[中級]須賀敦子で学ぶ《翻訳学》入門 (2022年春夏期講座)


中級 読む 文法 伊訳 オンライン  <5月開講>

教材費込   80分×6回

(写真提供:河出書房新社)


名エッセイスト、イタリア文学の翻訳者として知られる須賀敦子は、ミラノで暮らした1960年代に川端康成、阿部公房、谷崎潤一郎など日本の現代文学作品を多数イタリア語に翻訳・出版しました。

その訳業のなかから今回は谷崎潤一郎『武州公秘話』Vita segreta del Signore di Bushûをとりあげ、イタリア語訳と原文を読みくらべます。日本の中世・戦国時代を背景に、作者谷崎自身のvoce、「見し夜の夢」の語り手である妙覚尼のvoce、道阿弥話のvoce、そして法師丸や桔梗の方などの登場人物たちのvoci……複数のvociが描き出すエロティシズムとサディズム、グロテスクの世界は、終盤に滑稽と憐憫の物語へと収斂していきます。

複雑に重なりあう多様なvociを須賀敦子はどのようにしてイタリア語にうつしていったのでしょうか? 近年、発展を見せている翻訳学traduttologiaも参照しながら、須賀の翻訳手法を探ってみましょう。

春夏期では前半のLibroI「巻之一」からLibroIII「巻之三」までを扱い、抜粋を読んでいきます。

※ イタリア語のテキストは事務局より郵送いたしますが、日本語原文『武州公秘話』(谷崎潤一郎)につきましては、ご自身でご用意ください。
青空文庫で読むこともできます(無料・印刷も可)。

講師:北代美和子


講師:北代 美和子 KITADAI Miwako
上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻博士前期課程修了。翻訳家。東京外国語大学元非常勤講師。日本通訳翻訳学会会長。

英語、フランス語、イタリア語から日本語への文芸翻訳に携わっている。イタリア関係の訳書にアンジェロ・ペッリグリーニ『イタリア式料理の知恵』(晶文社、1996) ロレンツァ・マッツェッティ『ふたりのトスカーナ』(竹書房、2003) C・コスタンティーニ『バルテュスとの対話』(白水社、2003)、エルサ・モランテ『アンダルシアの肩かけ』(河出書房新社、2009)、『嘘と魔法』(河出書房新社、2018)など。

モランテの『嘘と魔法』(河出書房新社、2018)はシリーズ「須賀敦子の本棚」の一冊として刊行された。東京外国語大学では翻訳理論の講義と英日文芸翻訳の指導を担当している。須賀敦子のみごとなイタリア語訳で日本文学の名作を味わいながら、翻訳について考えてみましょう。

●日程:5/13, 27, 6/10, 24, 7/8, 22

申込名曜日時間受講料(円)申込備考
T-MG14:10
-15:30
会員19,000

受講生/一般20,000

《重要》申込前に必ずお読みください。

★お申込みは、上記表中の申込欄の    をクリックしてください。

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・【会員】とは、2022年度の年会費(例:普通会員6,000円)を納入済で、2022年度有効(~2023年3月31日)の会員証(例:会員番号02-xxxx 04-xxxx 06-xxxx)をお持ちの方です。受講生番号ではありませんので、お間違えなく。

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新規入会ご希望の方

★本講座・セミナーはどなたでも入会金なしに受講できますが、日伊協会の【会員】には春夏期、秋冬期のイタリア語講座受講料が1講座につき各1,000円割引の大変お得な会員価格を始め、文化セミナーの会員価格割引、等、様々な特典があります。(但し複数回に分割されている講座は1講座とみなします)。また、25歳以下の方はユース会員として、イタリア語講座(一部除外あり)が半額になります。本講座と同時に入会申込も可能です。この機会にぜひご入会をご検討下さい。

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