マンドリン通信<イタリアコロナ事情><ミラノの充実した休日><日本人会本の市>

<イタリアコロナ事情>北イタリア日本人会会報情報

イタリア全土で増加傾向となっている。全国1日新規感染者数1 万人を超え、第4波に突入したと報じられる。1万人を超えるのは5月以来で、1週間の人口10万人当たりの全国感染者数は100人に達してきた。

昨年との違いは、入院患者や重症者数が少ないということで、これはワクチンの効果だとしている。実際スロベニアやクロアチアなど接種率の低い国は状況最悪となっており、オーストリアやオランダやドイツなど接種率低めの国でも急激に悪化、未接種者のみの行動制限や、グリーンパス運用再強化に踏み切る事態となっている。

・COVID-19グリーン証明書義務化の拡大
ホテル等宿泊施設内のレストラン、ジム・プール等の更衣室やシャワー、州間の電車、州及び地域(コムーネ)の公共交通機関でもCOVID-19グリーン証明書を義務化。
例外は12歳未満の子供、およびワクチン・キャンペーンの対象となっていない者。なお、州及び地域(コムーネ)の公共交通機関では、乗客のCOVID-19グリーン証明書
の所持確認はランダムに行われる。同措置は12月6日から発効。

感染再拡大で、緊急事態宣言12月末の期限の再延長の声が聞かれる。そうなると、グリーンパス運用も継続されそうだが、有効期間の短縮が見込まれる。ワクチンの効果が6ヶ月である程度下がることから、現在12か月間の有効期間を9ヶ月以下になった。更に偽陰性が多いとされる抗原検査での発行も問題となっている。

*ワクチン接種

イタリアの接種率は、EU内でも高く、1サイクル完了は12歳以上84.76%(12/6現在)。それでも感染再燃しているのは、接種後半年以上経過して、予防効果が下がってきているからだとしており、ブースター接種を推し進めている。現在40歳以上、ハイリスク者、医療従事者、ジョンソンエンドジョンソン接種した人も対象になっており、5ヶ月経過した日程で予約が始まっている。

*スーパーグリーンパス

グリーンパス運用再強化として、新しく「スーパーグリーンパス」となる。ワクチン接種の場合のCOVID-19グリーン証明書の有効期限を12ヶ月から9ヶ月に変更。追加接種を行った場合は、追加接種の日付から9ヶ月有効。また、有効なのはワクチン接種と治癒して陰性だったものだけとなり、48時間以内のPCR検査陰性証明はグリーンパス要件から外される。この措置は12月6日から来年1月15日まで。

日本からイタリア入国も都度変更があり、来伊される方は在イタリア日本国大使館HPを確認のこと。

在イタリア日本国大使館

—————————————————————————–

繁華街では外でのマスクをしてない人が多く、出来るだけ近寄らないことにしています。最近、密集する地域ではマスク義務が課されました。違反者は€400~3000の罰金。
今のところは警官がコントロールして注意しています。

<ミラノの充実した休日>

ミラノのオーケストラで親しいロシア人友人(Monza在住)から、ある土曜の夜に彼女のお気に入りの”Teatro dal Verme”でのヴァイオリンアンサンブルのコンサートに誘われました。私はミラノに来るなら私のお気にいりの和食屋さんでのランチ、その後秋の風情のミラノのセンピオーネ公園散策を提案し、彼女は喜んで賛成してくれました。

彼女は和食は余り経験ないのですが、いくつかの質問のあと、どれにしたかを聞くとなんと「豚骨ラーメンともずくの酢の物」でした。ラーメンは食べたことないので是非試したいと。「もずくは、海藻よね?」と聞かれたので、そうと答えそして甘酢味であると答えましたら「大丈夫!」の返事でした。

やはりイタリアのラーメンは熱々のものではないので、彼女もすぐ食べることが出来たようでした。両方ともかなり気に入ってくれて、一安心。お料理だけでなく、お店のゆったりした雰囲気や生け花にも賛辞を送ってました。

ランチの後は、センピオーネ公園まで私のお気に入りコースを案内しました。なかなか知らない土地で、知られた場所とは違う建物の佇まいや景色を楽しみつつスフォルツァ城に出て劇場に到着。なんと2時間も歩きました。

そして、コンサートは素晴らしいものでした。アンサンブルは「I Virtuosi Italiani」その名にふさわしい見事な演奏でした。そしてプログラムも1700-1800-1900年代の作曲家によるバラエティーある選曲、ゲストのクラリネット協奏曲には驚きの連続の演奏、最後の曲はミラノオーケストラでも一部取り上げている曲もありました。

そしてアンコールは2曲も演奏してくれ、もう拍手の大嵐でした。誘ってくれた友人に感謝で、久しぶりの興奮する内容で涙出そうでした。たったの10数ユーロのチケットでした。あ~音楽はやはりイタリアですし、ミラノはやっとコンサートが再開し始めましたから、この機会に沢山経験したいです。

<イタリア人気のどら焼きを作る>

イタリアではお寿司・ラーメンに続いて、どら焼き(Dorayaki)も人気です。アニメのどらえもんと樹木希林の映画「Le ricette della signora Toku」を見た影響で「餡」といえば、どら焼きらしいのです。

こちらでも日本人が作って販売しているPasticceriaがありますが、私も挑戦してみたくなり、4回位ネットで色々調べていくつかのレシピで作ってみました。イタリアの薄力粉は、ホットケーキ・パンケーキで試しましたが余り膨らみません。やはりどら焼きの皮も同様でした。本物のどら焼きと同様の皮は無理としてもあのしっとりとした、ふんわり甘い柔らかさに近づけるにはどうしたら良いのか?お砂糖にみりん・蜂蜜を入れるため、どうしても焦げやすく難しいですね。

一度焼き具合の成功した「どら焼き」をFacebookに掲載したら、凄い反響で驚きでした。今まさに人気なのです。マンドリン先生の西山さんも、日本語の授業でその映画を取り上げたら、皆が「食べたい!」コールで私にレシピを聞いてきました。

試行錯誤の末、なんとかまあまあの出来のどら焼きが出来ました。やはり厚い鉄板か銅のフライパンが良いらしいのですが、そこまで追求できません。

来月のクリスマスに、いつもの帰省(?)でCasertaに行きますが、早速どら焼きを掲載したFacebookを見た息子さんの一人が、餃子の他にどら焼きも作って!と書いて来ました。それまでには、なんとかレシピを確定したいと思っています。

<日本人会本の市>

11月20日に北イタリア日本人会開催の「本の市」に行きました。1年振りの開催で来場者は300名以上だったそうです。メールではスリッパ持参と書いてありましたが、まずほとんどの人が持参しておらず、日本人会が用意していた靴カバーを受け取ってました。イタリア人なら分かりますが、ちょっと「?」でした。余り気にかけてないのでしょうね。。

会員から集められた日本語の本が体育館にびっしり並べられており、見るのが大変でしたが1時間位じっくりと探しては手に取り、10冊ほどを購入しました。全部で€8。

あたりを見回すと、日本語堪能なイタリア人も多く、多分家族に日本人がいるのだろうと思いました。若いイタリア青年が手にしていた多くはやはりマンガでした。
そりゃ貴重でしょう!嬉しそうでした。

今回私は初めて参加しました。ロックダウン中にやはり日本語の本に飢えました。電子書籍も良いでのすが、PCで見るしかないので試しましたが、見づらくて私には向いてないと感じました。

私は余り重い内容は避けて、主にエッセイ集や軽い短編を選びました。でも最初に選んだ本は、カズオイシグロの小説でした。何故か、私に呼び掛けている気がして思わず手に取りました。何かを探しているとき、自分の思いが反応して見つける事があります。正にそれでした。少し分厚い文庫本ですが、わくわくしてます。

日本と異なり、部屋の照明は薄暗いのがヨーロッパの家ですから、夜は殆ど読書はしません。でも、スマホと本では疲れがまた違います。就寝前の本は軽いエッセイにして、昼間は小説かなと考えながら久々の読書を楽しみたいと思います。