イタリア マンドリン通信

<イタリアコロナ事情>北イタリア日本人会会報・在イタリア日本国大使館情報

夏場イタリア北部の感染状況は安定していて、感染者数・重症者病床占有率も低い数字でした。シチリアなどの一部地域がイエローゾーンとなりました。秋以降の感染再燃を心配して、グリーンパス運用・予防接種率を高め、昨年秋のような拡大を防ぎたい考えです。

*グリーンパス運用拡大

・先月より飲食店屋内テーブル席、ジムやプール利用、劇場・イベント運用開始。
・今月より飛行機や船、長距離列車・長距離バス乗車時に提示開始。今後、寮・社内食堂・病院面会などにもグリーンパス運用場面が広がる可能性有。

*グリーンパス義務化
緊急事態が終了する2021年12月31日まで、公衆衛生を守るため、

・医療従事者は義務付、未接種者には罰則規定あり。
・今月より、保育園、幼稚園、小中高、大学のすべての教職員はアクセスする者は誰でも、予防接種・完治証明や陰性証明で発行されるグリーンパスを義務付け、アプリで管理、未取得者には厳しい罰則あり。この規定は、児童、生徒、学生、州の研修システム参加者には適用されない。ただし高等技術学校(ITS)のコースの参加者を除く。

*グリーンパス有効期間
2回目接種から9ヶ月の期限となってますが、12ヶ月まで有効期間延長することになりそうです。

*ワクチン接種率
対象者の70%が2回目接種を終了。イタリア高等保健研究所ISSによると、接種者の感染は見接種者に比べて1/10となっているそうです。今月末までに接種率80%に引き上げたい意向。

グリーンパス義務化については、イタリア国内でもデモが頻発してます。毎日各野党が議論展開中。勿論反対で。

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*読売新聞記事より抜粋

欧州連合(EU)は、日本から域内のへの渡航を原則禁じる方針で一致。新型コロナウイルスの感染拡大を理由。日本からの渡航は6月から認められていたが、日本の他アルバニア、セルビアなど5か国が除外される。8月末には米国が除外された。EUのリストから除外されると、観光旅行などの不要不急の渡航は認められない。但し、実際に入国を禁じるかどうかは、渡航管理の権限を持つ各加盟国が判断。

<東京オリンピックでのイタリア選手の活躍>

8月8日に東京オリンピックが閉会しました。日本は問題かかえての開催でしたが、日本人の活躍に驚き、正直終わってホッとしました。

イタリアに居ますから、当然日本選手の活躍は全く見られず、イタリア選手の活躍と応援となりました。でも、過日のEUサッカー優勝に続き、イタリア選手の活躍には驚きと毎日のテレビの熱い実況中継やビデオに釘付けになりました。

勿論なんといっても陸上男子100mの金メダルと男子400mリレー金メダルです。もう興奮のイタリアでした!!! テレビのアナウンサーの絶叫「Italia! Italia! Italia!!!」が今だに耳から離れません。

そしてテレビでは毎晩特別解説番組があり、その日の活躍を解説して賛辞を送り、その後はやはり6人ほどの解説者や有名人?が並び、同様の放映が続きます。このての番組は日本でもありますが、選手(達)のプライベートな報道とインタビューがされ、イタリアですから当然のごとく彼らのマンマが登場→インタビュー、家に集まっているその家族・友人達が試合結果に熱狂・興奮・乱舞・乾杯する様が放映されました。

これも北と南イタリアでは、家族の様子(対応・感情表現・話し方・衣装)画面に映る背景などに地域差ありました。

北イタリア系は割と普段通りの日常の雰囲気で、落ち着き、日常着で淡々とお話されてました。一方南と思われる(すぐ分る)家族は、まず話し方が感情がハイで熱い思いがひしひしと伝わります。驚いたのは、ある金メダルの空手の選手の家族でした。なんと妹達はエレガントなロングドレス!いつも着てる訳ない。。テレビに映るにあたり着替えたのでしょう。思わず画面に見入ってしまいましたね。

室内の様子も、北はセンス良く絵画や落ち着いたインテリアですが、南は種々雑多な物がある雑然とした居間でありました。温かい家庭的雰囲気と言うのでしょうか。まあ日本でもあるとは思いますが、かなりはっきりとした「違い」でした。

イタリアに帰国する空港の家族・友人・ファン・マスコミが待ち受ける画面でも現れたその凱旋の様子も、選手はまずマンマに抱きつきます。(勿論試合後のスマホで電話するのは、最初マンマです)。奥さん・フィアンセはその次。何故か父親の登場は少なかったような??? 居たかな?です。

イタリアの10個の金メダル・10個の銀メダル・20個の銅メダル!ありえない成果です。皆本当に喜び、興奮がいまだに続いています。熱狂の二週間でした。ありがとう東京オリンピックでした。

彼らは一生この大会を忘れないでしょう。コロナ禍の自由のない制限された中でのイタリア選手の快挙を。

<ピエモンテ州の山にワンデイ・ハイク>

ある日トリノに住む友人から、ハイキングのお誘いがありました。天気予報は☀でしたので、前日に行くことを決めました。場所はピエモンテ州にあるBardonecchiaという、2006年イタリアで冬季オリンピックで会場となった町です。大きい町でスキーは勿論、トレッキングコースも沢山ありました。

インフォメーションセンターに行き、友人は人気ある”Lago Verde(グリーンの湖)”に行きたいと聞くと、日帰りで往復出来ると聞きその行き方を教えて貰いました。

まず、夏季期間(6月から8月)駅前からシャトルバス無料(bus nabetta)が8路線程あり30分毎に運転され主要なコースに辿り着けます。その先は、往復€2でlago verde のハイキングコース入り口に着き8人乗りのバンに乗り換え、思ったよりスムーズに
辿りつきました。イタリアでは考えられない!

カフェで休憩してから片道40分位でっ目的地に到着。美しいエメラルドグリーンの湖でした。バンの運転手さんの話によると、7月は天候も良くなく散々で8月やっと観光客があり、まあまあだったそうです。このバンの送迎も3人の運転手さんが廻しており、8月一杯で終了でこの日に来て良かったと思いました。歩いたら1時間半のアスファルト道路ですから。

結局乗り物に5時間乗り、歩いたのはたった2時間程。。でも、初めての場所で天候も恵まれ、スムーズに楽しめて正解でした。電車で行けるのは貴重です。また、来年でも訪れたい場所になりました。因みにミラノからBarconecchia片道の普通電車運賃はたったの€16でした。特急はとても高かったので。。。

<夜明けのコンサート出演>

カゼルタの音楽友人から、8/28の土曜日朝にCampobassoの「夜明けのコンサート(Concerto all’alba)」で彼と友人が参加すると聞きました。自分も参加したいと伝えました。

友人はすぐCampobassoの代表に聞いてくれ(今までも何回か私はそこで演奏している)、すぐにOKとなりました。あくる日の電車でCaserta に行き、その夜の現地の夜の遅いリハーサルに参加して23時終了、その夜はホテルに泊まり翌朝4時起きしてコンサート場所の原っぱに集合。

Campobassoは標高700mにあり、朝早くなので霧が漂ってました。聴衆は椅子席を並べたり手伝って準備ができると私達は、演奏の準備を始め、まだ薄暗い中、主催者の市の担当者が挨拶と紹介があり、演奏が始まりました。

だんだん朝靄も薄れ、薄暗くなると改めて聴衆の多さに驚きました。皆この催しに期待しているのが分かりました。日の出は私達の背面なので私達には見えません。今回は、テノール歌手が歌うプログラムありましたが、早朝で喉のコンディションには辛いところ、またホールでもない野外でもあり、私たちも早朝の湿気ある環境で弦楽器の調弦が大変でした(狂います)。

歌手の曲目はオペラ曲Turandotの「誰も寝てはならぬ」、P.Mascaninoの「Cavalleria Lusticana」,締めは「帰れソレント」(この曲はいつも受けますし、弾いてる方も感動します)でした。

途中からかなり明るくなってきましたが、何しろ見えませんので、あとでビデオと写真を見たらなんと素晴らしい日の出でした! 聴衆は大喜びでしたし、私たちも達成感あり、急でしたがこんな素晴らしい企画に参加出来たこと、オーケストラの皆さんの温かい歓迎(ミラノから何時間もかけて辿り着いたこと)が嬉しくて、はるばるやって来た甲斐がありました。

この一年余りの長い期間、皆が今まで出来ていた普通の当たり前の生活が失われて、やっと一筋の光が見えてきた、この状況で日が昇る中音楽に包まれた時間は、まさに今にふさわしい瞬間だったと全員が感じました。来年もやるそうです。

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