアサッカーの醍醐味を語っていただいた。(参加約25名)まずイタリアサッカー(カルチョ)の衰退について。20世紀末、欧州(あるいは世界)のサッカーシーンで“我が世の春”を謳歌していたカルチョだが、その後は衰退の一途をたどっている。86.... Read more
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連続文化セミナー 『イタリアの祝祭』
              第2回 都市フィレンツェの聖史劇 — 奇蹟と見世物 — のご報告

シリーズ第2回は、4月15日(金)に早稲田大学の杉山博昭先生に「フィレンツェの聖史劇」のお話をしていただいた。(参加約30名) ルネサンス期のフィレンツェは、西洋美術史上のひとつの「中心」として長らく注目を集めてきた。一方、その「中心」に寄り添うように開催されたひとつの行事は、これまでほとんど顧みられなかった。その行事とは「聖書と芝居」、「奇跡と舞台効果」、「キリスト教と異教」が坩堝のように絡み.... Read more
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イタリア語による 日伊協会特別セミナー
I Savoia, questo e quello.「サヴォーヤ王家の再発見」のご報告

こんにちは。日伊協会の押場です。 毎回イタリア人講師をお招きし、同時通訳付きで興味深いお話をうかがってきたセミナーですが、今回の「サヴォーヤ家」のお話でした。 サヴォーヤ家といえば、たとえばヴィットリオ・エマヌエーレですよね。イタリア史を少しでも勉強した方はご存知かと思いますが、19世紀の半ば過ぎ、近代国家として独立したとき、最初のイタリア国王となったのはヴィットリオ・エマヌエーレ2世でした。.... Read more