第67回 談話会「現代によみがえる19世紀の天才作曲家ロッシーニ」のご案内

文化 日本語 ita_ico_co16

《セビーリャの理髪師》と《ウィリアム・テル》の作曲家として知られるロッシーニ(Gioachino Rossini,1792-1868)は早熟な才能を現し、23歳でナポリ王立劇場の音楽監督、32歳でフランス王家とパリ・オペラ座の作曲家に求められ。「音楽のナポレオン」(スタンダール)と崇拝されました。若干37歳でオペラの筆を折った後も美食家として人気を博し、晩年には《ロマンティックなひき肉》《アンチョビ》など料理の題名をもつユニークなピアノ曲を書きました。

歌の技巧を極限まで高めた声楽様式とシュルレアリスムを先取りする作劇は20世紀末に見直され、生誕の地ペーザロで催されるロッシーニ音楽祭がバイロイトやザルツブルクと並ぶオペラ・ファンの聖地となっています。

この談話会では天才の名をほしいままにしたロッシーニとその芸術の魅力を、上演映像も交えてお話させていただきます。

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講師:水谷 彰良(みずたに あきら 日本ロッシーニ協会会長)
1957年東京生まれ。音楽・オペラ研究家。日本ロッシーニ協会会長。フェリス女学院大学オープンカレッジ講師。

著書:『プリマ・ドンナの歴史』(全2巻。東京書籍)、『ロッシーニと料理』(透土社)、『消えたオペラ譜』『サリエーリ』『イタリア・オペラ史』(共に音楽之友社)。共著:『オペラ・キャラクター解読事典』『新編 音楽中辞典』『新編 音楽小辞典』(共に音楽之友社)、『魅惑のオペラ』(全30巻。小学館)、『ジェンダー史叢書・第4巻 視覚表象と音楽』(明石書店)、『ローマ 外国人芸術家たちの都』(「西洋近代の都市と芸術」第1巻、竹林舎)ほか多数。

ロッシーニ、オペラ、歌手、歴史的声楽教本に関する論文や論考を日本ロッシーニ協会紀要「ロッシニアーナ」と同協会ホームページに多数掲載。『サリエーリ』で第27回マルコ・ポーロ賞を受賞。

ホームページ(下記申込)またはお電話(03-3402-1632)にてご予約後、会費をご予約名でお振込み下さい

    三菱東京UFJ銀行 青山通支店 普通 0123662
             名 義:財団法人日伊協会
定 員 60名 (先着順)
E5305/30(土)12:30集合
会食12:45~13:45
お話13:45~15:00
三笠会館本店
5階宴会場
会員4,000終了
受講生4,500
一般4,800