第6回 日伊文化交流「夏のフェスタ2017」ご報告

ときに熱っぽく、ときにユーモラスな語り口の講演で参加者を沸かせた落合務シェフ

 7月1日、日伊協会主催による恒例の「夏のフェスタ2017」(共催:イタリア文化会館、後援:在日イタリア商工会議所、協賛:リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー)を、東京・九段のイタリア文化会館において開催いたしました。おかげさまで、参加者が約230名に達する盛会となりました。

 第1部前半は、達人シェフとして、そして日本イタリア料理協会会長として活躍なさっている落合務シェフによる「イタリアと日本の食文化について」と題した講演です。

修行時代の愉快で痛快な体験の数々、素晴らしい人たちとの出会いなどをユーモアたっぷりに語っていただくと同時に、食にとどまらないイタリアと日本の文化の相違点について紹介いただき、参加者はすっかり落合さんの世界に引き込まれました。

スリリングな演奏で会場を魅了したオッタビアーノ・クリストフォリ氏


 第1部後半は、オッタビアーノ・クリストフォリ氏のトランペット(ピアノ:高橋ドレミ氏)による4曲の演奏。輝かしく透きとおった音色に、誰もが大きな驚きと感動を受けたことと思います。暖かい人柄がしのばれる笑顔も印象的でした。

 第2部はラッフル(くじ付き募金券)抽選会。リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニーのご提供による日本・イタリア往復航空券をはじめ、数多くの景品のご提供をいただき、抽選会はおおいに盛り上がりました。

この募金は、日本からイタリアへの文化発信事業に助成する「日本文化奨励基金」を拡充することを目的としています。

 第2部の終わりには、テノール歌手の三浦幸未知氏によるピアノと歌唱指導により、全員でナポリ歌謡の『サンタルチア』を歌いました。

懇親パーティーの食事のメイン料理が登場! この頭はつくりものです、念のため


 第3部は、イタリア料理とワインを楽しみながらの懇親パーティーです。料理は、長本理事の監修のもとバール・デルソーレにお願いしました。

アンティパストとして3色のブルスケッタ、前菜3種の盛り合わせに始まり、プリーモはレンズ豆とパンチェッタのマッケローニ、セコンドは豚肩ローストをサルデーニャ風にミルト風味のソースを添えて提供されました。デザートは、ティラミス、カントゥッチーニ、カットフルーツ(ブラッドオレンジ)、そしてエスプレッソです。また、ご提供いただいたカンパリとワインが料理を一層盛り上げました。

 今回の企フェスタには、多くの方々に企画協力をいただいたほか、多くの企業・個人からラッフル賞品、飲物、食材、お土産品のご提供など多大の協賛をいただきました。ここにお名前を掲載して深く御礼申し上げます。(敬称略)

落合務、オッタビアーノ・クリストフォリ、高橋ドレミ、三浦幸未知、イタリア文化会館、在日イタリア商工会議所、株式会社リョービツアーズ トゥッタ・イタリアカンパニー、スルガ銀行、日本ユニシス株式会社、株式会社文芸社、小田原城カントリー倶楽部、Caruso 遠藤美紀子、株式会社資生堂、株式会社サンリオ、株式会社三笠会館、株式会社ジィエィインク、ヴィア・ガレリア、リスペクト・レコード社、イプシロン・インターナショナル株式会社、株式会社ワーナーミュージック・ジャパン、長野日伊協会、宮崎日伊協会、仙台日伊協会、北海道日伊協会、(公財)日本イタリア会館(京都)、篠利幸、長本和子、山手昌樹、サンペレグリノ&アクアパンナ、えひめ南農協、株式会社フォルトゥーナ(バール・デルソーレ)、企業組合かほくイタリア野菜研究会、高瀬物産株式会社、日欧商事株式会社、バリラジャパン、日本製粉株式会社

 最後になりましたが、ご参加いただきました方々に、改めて御礼を申し上げます。