「イタリア マンドリン通信」 本年初コンサート、家のトラブル、道路事情

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2016-02-mandorin-01<本年初コンサート>

1月6日にストラミラノ(Stramilano)というお芝居のオーケーストラ演奏がありました。昨年最後のコンサートに参加しなかったのですが、6日にこの公演があるとは知ってましたが、3日に指揮者から5日月曜夜にいつもと違う場所での練習(1回のみ)があるとメールあり。。この真近の連絡。。。しかし、皆ごく普通に集まり(とはいえ休み中なので少ない)、当日もいつもの半分のメンバーでした。

今回は劇場ではなく、養老院の大きなサロンでした。舞台の前でしたので、この人数で一杯でした。この公演は年間4回位演奏しましたが、全部ミラノの方言満載で殆ど私には理解出来ない内容ですが、歌あり役者全員特徴ありで楽しい演目です。多分品のない言葉もあるようです。お年寄りたちは当然この言葉を理解しており(若い人は知らない)、爆笑場面満載でした。また、役者さんもこの観客の反応を上手く答えたり、さすがです。私はいつもこの雰囲気が楽しく、出来る限りこれに参加 しています。1時間半くらいの長丁場でした。2016-02-mandorin-02

終了後、リンフレスコという軽い飲み物とお菓子や軽食が振る舞われました。お菓子は私が大好きなパネットーネで、クリスマスあとにスーパーのセールで安くなったパンに近いこのお菓子を毎日食べているほどです。演技者も演奏者、関係者が終わったあとの満足感に溢れた表情でお喋りして解散しました。

<生活編 家のインフラのトラブル>

新しいアパートに引っ越ししてすぐに、古い冷蔵庫が冷えないことに気づき、何と外気温より庫内は高い温度に。。大家さんに連絡して直ぐに新しいものに代えて貰い、やれやれと思ったもつかの間、今度は、突然電気が2回も落ち、ブレーカーを上げることで、すぐ電気は回復しましたが、その後ガスが出なくなってしまいました。地下にある電源室を見に行くとやはりガス給湯システムがダウンしていました。どうも、この電気が落ちたせいで、ガス給湯システムがセキュリティブロックされたようなのです。ガスの元栓のあたりに解除するものがないか探したのですが、見つからず大家さんに電話をして対応を求めました。しかし、大家さんも分からず。結局その日は暖房、料理、シャワー無しで早々に寝ることに。。。

2016-02-mandorin-03明くる日に、大家さんの息子さんが駆けつけてくれ、無事ガス元栓の近くにある小さなキャップを外して中にあったボタンを押したら、無事解除出来ました。このガス給湯システムは暖房も連携しており、便利でもありますがこういう事が起きると、全てが止まってしまうことが分かりました。幸い電気は使えたので、これで電気も回復しなかったらと思うと、休日の夜でしたし、ちょっと怖い経験でした。大家さんがバカンスで連絡取れない、直ぐに対応してくれない、といった話も良く耳にします。私の場合、直ぐ対応してくれる大家さんで幸運でした。その際、ガス栓のキャップが固くて廻しづらく、また同様のことが起きた時困ると思い、すぐ工具を調達しました。

そして、その日がすぐにまた突然訪れたのです。日本に帰る前日の20時過ぎにいきなりまた電気がダウン。ドアを開けて廊下を見ると、今度はなんとアパート全部の電気が落ちていました。これはどうしようも無く、待っているとお隣さんが帰ってきて、「どうするのでしょうか?」とお聞きしたら、「待つしかないわね」と一言。。。地下の電源室を見に行くと全戸が電気落ちてました。

原因は分からないし、どうして復旧したのかも分かりませんが、幸いに10分後くらいに突然復旧しました。そして、例の工具がデビューすることに。固いキャップをゆっくりと工具で廻して、自力でガスの解除を自分で出来ました!用意しておいて良かった。。。習熟しました。

2016-02-mandorin-04<道路事情>

ミラノは、市内のゾーンによってかなり駐車が規制されている場合があります。私は今のところ運転はしないので良く知りません。駐車場に入れる車はごくわずかで、大抵は路上駐車です。それも、歩道にも乗り上げます。しかし、私は引っ越した地域でなんと中央ラインに堂々と駐車する車を見てビックリ。こういうのはあり?よく追突されないものだと思います。時間的に長い駐車かどうか知りませんが、多いときは写真のように連なって駐車されています。とても?な光景です。夜間は長い車の中央分離帯と化します。

それから、「当たり屋」というのもあるそうで、故意に接触してこちらのせいにして、お金を取ろうとするものだそうです。長年イタリアに住む友人も夜、高速道路でこの事件に合いましたが、幸い現金を少ししか持ち合わせていなかったため、少ない被害で済んだそうです。やはり、日本人は狙われやすいとのこと。イタリア人は絶対に自分に非があっても謝らないらしいですから、これに対応するのはかなりの神経を要すると思います。これに限らず町中でも常に注意は必要です。日本以外の国はどこも同じかもしれません。。。