「イタリア マンドリン通信」 コンサート、発表会、レニャーノのパリオ

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<ブレーシャでのコンサート>

5月20日夜、ブレーシャ(Brescia)のプレアルピーノ(Prealpino)という町のある教会で、私の所属するArmonie in Pizzicoはコンサートを行いました。今回は、新しいメンバーの若手ギタリストが初演デピューし、彼のお友達も呼んでいて彼もとても嬉しそうでした。

この教会はサンタジュリアという名前で、建築は割と新しいものでした。幸い、満員のお客さまをお迎え出来、演奏スタート。リハの時から感じていたのですが、音響が悪く(教会は大体そうですが)他のメンバーの音が聞こえず、リズムを合わせるのが大変でした。結局ギターに合わせるしかなく、テンポの速い曲は実際観客にどう聞こえたかが、良く分かりませんでした。

1曲終わる毎に大拍手をいただき、最後はなんと観客全員がスタンディングオベーションで、ビックリしました!選曲が良かったせいもあります。皆さんが良く知っているクラシック曲以外にも、ジャズ&ポップの曲も大受けでした。実際演奏している私達も楽しかったですし、音楽は観客との連携ですからこれはとても大事なことですね。

コンサート終了後、リンフレスコ(Rinfresco)という教会側で用意してくださった軽食パーティに呼んでくださり、神父様の奥様やメンバーのお母様の心温まる手作りのパニーニ、ケーキ、ワインやジュース、果物等盛り沢山で、有り難く頂きました。私はこのリンフレスコがとても嬉しく、音楽を気に入ってくださり、その感謝の意味も含まれての歓迎の表し方がとても大好きです。日本にはない、感謝の一つですね。

特に神父様はとても喜んでくださり、終始笑顔で、自らスマホに録音されていた曲を私達に聴かせてくれたり、メンバー一人ひとりに廻りながら挨拶してくださり、その言葉を頂いただけで胸が一杯になりました。私達の演奏を気に入ってくださり、精一杯の感謝の気持ちをストレートに表してくださる教会のスタッフ皆さんの温かいお気持ちを十分いただき、ほっこりしながら教会を後にしました。

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<マンドリン発表会の参加>

2016-06-02-mandorin31-02毎週末に練習の為ブレーシャに行きますが、先生の西山さんが同じくブレーシャで歌とピアノを教えている日本人の先生と合同で発表会をすることになり、参加を聞かれました。10日ほど前。。。急で弾く準備も出来ていないのと、その翌日にバス旅行を予定していたので、お断りしておりましたが、その当日(土曜)レッスンのあと、急に欠席者が出たので、弾くことを依頼され、短い曲ならということで急遽参加することになりました。

出演者は下は8歳から上は73歳までと幅広い年齢層。。。イタリア人の皆さんの演奏はそれぞれ個性豊かで、ある少年のピアノはなんと自身の作曲だそうで、その落ち着いた演奏にもう引き込まれました。一方、年齢の高いマンドリンのトリオ演奏は、いかにも音楽を楽しんでいるといったもので、温かく心地よい時間を共有できました。色々な表現があるものだと感じました。勿論観客は温かい拍手を送ってました。

フィナーレは、若い日本女性がソプラノを披露。「まだまだ勉強中」と謙遜されていましたが、素晴らしい歌唱力と堂々とした歌いっぷりで、惜しみない大拍手のうちに発表会は終了しました。終了後はいつものリンフレスコで新しい人との出会いがあり、皆笑顔でお話が出来、とても有意義でした。

ミラノに戻ったのは、夜9時過ぎでしたが、翌日はバス旅行で盛り沢山の週末となりました。

<ツアー旅行参加>

北イタリア日本人会”主催のバスツアーに初めて参加しました。今回のツアーは、ミラノ郊外北にあるLegnano(レニャーノ)という町で行われるパリオ(Palio)という催しを観に行くというものでした。パリオはシエナが有名です。

以下、北イタリア日本人会の会報案内文より抜粋
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この町で840年前に「レニャーノの戦い」(Battaglia di Legnano)という歴史を変える戦いがあり、その様子を再現するために町中の人が8つのコントラーダに分かれて、代々決められた家族が王様お姫様その他中世の恰好をし、市内に位置するお城での花火大会、中世の食事会・骨董市・音楽会・遊びなど様々な催しが5月中を通して行われます。メインは、最終日曜日の5月29日に行われる全コントラーダの音楽と芸の行列とシエナのパリオの様な馬の競争です。
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2016-06-02-mandorin31-03しかし、残念ながら当日は前日の晴天から打って変わった大雨で嵐のような日となりました。。この何十年間で初めての雨だそうで、しかもひどい雷。当然パレードは中止となり、1年かけて準備をしてきた市民の方々はさぞ落胆されていると思います。お城の中で展示されているパリオの歴史とその豪華な衣装、携帯品の数々を説明を受けながら、鑑賞しました。とても素晴らしい衣装を着用しての様は、さぞ豪華で歴史の趣きを感じさせたであろうと想像だけしました。

その後、教会での出陣式は見られるというので、その衣装をまとっての各コントラーダ(地区)の代表がその旗と紋章の衣装をまとって出陣する様子を見ることが出来ました。皆の熱気が感じられ、雨で中止になったのは市民だけでなく、参加者の彼らにとっても当然残念だったろうにとと思いました。

今回のこのバスツアーは、事前にLegnanoの町の担当者とバスの駐車やガイドの協力を仰いだので、町の役所の担当者は、「こんなに日本人が40人もまとめて来てくれることのは初めて!」と大歓迎で、なんと新聞記者も取材に来ていたとのこと。田舎だから書くことないらしいとのこと(笑)ですが、私たちの訪問はこの町にとっての話題の一つとなったようです。北イタリア日本人会の役員さんも町長さんにお礼の挨拶に赴きました。

ランチは地元で知られている美味しいレストランで、パリパリのフォカッチャ・キアーナ牛のタリアータ(網焼きステーキ)とデザート!美味しくてもう大満足でした。パレードが中止になったので、急遽予定になかった別のアウトレットに移動して、約2時間買い物を楽しみました。様々なブランドが沢山あるとても魅力的なアウトレットでした。

雷雨の生憎の天候ではありましたが、北イタリア日本人会の担当者の方がたの細やかな配慮と機転のきいた対応は、至れり尽くせりのものでした。イタリアにいて暫くこんな対応は久し振りでしたし、全員で撮った写真が翌日には参加者に早速配信され、しみじみ日本流の技ありと実感しました。

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