クロナカ153号発行

日伊協会会報『クロナカ』2017年春号(通巻153号)が刊行されました。
会員の皆様に向けて発送中です。

今号は、前号に引き続いて「ナポリ」特集。
混沌と矛盾に満ちた、不思議な町ナポリの魅力をさらに深くえぐっていきます。
クロナカ153号表紙
冒頭記事は、『ナポリ建築王国 ―「悪魔の棲む天国」をつくった建築家たち』(鹿島出版会)の著者である河村英和さんが紹介する、ナポリのバロック建築案内。
ちょっと奇抜でかなり豪快な建物、門扉、噴水、開口階段(!)の数々を、地図入りで取り上げていきます。

もう1本の記事は、ナポリを舞台にした1954年の映画『ナポリの黄金(L’oro di Napoli)』にまつわる押場靖志さんの記事。
はたして「ペルナッキョ」とはいかなるものなのか?
このばかばかしさが笑い飛ばせれば、あなたとナポリの相性は◎間違いなし。

また、連載の「イタリアで花開く日本文化」は、今回で最終回となります。持丸さん、お疲れさまでした。今後も、連載以外で登場いただく予定です。

『クロナカ』は、日伊協会の会員以外の方にもお分けしております。
当サイトの「会報『Cronaca』一覧」ページの[お申し込み>>]ボタンをクリックしてお申込みください。

また、事務局に直接電話でお申し込みいただいても結構です。
その際は、「クロナカ2017年春号(153号)希望」とお伝えください。
tel. 03-3402-1632 (日伊協会事務局)
-------------------
【目次】 (表紙を含めて全24ページ、行頭の数字はページ番号です)
特集:ナポリ 表と裏(下)
4 ナポリ・バロック──最もナポリが輝いていた時代の建築 河村英和
10 ナポリの黄金 デ・フィリッポの《ペルナッキョ》 押場靖志
--+--+--+--+--+--+--
12 ジュゼッペ・トルナトーレ監督インタビュー(後編)
「日本とは神秘的なつながりを感じている」 石津文子
14 モスカテッロ・リポート 素顔のイタリア
「時は走り去る」を受け入れなくなったイタリア人
アントニオ・モスカテッロ、廣石正和(訳)
16 陣内がゆく コンカでのジェンマとの出会い 陣内秀信
17 BAR SPORT ノルチャの想い出(後編) 佐藤徳和
18 Yoshio AntonioのイタリアPOPS小辞典 磐佐良雄
ズッケロ、来日フルコンサート決定! 歴史的な公演になる!?
19 日伊協会 提携店のご紹介
20 イタリアのニュースから
22 イタリアで花開く日本文化(最終回) 持丸文恵
イタリア人が日本に旅行に来ると
23 恵贈図書
表紙 ナポリ市内 モンテサント駅付近  二村高史